ブリティッシュ・コロンビア(BC)州議会の最大野党BC保守党では、8月に入り議員の離党が相次いでいる。5月に就任したケリー=リン・フィンドレー党首を巡る党内対立が背景にある。
8月14日、党首選でフィンドレー氏と争ったピーター・ミロバー州議員(カムループス・センター選挙区)が離党した。24日にはイアン・ペイトン議員(デルタ・サウス選挙区)が、25日にはロザリン・バード議員(プリンス・ジョージ-バルモント選挙区)が続いた。ミロバー議員とペイトン議員は新たな政党を結成する意向を明らかにしている。
さらに26日には、ブレナン・デイ議員(コートニー-コモックス選挙区)とテレサ・ワット議員(リッチモンド-ブリッジポート選挙区)が党を離れた。
デイ議員は離党理由を、フィンドレー党首本人と主要スタッフや党内指導部の判断力、倫理基準に対する信頼を失ったと語った。
ワット議員の離党はSNS上の匿名アカウントが投稿したスクリーンショットが発端となった。投稿には、フィンドレー党首がワット議員について「中国共産党と関係がある」と述べたとされる内容が含まれていた。ワット議員はこれに反発、根拠もなくカナダへの忠誠心を疑問視されたとし、フィンドレー党首からの謝罪もなかったと主張した。
BC保守党ではフィンドレー党首の就任以来、州議員だけでなく、事務局長アンジェロ・イシドロウ氏など主要な幹部も党を去っている。
BC保守党は2024年の州議会選挙で44議席を獲得、消滅したBCユナイテッド(旧BC自由党)を支持していた保守層の受け皿となり最大野党となった。しかし以降は、ジョン・ラスタッド前党首やフィンドレー党首への反発、イデオロギーの違いの表面化など問題が続出。これまでに離党や除名などで党を離れた議員は12人。これには、現在州議会に議席を持っていないフィンドレー党首が補欠選に出馬できるよう、議員を辞職したリアン・ガスパー氏(アボッツフォード-ミッション選挙区)も含まれている。
(記事 高城玲)
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