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今年は一夜限り、バンクーバーの夜空を彩る「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」

「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」が7月31日、バンクーバーの真夏の夜空を彩った。

 毎年この時期に開催されていたバンクーバー夏の風物詩「Honda Celebration of Light」が資金難のため今年から中止に。そこで、今年限定でバンクーバー市が予算200万ドルを捻出し、一夜限りの花火大会を開催した。

 場所はいつも通りバンクーバー市ダウンタウン・イングリッシュベイ。BCデー3連休前の金曜日とあって、この日は23万人が詰めかけた。

 Symphony of Fireとして1990年に始まったバンクーバーの花火大会は、たばこ会社のスポンサーが禁止となり継続が危ぶまれたが、その後HSBCが引き受け、Hondaが引き継いで2025年まで、新型コロナウイルス禍で2回の中止を経て33年間続いた。しかし、連邦政府と州政府の支援が激減したことで恒久的な中止に追い込まれた。

 花火大会はバンクーバーの夏のイベントとして重要な役割を果たしているとして、バンクーバー市は来年以降、持続可能な大会運営を目指しているが、現時点では来年も開催されるかは不明。今年はケン・シム市長の動議によって市議会が予算捻出を決定した。今秋にはブリティッシュ・コロンビア州で地方選挙が行われる。

「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
「サマーライツ・イン・イングリッシュベイ」2026年7月31日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

(記事 編集部)

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ウエストジェット客室乗務員スト決行も1日で労使暫定合意

バンクーバー国際空港(File photo)。Photo by Japan Canada Today
バンクーバー国際空港(File photo)。Photo by Japan Canada Today

 カナダ第2の航空会社ウエストジェットの客室乗務員が8月2日にストライキを決行した。労使交渉が合意に至らず72時間前通告どおりのスト決行となった。

 その後、3日午前4時15分(山岳部標準時)にはウエストジェット社が労働組合CUPE Local 8125と暫定合意したと発表。ストライキは1日で解除された。暫定合意の内容は両社とも詳細を発表していない。

 7月31日から計画運休に入り、2日にストライキを決行したため、運航便の完全復旧には時間がかかるという。3日午後より運航が再開されている便もあるが、当面は混乱が続く。

 ウエストジェット社は欠航となった予約便の変更と、8月6日までの予約便については予約の変更・取り消しを無料で行うと発表している。

(記事 北野大地)

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客室乗務員スト8月2日に決行か、ウエストジェットは減便開始

WestJet (file photo)
WestJet (file photo)

 アルバータ州カルガリー市に本社を置くカナダ第2の航空会社ウエストジェットの客室乗務員労働組合CUPE Local 8125が7月30日、ストライキ決行72時間前を通告した。これにより、8月1日中に交渉がまとまらなければ、8月2日午前0時1分(山岳部標準時)からストライキが実施される。

 ストライキ通告を受け、ウエストジェット社は施設封鎖72時間前を通告。さらにストライキへの対応として31日から運航の減便を開始したと発表した。対象となっているのは737機材を使用している運航便。同社は予約便の確認を呼びかけている。

 また、8月4日までは無料での予約便変更や取り消しを受け付けていると発表している。

 両者とも交渉は続いており、まだストライキを回避できる可能性があるとしているが、期限は迫っている。

 昨年のエアカナダの客室乗務員ストライキでは、連邦政府が介入したが、労働組合はそれを無視してストライキを続けた。

 今回連邦政府が直接介入するかは不透明。現時点では両者の話し合いで解決するのが望ましいとの立場を示している。

 予約便がストライキによって遅延・欠航された場合は、カナダ政府が設定しカナダ運輸庁が運用している航空旅客保護規則(Air passenger Protection Regulations:APPR)によって、航空会社は利用者に代替の移動手段や、該当する場合には補償をしなければならないと定めている。

 ウエストジェット社はアルバータ州カルガリーと成田間に直行便を運航している。

(記事 北野大地)

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BC州、EV充電網を3倍超に拡充へ EV車普及加速も炭素税廃止との整合性に課題

