BC州政府、ワールドカップ費用を最高7億2900万ドルと予測

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は5月29日、バンクーバー市BCプレースで開催されるFIFAワールドカップの費用について最新の試算を発表した。

 政府によると開催にかかる総費用は6億8,500万〜7億2,900万ドル。昨年の試算5億3,200万〜6億2,400万ドルから増加した。費用増加の主な理由は、安全・警備計画の具体化、FIFAファン・フェスティバルの費用見積もりの更新のためと説明。総費用を7億2,900万ドルとして計算すると1試合あたりの平均費用は約1億400万ドルとなる。

 最大の支出項目は安全・警備費で見積額は2億4,200万ドル。ただし、金額は今後変動する可能性がある。決勝トーナメント1回戦(ベスト32)と2回戦(ベスト16)の試合に出場するチームによって必要な警備体制が変わるためという。その他の費用では、BCプレースの改修費に1億7,800万から1億8,500万ドルがかかる見込み。

 一方で予想収入も増加。昨年の試算4億4,800万~4億7,800万ドルから5億9,500万~6億1,500万ドルへと引き上げられた。この中には連邦政府からの拠出金2億1,600万ドルも含まれている。主要な財源の一つは「主要イベント市・地域税」。2023年からバンクーバー市内のホテルで宿泊料金に2.5%を上乗せして徴収されている。

 今回の試算では納税者が負担する純費用は9,000万〜1億1,400万ドル。昨年の予測は8,500万〜1億4,500万ドルだった。

 大会主催者側はワールドカップによって今後5年間でBC州のGDPが10億ドル押し上げられると予測している。

(記事 高城玲)

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