
アメリカへの報復関税が発動した9月8日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州とアメリカとの国境検問所に新たな看板が設置された。
看板は2種類あり、いずれも州政府からのメッセージが書かれている。ひとつは「カナダのブリティッシュ・コロンビア州へようこそ!(カナダは)強く、誇り高く、51番目の州になることは絶対にありません。残念でした!」というもの。そして2枚目には「ポイ捨て禁止」「ヘラジカに注意」などの注意事項とともに、「優しさ≠弱さ」「51番目の州にはなりません」のサインが描かれている。
同州ビクトリア市で会見したデイビッド・イービー州首相は新看板設置について「BC州民を支援する姿勢を示す」ことが目的だと説明した。「これは非常にカナダらしいメッセージ。自信とユーモアがあり、そして何より明確。BC州はカナダの一部であり、カナダは売り物ではない」と改めて強調した。
イービー州首相は、カナダ・アメリカ両国での失業、企業倒産の可能性など、ドナルド・トランプ大統領がもたらした貿易戦争による厳しい現実に触れつつ、その対策として公共サービスの維持や州内の中小企業の支援を行うとし、さらに今後はヨーロッパやアジアとの貿易拡大に取り組むと述べた。
BC州民にはBC州産またはカナダ産の商品やサービスを選ぶよう呼びかけた。
(記事 高城玲)
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