ブリティッシュ・コロンビア(BC)州に設置されているBCハイドロの急速充電ポート。ノースバンクーバー市。
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州に設置されているBCハイドロの急速充電ポート。ノースバンクーバー市。
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州に設置されているBCハイドロの急速充電ポート。ノースバンクーバー市。
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州に設置されているBCハイドロの急速充電ポート。ノースバンクーバー市。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は7月21日、BCハイドロと連携し、州内の電気自動車(EV)向け公共充電ネットワークを大幅に拡充する計画を発表した。2035年までに3,500基の公共充電ポートを整備し、カナダ最大級の充電インフラ構築を目指す。総投資額は約7億ドル。

 現在、BCハイドロの急速充電ネットワークは州内190カ所に917基の充電ポートを展開しているが、EV利用者の増加を受けて増設を加速させる。新たな充電設備は主要高速道路沿線に約150キロごとに設置するほか、州政府は、CleanBC Go Electric Public Charger Programを通じて約1,800万ドルを投入し、先住民族コミュニティーや地方自治体、企業、非営利団体などによる充電設備整備も支援する。プログラムへの申請はすでに始まっている。

 BC州はカナダ国内で最もEV普及が進んでいる地域の一つ。カナダ統計局によるとBC州で2026年第1四半期に登録された新車の19.1%がEVまたはプラグインハイブリッド車だった。全国平均の10.8%を大きく上回っている。

 BC州でEV普及が進んだ背景には政府による長年の支援策がある。州は「The CleanBC Go Electric Passenger Vehicle Rebate」プログラム(2025年5月で中止)を通じて、EV導入や充電設備整備を支援してきたほか、新車販売の一定割合以上をゼロエミッション車販売とするという目標を設定している。2026年は26%。州政府によると、関連プログラムへの2011年からの累積投資額は6億6,000万ドルを超えているという。

 連邦政府は今年2月、EV購入補助制度「Electric Vehicle Affordability Program(EVAP)」を開始した。制度ではEV購入に最大5,000ドル、プラグインハイブリッド車購入に最大2,500ドルを支援する。政府は5年間で22億7,500万ドルを投じ、EV普及を後押しする方針だ。

 こうした購入補助と充電インフラ拡充の組み合わせにより、EV市場のさらなる成長が期待されている。車両価格の負担軽減と充電環境の改善を同時に進めることで、消費者のEV購入を後押しする狙いがある。

 一方で、温室効果ガス排出削減政策全体では後退している。背景には長引くインフレと中東情勢によるガソリン価格の高騰などがある。連邦政府は2025年4月1日に一般消費者向け連邦炭素税(consumer carbon price)を廃止し、その後EV購入補助制度を再開した。またBC州政府も連邦措置に合わせて州の消費者向け炭素税を終了した。

 炭素税は温室効果ガス排出にコストを課すことで行動変容を促す政策であり、EV補助金と並ぶ気候変動対策の柱とみなされている。そのため、政府がEV支援を強化する一方で炭素税を撤廃している現状が温室効果ガス削減が加速するかは疑問が残る。BC州政府は今回の充電網拡充について「温室効果ガスを削減し、運転するたびに家計の節約になる車を選びやすくなる」と説明している。

(記事 北野大地)

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米加を結ぶ新架橋ゴーディ・ハウ橋開通も契約内容に政府批判強まる

改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ
改修工事中のカナダ国会議事堂。オンタリオ州オタワ市。2025年4月3日。撮影 日加トゥデイ

 カナダとアメリカを結ぶ新たな国際物流の大動脈となる「ゴーディ・ハウ・インターナショナル・ブリッジ」が7月27日に開通した。北米最大級のインフラ事業として長年建設が進められてきたが、開通直前にはトランプ大統領の介入により両国間の政治問題へと発展した。

 デトロイト川に架かる全長約2.5キロの同橋は、オンタリオ州ウィンザー市とアメリカ・ミシガン州デトロイト市を結ぶ。建設・関連インフラ整備には約64億加ドルが投じられ、その費用はカナダが全額負担した。

