アメリカのドナルド・トランプ大統領は8月27日、五大湖の1つでカナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州の間に位置するオンタリオ湖(Lake Ontario)を、「アメリカ湖(Lake America)」に改名する大統領令に署名した。
カナダとアメリカは8月21日に貿易協議が決裂。22日にマーク・カーニー首相はアメリカとの「貿易戦争に突入した」との認識を示した。直後からアメリカはオンタリオ湖をアメリカ湖に改名することを示唆する内容をSNSに投稿した。
カーニー首相はSNSで、オンタリオ湖という名称は先住民ウェンダットの「湖は美しい、湖は大きい」という言葉に由来すること、その歴史はカナダ連邦成立やアメリカ独立宣言よりも古いこと、オンタリオ湖は、今も、そしてこれからもオンタリオ湖だと投稿した。
オンタリオ州ハミルトン市ではダグ・フォード州首相が8月29日、「Lake Ontario Now and Always(今も、そしてこれからもオンタリオ湖)」と記された看板を披露した。
アメリカでは、グーグルが大統領令を受けて8月29日にアメリカ国内のグーグルマップ・ユーザー向けにオンタリオ湖を「アメリカ湖」と表示すると発表した。ただしカナダでのユーザーには引き続き「オンタリオ湖」と表示される。9月1日にはアップルの「アップル・マップ」も続いた。
一方ロイターによると、Reuters/Ipsosの調査では、63%のアメリカ人がオンタリオ湖の改名に反対、賛成はわずか14%だったという。
(記事 高城玲)
合わせて読みたい関連記事

























