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テイラー・スイフトさんコンサートで、バンクーバーで交通規制

バンクーバー・ダウンダウンはテイラー・スイフト一色に。2024年12月3日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
バンクーバー・ダウンダウンはテイラー・スイフト一色に。2024年12月3日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 グラミー賞受賞のスーパースター、テイラー・スウィフトさんのコンサートに伴い大混雑が予想されるため、会場周辺では道路閉鎖や交通機関の大幅変更が行われる。コンサートは12月6日から8日までブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市ダウンタウンのBCプレースで行われる。

道路状況

 以下は、6日から8日の正午から深夜まで閉鎖される。

  • ビーティ・ストリート(スマイス・ストリートとウエスト・ジョージア・ストリートの間)
  • パシフィック・ブルーバード(キャンビー・ブリッジの出口ランプとパット・クウィン・ウェイの間)
  • キャンビー・ストリート・ブリッジ北行き出口ランプ
  • ロブソン・ストリート(キャンビー・ストリートとビーティ・ストリートの間)

 以下は、乗客のピックアップ、ドロップオフ専用ゾーン

  • キャンビー・ストリートとハミルトン・ストリート(スマイス・ストリートとウエスト・ジョージア・ストリートの間)
  • パシフィック・ブルーバード(パット・クウィン・ウェイとケベック・ストリートの間)

公共交通機関

 6日から8日の間、コンサートに合わせてスケジュールが変更になり、バス、スカイトレイン、シーバスは増便される。

スカイトレイン:最終は、カナダラインが午前1時15分ウォーターフロント発、エキスポラインが午前1時16分ウォーターフロント発

シーバス:午後3時から最終の午前1時22分までは10分おきに出発

バス:必要に応じて増便されるほか、コンサート終了後、BCプレースとウォーターフロント駅を結ぶシャトルバス「スウィフト」を運行

ウエストコースト・エクスプレス:土曜日に特別便を運行。午後4時ミッション発、戻りはウォーターフロントを深夜発。

 なお、コンサート期間中には、BCプレースに隣接するロジャーズ・アリーナでNHLバンクーバー・カナックスの試合が、ロジャーズ・アリーナの東側コンコルド・パシフィック・プレースではシルク・ドゥ・ソレイユの公演が行われる。バンクーバー市当局は、移動の際には時間に余裕を持つほか、できるだけ徒歩や自転車、カーシェアリング、公共交通機関を利用するよう呼び掛けている。

(記事 編集部)

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バンクーバー・ダウンタウンで刺傷事件、犯人は警察に射殺される

バンクーバー市キャンビー通りにあるバンクーバー市警。Photo by The Vancouver Shinpo
バンクーバー市キャンビー通りにあるバンクーバー市警。Photo by The Vancouver Shinpo

 バンクーバー・ダウンタウンのコンビニエンスストアで12月4日、ナイフを持った男が現れ、人を刺す事件が起きた。

 現場はBCプレース近くのロブソン・ストリートとハミルトン・ストリート付近。バンクーバー市警察は午前11時30分ごろ、近くのレストランから「男がアルコールを盗み、さらにナイフを持っている」との通報を受けた。警察はバンクーバー中央図書館近くのセブンイレブンで武装した容疑者を発見。男は警察の銃撃を受けて負傷、病院に運ばれたが死亡した。

 この事件で、1人が手をナイフで刺され、もう1人が顔にけがを負った。警察によると、いずれも命に別条はないという。

 報道ではセブンイレブンの外にいた目撃者の話として、容疑者はカウンターの後ろにある煙草を盗もうとしたと伝えている。店員に止められると、ナイフを持ち出し、男性を刺そうとした。男性が逃げたため容疑者は代わりに女性を刺した。また警察による容疑者への銃撃は10発だったとしている。

 この事件に関しては容疑者が死亡したため、一般市民による警察の監視団体Independent Investigations Officeが調査を進めている。

(記事 編集部)

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動物保護団体がメトロバンクーバーで放置されたラマ8頭を保護

 動物保護団体BCSPCAは11月28日、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州サレー市南部でラマ8頭を保護したと発表した。うち1頭は4カ月の赤ちゃんだという。

 SPCAによると動物管理局員からラマが放置されているようだとの連絡を受けたという。多くは毛が伸びすぎてひどくもつれ、爪も伸びた状態。さらに屋内に入れない住環境で、飲み水は水たまり、付近に食料は見当たらなかった。保護されたラマはサレー市内にあるSPCAの小屋に移された。