 保守党政権下だった2012年当初協定では、橋の運営開始後に徴収される通行料金はカナダ側が受け取り、建設費の回収後にミシガン州と収益を分配する仕組みとなっていた。費用回収には数十年を要するとみられていた。

 しかし今年2月、トランプ大統領は「アメリカがカナダに与えてきたものに対して十分な補償が行われるまで、この橋の開通を阻止する」と主張。背景には、新橋の開通によって収益減少が予想される既存のアンバサダー・ブリッジ運営側によるワシントンへのロビー活動があったと報じられている。所有者は共和党系政治団体への献金者としても知られている。

 その後、開通はアメリカ側の要請により当初予定から延期され、米加両政府の間で再交渉が行われた。

 両国がまとめた新たな合意では、橋の運営から生じる純収益の半分をアメリカ側が設立・運営する地域経済開発基金へ15年間拠出する仕組みが導入された。さらに橋の通行料金改定についてもアメリカ側との協議を行う枠組みが設けられた。

 この収益分配についてはカナダ国内で批判が上がっている。橋はカナダの税金によって建設されたにもかかわらず、カナダ側の負担分を回収する前に収益の一部をアメリカ側に譲ることになったためだ。野党は「アメリカの圧力に屈した譲歩だ」として詳細な説明を求めている。

 マーク・カーニー首相は7月12日にカルガリー市で「カナダが負債を返済した後の純利益を折半する」と説明していたが、公開された文書には負債返済後という条件が明記されていなかった。その後の会見でミシガン州との契約のことだったが説明不足だったと釈明したが、その釈明にすら疑問が残ったままだ。

 カナダ政府は、今回の合意によって長年にわたり遅れていた橋の開通が実現し、北米サプライチェーンの強化や国境物流の円滑化につながると説明している。

(記事 北野大地)

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トランプ関税強化に反発 カナダ国民の7割が「対抗措置を支持」アンガス・リード調査

オンタリオ州オタワ市にあるアメリカ大使館の星条旗。2025年4月2日。撮影 日加トゥデイ
オンタリオ州オタワ市にあるアメリカ大使館の星条旗。2025年4月2日。撮影 日加トゥデイ

 カナダの世論調査会社アンガス・リード研究所(Angus Reid Institute)が7月27日に発表した最新調査によると、アメリカによる新たな50%の関税措置に対し、カナダ国民の多数が報復措置を支持していることが明らかになった。

 調査ではアメリカとの貿易摩擦への対応について、34%が「アメリカと同規模の対抗関税を課すべき」と回答、28%が「より限定的な対抗関税を実施すべき」と答えた。合わせて62%が何らかの対抗関税を支持しており、強硬姿勢を求める世論の強さが浮き彫りとなった。

 一方、「対抗関税は実施せず交渉を続けるべき」は19%にとどまり、「関税回避のためアメリカの要求に譲歩すべき」と答えたのはわずか7%だった。アンガス・リード研究所はカナダ国民の大多数が対米譲歩に否定的な姿勢を示していると分析している。

 政府への信頼感も揺らぎ始めている。マーク・カーニー首相と交渉チームがアメリカとの間でカナダに有利な合意をまとめられると答えたのは43%で、4月の51%から下落した。これに対し、カーニー首相がアメリカとの交渉で良い結果を導けるとは考えていないと回答したのは50%。うちカーニー政権ではトランプ大統領に対抗するのは難しいが26%、トランプ政権そのものが予測不能で交渉困難が24%だった。

 アメリカへの不信感も顕著となった。調査では75%が「トランプ大統領は合意を守らない」と回答、信頼するはわずか13%だった。

 こうした対米感情は消費者行動にも影響を及ぼしている。今回の調査では、関税問題を受けてカナダ国内で広がる「バイ・カナディアン(国産品優先)」の動きや、アメリカ製品の購入を控える意識も引き続き強いことが示された。

 特に今回の関税50%の理由として挙げられた、自動車、酒類、乳製品については、交渉がまとまり市場アクセスが拡大したとしても「アメリカ産は購入しない、おそらく購入しない」が自動車52%、酒類59%、乳製品70%。アンガス・リード研究所は、多くのカナダ国民が通商合意の成立の有無にかかわらず、アメリカ製品のボイコットを継続する意向を示していると報告している。

