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飲酒しながらカヌーに乗った男性、逮捕される

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州内陸部のクリスティナ・レイクで、酔っ払った状態でカヌーに乗っていた男性が逮捕された。

 事件が起こったのは6月29日。通報を受けたグランド・フォークスRCMP(連邦警察)は、クリスティナ・レイク消防署の助けを借り、ボートに乗って、酔っ払っていた51歳の地元男性との接触を試みた。しかし男性は、警察の指示に従うことを拒否したという。

 その後、男性はドックに戻ったものの、警察の指示を拒否し続けたため、警察は男性をカヌーから連れ出したと説明。男性は拘束されてグランド・フォークス署に移送された後、取り調べを受けた。酔いが冷めた後に釈放され、9月13日に裁判所に出頭する予定だという。

 BC州の法律では、車の飲酒運転の規則がそのままボートにも適用される。血中アルコール濃度が0.08より高い状態で船舶を操縦するのは違法となる。

 また、カナダの刑法では、アルコールやドラッグで酩酊しているときに乗り物を操縦したり、それを補佐したりすることは、犯罪と定められている。「乗り物」は自動車、船、飛行機、鉄道で、ボートもそれに含まれる。カナダ赤十字によると、ボートによる死亡事故の65%近くがアルコールに関係しているという。

(記事 編集部)

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BC州南西部にキャンプファイヤー禁止令

赤色で記された地域が、キャンプファイヤーが禁止となった地域。Map from BC government website
赤色で記された地域が、キャンプファイヤーが禁止となった地域。Map from BC government website

 BC Wildfire Serviceは7月4日、Coastal Fire Centreにカテゴリー1のオープンファイヤー禁止令を発令した(ハイダ・グァイ・フォレスト・ディストリクトを除く)。これにより、7月7日の正午から、メトロバンクーバー、フレイザー・バレー、シー・トゥ・スカイ地域、バンクーバー島を対象に、同地域でのキャンプファイヤーが禁止された。

 禁止令は、人的要因による山火事を防ぎ、公共の安全を守るための措置としている。最長10月31日までだが、状況によっては早く解除されることもある。違反者は1,150ドルの違反切符を受けるか、裁判で有罪判決を受けた場合、最大10万ドルの違反金または懲役1年が課される。

 この禁止令に先立ち、当局は7月5日に、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の干ばつの状況について言及。夏にかけて状況はより深刻になり、山火事のリスクを高めると警告している。BC River Forecast Centreによると、BC州全体の干ばつレベルは現在、4段階のうちの3か4で、メトロバンクーバーやサンシャインコーストはレベル4。最も危険な状態となっている。

(記事 編集部)

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BC州の港湾労働者スト続く、カナダ経済に懸念

バンクーバー市ウォーターフロントにあるカナダ最大の貨物港バンクーバー港。Photo by Japan Canada Today
バンクーバー市ウォーターフロントにあるカナダ最大の貨物港バンクーバー港。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の港湾労働者のストライキが続き、カナダ経済への影響が懸念されている。

 約7,400人がストライキに入ったのは7月1日。港湾労働者組合(International Longshore and Warehouse Union:ILWU)と雇用者団体(B.C. Maritime Employers Association:BCMEA)の間で、賃金や請け負い、自動化などについての労使交渉が行き詰まっている。7月6日にはILWUメンバーがデモを行い、BCMEAに対し、調停のテーブルに戻るよう呼びかけた。

 ストにより影響を受けているのはBC州内約30の港。カナダで最大の取扱量を誇るバンクーバー港もそのひとつ。同港はカナダとアジア太平洋地域を結ぶゲートウェイとして、年間1億4,200万トンの貨物を扱っている。またBCMEAによると、同協会加盟のターミナルは、2020年度のカナダ貿易品の16%を扱っており、GDPの27億ドルを占めている。

 ストライキが長引けばBC州だけではなく、カナダ全体の経済に大きな影響が出ると懸念する経済界からは、カナダ政府に対して政府の介入を要請しているが、シームス・オレガン労働担当大臣は「両者が交渉で解決することがベスト」として介入には消極的な発言をしている。

(記事 編集部)

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カナダ政府「グロセリー給付金」の給付開始

Image photo by Japan Canada Today
Image photo by Japan Canada Today

 カナダ政府が低中所得者を対象とした「グロセリー給付金」の支払いを開始した。対象となる国民には7月5日に給付される。

 この給付金は、実質的にGST/HST税額控除の倍増であり、今年の連邦予算で承認された。これは食料品価格上昇への対応を目的としているため「グロセリー給付金(grocery rebate)」と名付けられているが、食料品に使用するかどうかは自由。特に使い道が限定されているものではない。