 現在、SPCAは獣医にラマの毛の処置について相談しているという。毛が伸びすぎると皮膚炎の原因になるため毛刈りが必要だが、ラマはまだスタッフを警戒していて毛を刈れる状態ではないという。さらに今の時期は気温が低いため毛刈りには適さず、獣医の指示次第では冬の間は毛を刈ったラマをブランケットで覆うことも検討している。

 SPCAは近くラマの引き取り手を募集する予定。ラマは社交的かつ群れで暮らす動物のため1頭だけでの飼育は難しいが、ヤギ、羊、馬などほかの動物と暮らすことはできる。日常の世話は、ブラッシング、最低年に1回の毛刈り、爪切りなど。さらに良質な干し草と清潔な小屋が必要。

(記事 編集部)

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氷点下20度の中を50日間行方不明のハイカーが自力で生還

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州北部で、雪の中を50日間も行方不明となっていたハイカーが奇跡的に生還した。

 サム・ベナスティックさん(20歳)は10月7日、1人でフォート・セント・ジョンから北西約250キロメートルにあるレッドファーン・ケイリー州立公園に向かった。10日間のキャンプの後、10月17日に帰宅する予定だったが戻ってこなかったため、家族が警察に届け出た。

 ボランティア120人に加え、警察犬やヘリコプターによる捜索が行われたが、ベナスティックさんの行方は全く分からなかった。現地の気温は氷点下20度以下で積雪もあり、生存が危ぶまれていた。

 事態が急転したのは11月27日。同公園近くで仕事に向かっていた男性2人が、ベナスティックさんを発見した。RCMPによると、ベナスティックさんは車で数日間過ごした後、山沿いのクリークまで歩いて行き、そこで10〜15日間キャンプをしたという。その後、乾いた川岸にシェルターを作りながら谷を下り、公園近くのトレイルで通りかかった車に助けを求めて救助された。

(記事 編集部)

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トランプ氏、カナダからの輸入品に25%課税と言及

 アメリカ次期大統領ドナルド・トランプ氏は11月25日、自身のソーシャルメディアで大統領に就任した際には、カナダとメキシコからの全ての輸入品に25%の関税をかけると言及した。カナダとメキシコが違法薬物や不法移民への対策を打ち出さない限り、大統領就任式が行われる2025年1月20日から開始するとしている。

 アメリカはカナダにとって最大の貿易相手国。さらにアメリカ・メキシコ・カナダ協定のもとで3カ国間の貿易においては多くの輸出入品は免税となっている。そのため25%関税の発表はカナダ国内に衝撃を与えた。カナダドルは一時急落し、専門家はインフレの加速や成長率の抑制、サプライチェーンへの影響などを懸念している。

 中でもカナダからアメリカへの輸出でトップを占める原油やガス、またアメリカ・カナダ間を何度も行き来する自動車部品については大きな打撃を受けるとみられている。

 ジャスティン・トルドー首相は25日、トランプ氏と電話会談したことを明らかにした。さらにオンタリオ州ダグ・フォード州首相などとも電話で会談し、27日には各州の州首相と緊急会議を行った。フォード州首相は今回の措置について「家族に心臓を一突きされたようなもの」と憤りを示している。

(記事 編集部)

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バンクーバーにスキーシーズン到来!昨シーズンより早くBC州のスキー場が軒並みオープン

ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーの北側にそびえるノースショアの山々。File photo by Japan Canada Today
ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーの北側にそびえるノースショアの山々。File photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のスキー場が、最近の降雪のおかげで軒並みシーズンの幕開けを迎えている。

 バンクーバー市の北側に位置するノースショアのサイプレス・マウンテンは11月22日にオープンした。23日時点で2つのリフトと5コースがオープン、積雪は125センチとなっている。クロスカントリーは24日にオープンした。

 グラウス・マウンテンは23日に今季の幕を開けた。積雪は23日時点で106センチ。毎年恒例のクリスマスイベント「Peak of Christmas」も22日から開催している。

 昨年、BC州のスキー場はエルニーニョ現象による暖冬のため雪不足に見舞われた。しかし今冬はラニーニャ現象により通常より気温が低くなると予想されている。サイプレス、グラウスとも、今年は昨年よりも約2週間も早いオープンとなった。