 ただ、政治的対応には地域差も見られる。オンタリオ州は同規模の関税「ドル・フォー・ドル」での対抗措置を支持し、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州は「重要鉱物へのアクセス制限」を示唆するなど、対抗姿勢を示している。一方でサスカチュワン州やアルバータ州はより柔軟な対応を支持している。

 国民の対米意識が強硬である一方、政治的判断は一枚岩ではない。酒類販売については、全国ほとんどの州でアメリカ産を棚から撤去しているが、アルバータ州とサスカチュワン州では販売している。オンタリオ州ダグ・フォード州首相やBC州デイビッド・イービー州首相は現状のままではアメリカ産酒類を販売再開する予定はないと断言している。

 今回の調査結果は、米加関係の緊張が続く中、国民が抱く対米警戒感が引き続き強いことを示した。関税50%の発動が予定される8月19日を前に、政府の対応は国民の信頼回復に向けた重要な局面を迎えている。

 調査は7月23日から25日にかけて、カナダ全国の成人1,790人を対象にオンラインで実施された。

(記事 北野大地)

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BC州で山火事広がり追加避難命令、ハイウェイ1も一部通行止め続く

ブリティッシュ・コロンビア州ピアレイク近くで発生した山火事。2026年7月27日。Photo from BC Wildfire Service
ブリティッシュ・コロンビア州ピアレイク近くで発生した山火事。2026年7月27日。Photo from BC Wildfire Service
ブリティッシュ・コロンビア州ピアレイク近くで発生した山火事。2026年7月27日。Photo from BC Wildfire Service
ブリティッシュ・コロンビア州ピアレイク近くで発生した山火事。2026年7月27日。Photo from BC Wildfire Service

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の山火事が猛威を振るっている。7月17日に州中南部トンプソン‐ニコラ地域クリントン村近くで発生した山火事が拡大。BCワイルドファイヤーサービスによると、ピアレイク山火事とフィフティナイン・クリーク山火事が7月25日に一つになり、山火事面積は27日現在で63,368ヘクタール(633平方キロメートル)となっている。

 27日には新たにクリントン村を含む4件の避難命令が出され、25日の1件と合わせてこの地域では5件となった。今後も山火事は広がる可能性があり、避難命令が出ている地域はもとより避難警報となっている地域でもすぐに避難できる体制を取るよう注意を呼びかけている。

 7月2日に発生したボストンバー近くのブランスウィック・クリーク山火事は7,397.2ヘクタール(74平方キロメートル)となり、引き続き、避難命令13件、警報2件が出されている。

 またトランスカナダハイウェイ1はホープとリトンの間のボストンバーを通るSpuzzum Creek RdとJackass Summit間45.2キロが現在も通行止めとなっている。ドライブBCはハイウェイ3かハイウェイ5を利用するよう呼びかけている。

 BC州の山火事は7月27日現在136件、避難命令は31件、避難警報は29件。

 カナダ環境・気候変動省によると、28日には山火事が発生している州中南部は雨の予報で、クリントン村周辺では8月1日にも雨が降る予報となっている。ボストンバーでも28日は午後から雨の予報だが、29日以降は再び晴れて暑い日が続く予報となっている。

633平方キロメートルに広がったピアレイク山火事。BC Wildfire Service ウェブサイトより
633平方キロメートルに広がったピアレイク山火事。BC Wildfire Service ウェブサイトより

(記事 北野大地)

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第50回パウエル祭、今年もイベント満載 プログラムの詳細発表

パウエル祭のキャラクター・ダルマが会場を歩き、ボードを手に来場者との記念撮影に応じて会場を盛り上げた。2025年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
パウエル祭のキャラクター・ダルマが会場を歩き、ボードを手に来場者との記念撮影に応じて会場を盛り上げた。2025年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
パウエル祭で最も盛り上がるイベントの一つ、相撲トーナメント。2025年8月3日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ
パウエル祭で最も盛り上がるイベントの一つ、相撲トーナメント。2025年8月3日、バンクーバー市。撮影 日加トゥデイ

 日系カナダ人コミュニティ最大のお祭り「パウエル祭」が2026年は8月1日、2日にバンクーバー市オッペンハイマー公園周辺で開催される。今年は第50回という記念開催となる。

 パウエル祭協会は今年のプログラムの詳細を発表。今年も例年通りに盛りだくさんだ。会場は、オッペンハイマー公園、バンクーバー仏教会、バンクーバー日本語学校、アレキサンダーとジャクソン通りに設定されたストリートステージ、それに、ファイアーホール。

 当日のオッペンハイマー公園周辺はジャクソン通りとアレキサンダー通りが通行止めになり、屋台やショップが今年も立ち並ぶ。

今年も天気に恵まれ、屋台が並ぶストリートは多くの来場者でにぎわい、飲食やクラフトの買い物を楽しむ姿が見られた。2025年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
今年も天気に恵まれ、屋台が並ぶストリートは多くの来場者でにぎわい、飲食やクラフトの買い物を楽しむ姿が見られた。2025年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 毎年人気の楽一神輿や相撲大会はもちろん、空手、合気道、居合道、剣術などの武道や、茶道、華道などの日本の伝統文化を楽しめる催しや、ステージでは、和太鼓、バンドなど演奏からよさこいやソーラン節のダンスまで、日本の楽しいお祭りが体験できる。

神輿の周りを多くの人が囲み、威勢のよい掛け声とともに練り歩いた。最後には観客から大きな拍手が送られ、会場は一層の熱気に包まれた。2025年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
神輿の周りを多くの人が囲み、威勢のよい掛け声とともに練り歩いた。最後には観客から大きな拍手が送られ、会場は一層の熱気に包まれた。2025年8月2日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 また今年はバンクーバー日本語学校の各階でさまざまな展示やワークショップが2日間途切れることなく行われ、楽しさと教養とを併せた催しが目白押しとなっている。

 詳細はパウエル祭協会ホームページの専用サイトに掲載されている。https://powellstreetfestival.com/psf-50/

第50回パウエル祭のマップ。Powell Street Festival Society ホームページより
第50回パウエル祭のマップ。Powell Street Festival Society ホームページより

(記事 北野大地)

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ウエストジェット、ストライキに備えて無料変更の対応を発表

WestJet (file photo)
WestJet (file photo)

 カナダ第2の航空会社ウエストジェット社は7月23日、1回に限り無料で予約の変更・取り消しに応じると発表した。対象となるは、2026年7月30日から8月4日までの予約便。

 同社は予約客に「今後の旅行計画に柔軟性と安心」を持てるようにするためと声明で発表している。

 Q400で運航されるウエストジェットEncore便と提携航空会社が運航するコードシェア便については「万が一の運航影響が発生した場合でも影響を受けない」としている。

 同社の客室乗務員約4,400人が加盟する労働組合CUPE Local 8125は7月15日に99.4%がストライキに賛成したと発表。早ければ8月2日にスト実施可能となる。同社は「引き続き交渉に積極的に取り組んでいる」と声明で発表している。

 カナダではバンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州をはじめ多くの州で8月1日から3連休で、ストライキが決行されれば多くの乗客に影響が出る。

 昨年8月にはエアカナダの客室乗務員がストライキを実施。3日間にわたり国内・国際線の全便が欠航した。

(記事 北野大地)

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猛暑に備える、BC州での注意ポイント

暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by Japan Canada Today
暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by Japan Canada Today
暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by The Vancouver Shinpo
暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by The Vancouver Shinpo

 メトロバンクーバーをはじめとするブリティッシュ・コロンビア(BC)州にも、真夏の暑さがやってきた。メトロバンクーバー、特にバンクーバー市などの海岸地域はこれまで真夏でも最高気温25度というのが普通だったが、最近では毎年予想外の高温に見舞われるようになっている。