 ノースショアのもうひとつのスキー場シーモア・マウンテンは、12月13日オープン予定。しかしトボガン・エリア、チュービング・エリアは、23日にオープンした。

 またスキーリゾートのウィスラーではブラッコム・マウンテンが予定より1日早い21日に、ウィスラー・マウンテンは22日にオープン。BC州内陸部のカムループス市に近いサンピークススキー場も23日から今シーズンがスタートした。

(記事 編集部)

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クリスマス前にGST免税、ホリデーシーズンに向け連邦政府が支援策を発表

Parlament, Ottawa, Canada; File Photo by Japan Canada Today

 ジャスティン・トルドー首相は11月21日、ホリデーシーズンの到来を前に物価高にあえぐ国民に向けた支援策を2つ発表した。

 ひとつは「GST/HSTホリデー」という免税措置。連邦政府がかける消費税GST(Good & Service Tax)5%、もしくはHST(Harmonized Sales Tax:連邦と州の消費税を合わせた税制で州により税率は異なる)が特定の商品に限り免税となる。12月14日から来年2月15日までの期間限定。対象項目は以下の通り。

  • 調理済み食品:ベジタブルトレー、サラダ、サンドイッチなど
  • レストランのメニュー:店内飲食、テイクアウト、デリバリーいずれも対象
  • 菓子類:チップス、キャンディーなど
  • アルコール飲料:ビール、ワイン、サイダーなど
  • 子ども用衣料、靴、カーシート、おむつ
  • 子ども用玩具
  • 本、新聞(紙)、パズル
  • クリスマス・ツリー

 これによりカナダ国内では全ての食料がGSTなしとなる。政府の試算によると、対象商品を2,000ドル購入した場合、約100ドルの節約になるという。政府は「GST/HSTホリデー」に160億ドルを見込んでいる。

 もうひとつは「ワーキング・カナディアンズ・リベート」と称する250ドルの支援。2023年の労働収入が15万ドル以下の国民が対象で、約1870万人が2025年春頃に受け取れる予定。この「リベート」には46億8,000万ドルを見積もっている。

(記事 編集部)

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車で故意に海に進入した男が条件付き釈放

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー郊外のポートムーディー市で、バラード湾に車で入水した男が有罪判決を受けた後、条件付き釈放となった。

 ジョワン・ファワーズ被告は今年3月、同市ロッキーポイント・パークのボート進水用斜面から車で海に進入した。その様子をアメリカの人気ストリーマー、エイディン・ロスさんがライブ配信。しかし進入前に同被告にフルネームを言わせた後、「エイディン・ロスはこれについて責任を負いません」と話していた。

 ファワーズ被告は車が沈む前に脱出し、ロスさんは「レッカーサービスが来たらお金を送る」と話した。その後、被告は現場で逮捕された。

 同被告は9月に5,000ドル以下の器物破損で有罪判決を受けた。事件当初、「車のブレーキがきかなかった」と話していたが、その後の警察の調べにより、エイディン・ロスさんから1万米ドルを提示されて故意に車を進入させたことが分かった。

 11月20日に裁判所はファワーズ被告に条件付き釈放を認めた。これは、裁判所が定めた条件に見合えば犯罪歴を免れることができるもの。同被告には1年の保護観察のほか、100ドルの罰金が課せられた。またポートムーディー市に修繕費約3,000ドルの支払いと、コミュニティサービス30時間を来年5月までに完了することを命じられた。

 同被告の弁護士は今回の事件について被告が「恥ずかしく思い、後悔している」と話している。

(記事 編集部)

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カナダポスト労働組合がストライキに突入、郵便物の収集配達が停止

カナダポストの郵便ポスト。File photo by Japan Canada Today
カナダポストの郵便ポスト。File photo by Japan Canada Today

 カナダの郵便収集配達が全面停止した。11月15日からカナダの郵便事業を担うカナダポストの労働組合カナディアン・ユニオン・オブ・ポスタル・ワーカーズ(CUPW)がストライキに入った。

 労働組合は今月12日にストライキ前72時間通告を出していたが、ギリギリまで交渉は行われ、ストライキ回避の可能性もあった。

 しかしカナダポストが提示した「4年で11.5%の給与引き上げ、年金の保証、仕事の保証、福利厚生」などの条件にCUPWはそれでは不十分だとしている。組合は「カナダポストは我々が抱える新たな未解決の問題を解決する意思を示す必要がある」と声明で発表した。