 猛暑が続いたとき、高温警報が発令された場合に、どのような行動をとればいいか、どのような点に気を付ければいいのか、BC州政府の資料を基にまとめた。

猛暑について

 BC州での猛暑とは、日中や夜間の気温が高くなり、例年の標準を大幅に超えた状態。

 猛暑になると、熱中症などの体調不良や死亡の原因となるため、自分自身や家族、身近な人を守るための対策が必要となる。特に2021年のヒートドームを経験して以降、暑さへの対策は重要視されている。

 BC検視局の発表によると2021年は、6月25日から7月1日にかけてBC州を襲ったヒートドーム(極暑)が原因で595人が命を落とした。それらの死因のほとんどは、個人宅の室内温度が高すぎたことに起因している。

 日中や夜間の気温が通常より高く、猛暑が続き、熱中症や熱性疲労を起こす危険性が高くなったときに高温警報が発令される。

 警報は現在3段階。色分けで、最も軽い警報がイエロー、次がオレンジ、最も危険な状況を示すのがレッドとなっている。

 イエローは「危険な気象により、損害・混乱・健康への影響が生じる可能性があり、影響は中程度で、局所的または短期的」と定義され、警報としては「最も一般的」となっている。

 オレンジは「激しい気象により、重大な損害・混乱・健康への影響が生じる可能性が高い。影響は大きく、広範囲に及び、数日続く場合がある」。レッドは「非常に危険で、命に関わる可能性のある気象が極端な損害や混乱を引き起こす。影響は広範囲かつ甚大で、長期間に及ぶ」。オレンジもレッドも発令は「まれである」となっている。

 高温、強風、大気質などの自然災害に関する警報はこの3段階で示される。これまでは、高温注意報なら、BC州政府が「高温警報(Heat Warning)」「極暑緊急事態(Extreme Heat Emergency)」と定義していたが、今回の高温警報のように現在は「イエロー警報」として発令される。その上で、注意すべき項目を州政府が公表している。

 注意すべきことはこれまでと同じ。高温警報が出ているときは、涼しく過ごすための行動が必要。以下の点に注意して行動することを心がけたい。

 警報の3段階については全国統一で、イエロー、オレンジ、レッドとなっているが、高温警報については、各地域で高温の基準が違うため、各州・市の注意事項を確認する。

高温警報が出されたり、いつもより暑いと感じたら?

1.「涼」を確保する

  • 冷たい水で濡らしたタオルなどで体を拭く
  • 水分補給する、水を飲む(甘い飲料やアルコール飲料は脱水を引き起こすので注意)
  • エアコンがある場合はエアコンをつける
  • 涼しい場所に移動する。家の中の一番涼しい部屋や、エアコンがある家族・友人宅、もしくは、地域のクーリングセンターなどを利用する

2. クーリングセンターについて

 地域にある冷房設備を完備している公共施設がクーリングセンターに指定されている。

  • 図書館
  • コミュニティセンター
  • ショッピングモール
  • 映画館宗教施設

 詳しい住所は各地域の市役所ホームページに掲載されているので確認する。

3. 屋外で気を付けること

  • 屋外での活動をなるべく減らす
  • 買い物などの用事がある場合は、早い時間帯か遅い時間帯の涼しい時間を利用する
  • 涼しく風の通る日陰に入ったり、つばの広い帽子や肌を守る服を着たりして、直射日光をなるべく避ける
  • ミストステーションでクールダウンする

暑さの影響を受けやすい人、熱中症になるリスクが高い人

 自宅や住居施設にエアコンなどの冷房設備がない場合、猛暑の影響を受けやすい人は特に注意が必要。

  • 65歳以上のシニア
  • ひとり暮らしの人
  • 妊婦、乳幼児や子ども
  • 糖尿病、心臓病、呼吸器疾患などの慢性疾患がある人
  • 統合失調症、うつ病、不安神経症などの精神疾患がある人
  • 薬物使用における障がいがある人
  • 運動障がいや認知障がいなど、身体的または精神的な障がいを持つ人
  • 激しい運動をする人、暑い環境で仕事をしている人

 また、熱中症を引き起こすリスクが高くなる行為として、暑い天候の中で十分な水分補給をしない、アルコールや薬物の過剰摂取などがある。

熱中症の症状と対策は?

 暑さが原因の症状には、熱中症(Heat Exhaustion)と熱性疲労/重度の熱中症(Heat Stroke)がある。

熱中症(Heat Exhaustion)の症状

  • 皮膚の発疹
  • 多量の発汗
  • 吐き気や嘔吐
  • 呼吸と心拍が速くなる
  • 頭痛
  • 集中力の欠如
  • 筋肉のけいれん
  • 極端な喉の渇き
  • 濃い尿と排尿の減少
  • めまいや失神
  • むくみ(特に手足)
  • 倦怠感や脱力感

対処法

  • 涼しい場所へ移動する
  • 冷たいシャワーを浴びたり、冷たい水で体の一部を冷やす
  • 水で濡らしたシャツやタオルを身に着ける
  • 十分は水分補給をする(アルコール飲料は避ける)
  • 休息する

 専門家と話したいときは、8-1-1に電話すると看護師など専門家と話ができる。またシニアは、2-1-1も利用できる。どちらも日本語の通訳サービスがあり。

熱性疲労/重度の熱中症(Heat Stroke)

  • 発熱
  • めまいや失神
  • 皮膚が非常に熱く、赤くなる
  • 意識が混とんとする
  • 精神敏しょう性の低下
  • 意識不明

対処法

 一緒にいる人、近くの人が、すぐに9-1-1に電話し、救急救命士が到着するまで、顔や首を冷やすなどの手助けが必要。

 また、8-1-1に電話して看護師などと話すこともできる(日本語の通訳サービスあり)。

普段から心がけておくこと

 猛暑の時だけでなく、大雪や洪水など、天候による災害が起きたときに慌てないように普段から何かあったときのために、次のようなことを心がける。

  • あらかじめ何かあったときに連絡を取り合う仲間の連絡先を確保する
  • コミュニティセンターなどの場所を確認しておく
  • ひとり暮らしでいざという時に手助けが必要な場合は、様子を見に来てくれる人にお願いしておく
  • なにかあったときに必要な電話番号を控えておく

知っておくと役立つ連絡先

  • 9-1-1:救急
  • 8-1-1:症状などを看護師などの専門家に相談できる。日本語通訳サービスあり。英語で対応した相手にJapanese Pleaseと言ってリクエストできる。
  • 2-1-1:シニア向け相談窓口(日本語通訳サービスあり)
  • 3-1-1:バンクーバー市緊急リクエスト(通訳サービスあり)

BC州、バンクーバー市などが推奨する部屋の中を涼しくする工夫

 BC州政府や各市・機関が暑さ対策のために、室内をなるべく涼しく保つための方法を紹介している。「暑い時は、住まいを少し工夫するだけで、大きな違いが生まれます。あなたのニーズに合わせて、1つでも2つでも実行すると役立ちます」とのこと。

  • 窓用フィルムなどをつけて日差しを遮る。窓の外側に厚紙を貼るなどしても効果あり(カバーのない窓は家の内部の熱を2〜3度上昇させる)
  • カーテンやブラインドを閉める
  • 外気温が室内温度より低いときは窓やドアを開け、午前10時から午後8時までは窓を閉める。午後8時には開けて涼しくし、扇風機(台所や浴室の換気扇を含む)を使って家の中の涼しい空気を動かす
  • 扇風機で熱気を外に出し、一晩中涼しい空気を家の中に入れる
  • 室内の温度を正確に測るために温度計を用意する(暑さの影響を受けやすい人にとって31度以上は危険。26度以上になったら涼しい場所に移動する)

 暑さが続き、体調不良を感じたら無理せず、医療機関を受診するか、誰かに助けを求めることが大切。

BC州猛暑に関するサイトは以下を参照。

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カナダ政府、アメリカへの渡航勧告を緊急更新

オンタリオ州オタワ市にあるアメリカ大使館の星条旗。2025年4月2日。撮影 日加トゥデイ
オンタリオ州オタワ市にあるアメリカ大使館の星条旗。2025年4月2日。撮影 日加トゥデイ