 連邦政府スティーブン・マッキノン労働大臣は15日午前中にケベック州モントリオール市で記者団に「政府介入の予定はない」と語った。ストライキに入る前に、連邦調停和解サービス(Federal Mediation and Conciliation Services)の事務局長を特別調停人として任命したという。

 CUPWはカナダポストで働く約55,000人を代表する労働組合。来秋には連邦選挙も控えている。

 ブラック・フライデーやクリスマス商戦の真っただ中で、郵便事業の完全停止はビジネスや国民に大きな影響を与える。11月12日には政府介入でようやくバンクーバー港やモントリオール港の施設封鎖による操業停止が解除され、港からの積荷が動き出したばかり。

 カナダポストは15日に声明を発表。「ストライキ期間中は郵便物や小包の処理・配達は行われず、一部の郵便局は閉鎖される。すでに投函された品目についても影響は避けられず、新規の品目は受け付けていない」としている。

 ただし、カナダ児童手当(Canada Child Benefit)、老齢年金(Old Age Security)、カナダ年金(Canada Pension Plan)など、給付小切手はスト期間中も配達される。

 両者は引き続き交渉を続けている。

(記事 編集部)

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バンクーバーとモントリオールの港湾施設封鎖に政府介入も組合は反発

バンクーバー市ウォーターフロントにあるカナダ最大の貨物港バンクーバー港。Photo by Japan Canada Today
バンクーバー市ウォーターフロントにあるカナダ最大の貨物港バンクーバー港。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州とモントリオール市の港湾で、労使交渉による操業停止が長引いている問題について連邦政府が介入することとなった。

 スティーブン・マッキノン労働大臣は11月12日、記者会見でカナダ労使関係委員会に各港湾の即時操業再開と、拘束力を持つ調停交渉を命じたことを発表した。同大臣はBC州の港湾、モントリオール港ともに交渉は袋小路に入っていると述べ、操業停止がサプライチェーンや雇用に深刻な影響を及ぼしているだけでなく、カナダの貿易相手国としての信用を失墜させているとの懸念を示した。

 カナダ第2の規模のモントリオール港では部分的ストライキが続いていたが、労働組合が会社側の提示案を拒否したため、11月10日から施設封鎖となっていた。

 BC州では約700人の現場監督を代表する労働組合インターナショナル・ロングショア・アンド・ウェアハウス・ユニオン(ILWU)Local 514が11月4日からのストライキ実施を通告していたが、対抗策として会社側のBCマリタイム・エンプロイヤーズ・アソシエーション(BCMEA)が施設封鎖を実施した。11月9日には調停による話し合いが行われたが数時間で決裂し、その後の交渉スケジュールは決まっていなかった。

 グレーターバンクーバー商工会議所によると、BC州の港湾操業停止による影響は1日あたり約8億ドル。11月12日時点で約61億ドルに上ると試算している。

 しかしILWUは今回の措置について、政府がBCMEAを一方的に擁護するものだとして反発。政府介入は憲法の定めた団体交渉権やストライキを行う権利を侵すものだとし、法廷で争う姿勢を見せている。

(記事 編集部)

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BC州で鳥インフルエンザの人間への感染を確認、カナダ国内で初

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で、カナダ国内初の鳥インフルエンザ(H5N1)の人間への感染が確認された。

 11月12日、BC州衛生管理局長ボニー・ヘンリー博士は州内で10代の若者が重度の呼吸困難で入院していることを発表。13日にカナダ公衆衛生局(PHAC)は、この10代が鳥インフルエンザに感染していることを認めた。

 鳥インフルエンザは通常、野生または飼育されている鳥の間で感染するが、ほかの動物や人間が感染することもある。アメリカではすでに40例以上の人間への感染が確認されているという。アメリカ疾病予防管理センターによると、ほとんどの感染はカリフォルニア州で発生、乳牛を経由しているという。

 BC州当局では現在、今回の感染経路について調査を進めている。また濃厚接触者についても検査や抗ウイルス薬などの感染防止措置が取られている。ただPHACは「感染経路の特定は難しく、判明しないこともある」と声明で説明している。

 PHACは、鳥インフルエンザの人間への感染は「非常に稀」で、現在のところ公衆衛生上の危険性は低いとしている。そのうえで感染防止策として、野生動物や鳥(死骸も含む)に触れないこと、ペットを動物の死骸に触らせないこと、畜産農業に従事する人は個人用保護具を利用することを呼び掛けている。

(記事 編集部)

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カナダ政府、TikTokにカナダ国内での事業停止を通告

 カナダ政府は11月6日、国家安全保障への懸念から人気動画アプリTikTokに対し、カナダでの事業を停止するよう通告した。トロント市(オンタリオ州)とバンクーバー市(ブリティッシュ・コロンビア州)にあるTikTokのオフィスの段階的縮小を命じた。

 連邦政府フランソワ・フィリップ・シャンパーニュ革新・科学・産業大臣は、今回の措置について国家安全保障の見直しから表面化した情報と証拠、カナダの情報機関の助言に基づく判断としている。詳細には触れられないと前置きし「連邦政府が国家安全保障のためにこのような措置を取るのは、深刻な事態であるということをカナダ国民は理解するはずだ」と述べた。

 一方で連邦政府は今回の措置がTikTokへのアクセスを制限するものではないと強調。同アプリの利用は個人の選択だとしている。ただしシャンパーニュ大臣はTikTokを利用する場合はリスクを考えるようにと話している。

 TikTok利用者のデータは中国政府に入手される可能性があると一部の専門家は指摘している。カナダ安全情報局は若者を中心にカナダ国民にTikTokを警戒するよう呼び掛けてきた。2023年2月にはカナダ政府は政府機関の電子機器によるTikTok利用を禁止している。

 今回の通告に対し、TikTok側は法的措置を取ると話している。

 またカナダ国内の利用者からは不満の声も上がっている。

(記事 編集部)

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バンクーバー・ダウンダウンはテイラー・スイフト一色に。2024年12月3日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

テイラー・スイフトさんコンサートで、バンクーバーで交通規制

 グラミー賞受賞のスーパースター、テイラー・スウィフトさんのコンサートに伴い大混雑が予想されるため、会場周辺では道路閉鎖や交通機関の大幅変更が行われる。コンサートは12月6日から8日までブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市ダウンタウンのBCプレースで行われる。 道路状況  以下は、6日から8日の正午から深夜まで閉鎖される。 ビーティ・ストリート(スマイス・ストリートとウエスト・ジョージア・ストリートの間) パシフィック・ブルーバード(キャンビー・ブリッジの出口ランプとパット・クウィン・ウェイの間) キャンビー・ストリート・ブリッジ北行き出口ランプ ロブソン・ストリート(キャンビー・ストリートとビーティ・ストリートの間)  以下は、乗客のピックアップ、ドロップオフ専用ゾーン キャンビー・ストリートとハミルトン・ストリート(スマイス・ストリートとウエスト・ジョージア・ストリートの間) パシフィック・ブルーバード(パット・クウィン・ウェイとケベック・ストリートの間) 公共交通機関  6日から8日の間、コンサートに合わせてスケジュールが変更になり、バス、スカイトレイン、シーバスは増便される。 スカイトレイン:最終は、カナダラインが午前1時15分ウォーターフロント発、エキスポラインが午前1時16分ウォーターフロント発 シーバス:午後3時から最終の午前1時22分までは10分おきに出発 バス:必要に応じて増便されるほか、コンサート終了後、BCプレースとウォーターフロント駅を結ぶシャトルバス「スウィフト」を運行 ウエストコースト・エクスプレス:土曜日に特別便を運行。午後4時ミッション発、戻りはウォーターフロントを深夜発。  なお、コンサート期間中には、BCプレースに隣接するロジャーズ・アリーナでNHLバンクーバー・カナックスの試合が、ロジャーズ・アリーナの東側コンコルド・パシフィック・プレースではシルク・ドゥ・ソレイユの公演が行われる。バンクーバー市当局は、移動の際には時間に余裕を持つほか、できるだけ徒歩や自転車、カーシェアリング、公共交通機関を利用するよう呼び掛けている。 (記事 編集部) 合わせて読みたい関連記事 バンクーバーにスキーシーズン到来!昨シーズンより早くBC州のスキー場が軒並みオープン 一度は着てみたい「HAYAMA SUNDAY」 デザイナーの杉本伸子さんインタビュー~バンクーバー・ファッションウィーク2025春夏