 カナダ政府はアメリカへの渡航勧告を7月20日に緊急更新した。理由は現在アメリカで発生しているサイクロスポラ症による感染症の集団発生で、渡航は可能だが注意喚起している。

 感染症の原因はレタスとみられ、現在アメリカでは複数の集団感染が発生しているという。連邦・州レベルでの調査が進行中だが、汚染されたレタスはレストランや小売店に流通しているため、注意が必要としている。

 アメリカの疾病予防管理センター(CDC)によると今年5月1日から7月20日までに4,173件が確認され、さらに未確定の7,400件以上の症例を把握していると報告している。最も感染が確認されているのはミシガン州とオハイオ州で、カナダの国境からも近い。

 渡航勧告では、感染症を予防する手段として、野菜や果物を食べる場合には清潔で冷たい流水でよく洗うこと、洗浄済みとなっている製品でも食べる前には洗うこと、感染症が発生している州に旅行する場合は対象製品を加熱して食すことなどを挙げている。

 カナダ公衆衛生庁(PHAC)によるとサイクロスポラ症感染による症状は以下の通り。激しい下痢、吐き気、食欲不振、体重減少、けいれん、疲労などで、症状が出たらすぐ医療機関を受診するよう促している。

 PHACは現時点ではカナダ国内で同様の感染症は発生していないと発表している。

(記事 北野大地)

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トランプ大統領カナダに関税50%実施へ、アルコール販売禁止と乳業保護に反発

BCリカーの棚から消えた人気のアメリカ産種類。2025年2月2日。写真 読者提供
BCリカーの棚から消えた人気のアメリカ産種類。2025年2月2日。写真 読者提供

 アメリカのドナルド・トランプ大統領が7月20日、カナダからの輸入品に50%の関税を課すと発表した。アメリカ産自動車や酒類、乳製品の輸入をカナダが抑制していることへの対抗措置だという。猶予期間は30日で、発効は8月19日から。

 対象品目は500以上で、カナダ産酒類、乳製品から電気製品、アイスホッケーのスティック、クリスマスオーナメントまで多岐にわたる。ただし、カナダ・アメリカ・メキシコ協定(CUSMA)に基づく取引品目は対象外。さらに、石油、ガス、カリウム塩、魚類、重要鉱物には適用されない。

 カナダは現在アルバータ州とサスカチュワン州を除く多くの州で、アメリカからの酒類を酒店から撤去する対応を取っている。昨年アメリカがカナダに対して行った関税への対抗措置で、各州政府が独自に実施している。しかし、アメリカのワインやスピリッツなどを製造するメーカーへの打撃は大きく、アメリカからカナダへの輸出は州政府の対抗措置以降81%減少しているという。

 乳製品については、トランプ大統領はカナダのサプライマネージメント制度を問題視。アメリカからの輸入に制限がかけられていると主張している。

 アメリカが発表した主な関税対象品目は、酒類と乳製品のほか、はちみつ、枕用羽毛、生花、ビデオゲーム機やカメラなどの電子機器、合板、家具、香水、オフィス用品や学用品、アイスホッケーのスティック、セメントなど、多種多様な品目が対象となっている。

 これにより、カナダ国内の企業に大きな影響が出るとみられている。23日に記者会見したマーク・カーニー首相は、今すぐ対抗措置を発表することはないとしながらも「全てが選択肢として可能」と強調、「(カナダの)家族、労働者、企業を守り支えるために必要なことは何でも行う」と語った。

 カーニー首相は昨年首相に就任して以降、トランプ大統領との関税交渉のために何度も譲歩している。課税が決定していたデジタルサービス税の撤回、報復関税の引き下げ、大統領が要求する軍事費要求と国境警備強化への対応。しかし、これらの譲歩にも関わらず、ほとんど成果は得られていない。

 今回のトランプ大統領の関税は、アメリカでこれまで一度も使われたことがない大恐慌時代の関税法第338条を発動している。

(記事 北野大地)

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