 政府はこの給付金に25億ドルを計上、国内で約1,100万人が対象となる。

 GST/HST税額控除という位置づけのため、給付対象となるには2021年分のタックスリターンを2022年に申告していることが条件。

 受け取る金額は、2023年1月時点の家族構成と2021年分タックスリターンの世帯所得によって決定されるとカナダ政府のウェブサイトで説明している。

 給付金受け取りのために申請をする必要はなく、カナダ歳入庁(CRA)に登録している還付金受け取り方法(銀行振込、もしくは小切手郵送)で対象者に自動的に給付される。

対象者の給付額は以下の通り。

大人一人世帯の場合

$234(子どもなし)
$387(子ども1人)
$467(子ども2人)
$548(子ども3人)
$628(子ども4人)

大人二人世帯の場合(配偶者、コモンローパートナーがいる場合)

$306(子どもなし)
$387(子ども1人)
$467(子ども2人)
$548(子ども3人)
$628(子ども4人)

(記事 編集部)

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BC州、シニアや社会的弱者の人々にエアコンを無償提供

暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by Japan Canada Today
暑さ対策に設置されたMisting Station。消火栓から水を引いたシャワーが辺りを涼やかに。2022年7月26日リッチモンド市。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は6月27日、BCハイドロとの新たなパートナーシップによるエアコン提供プログラムを発表した。1,000万ドルを投入し、3年で8,000台のエアコンを、シニアや身体的に脆弱な人、低所得者に無料で提供する。

 エイドリアン・ディクス保健大臣は同プログラムの背景として、気候変動による極端な気温の上昇が、今後さらに頻繁に起こるだろうとし、その影響を最も受けるのは社会的弱者と話した。

 2年前の2021年6月末、BC州はヒート・ドームに襲われ異常な高温となり、619人が犠牲となった。BC州検死局の報告書によると、死亡者のうち90%が60歳以上、半数以上が一人住まいだったという。そして多くが一つ以上の慢性的な健康障害を抱えていたと報告している。

 無料エアコンの申請者にはアセスメントが行われるほか、保健当局などからの紹介も受け付ける。また、関連するプログラムとして、BCハイドロでは住宅用顧客を対象に、特定の省エネタイプのエアコン購入に際し、50ドル引きとなるリベート制度を実施している。

 BCハイドロのクリス・オライリー社長は、通常より10度から15度も気温が高かった今年5月の熱波を引き合いに、「エアコンはもう『贅沢品』ではない」と述べ、エアコンを必要な人に提供することは非常に重要だと話した。

BC Hydroへの申請はこちらから。https://www.bchydro.com/powersmart/residential/rebates-programs/savings-based-on-income/free-product-install-and-advice.html

(記事 編集部)

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トロント市長にチョウ氏、初の中国系市長の誕生

オンタリオ州トロント市。File photo by Japan Canada Today
オンタリオ州トロント市。File photo by Japan Canada Today

 カナダ最大都市の市長に中国系カナダ人のオリビア・チョウ氏が就任した。6月26日に行われたオンタリオ州トロント市長選でチョウ氏が約38%を獲得して勝利。2位のアナ・ベイラオ氏をわずか3万票差で下した。

 チョウ氏はトロント市議会の元市議で、市長選に挑戦したのは2014年に続いて2回目。2005年には新民主党(NDP)から連邦選挙に挑戦し、当選。夫は元NDP党首ジャック・レイトン氏。2011年選挙で俗にいう「オレンジ旋風」を巻き起こしNDPを野党第一党までに押し上げた。

 チョウ氏は勝利宣言で、「トロント市民は変化を求めていることを示した」と述べ、「より思いやりがあり、より安全で、経済的に住みやすい都市を築くために、努力は惜しまない」と語った。トロント市は、高騰する住宅問題、治安、借金など多くの問題を抱えている。できることはオンタリオ州と一緒に力を合わせていきたいとも語った。

 これで、ジョン・トーリ前市長の下で13年続いた右寄り政治から脱却することになる。同じく右寄りの進歩保守党オンタリオ州ダグ・フォード州首相と協力していけるか注目される。

バンクーバーに続いてトロントでも中国系カナダ人市長誕生

 昨年ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で行われた地方選挙でバンクーバー市長に就任したのは中国系カナダ人ケン・シム氏。バンクーバー史上初の中国系市長として注目を集めた。

 続いて、カナダ最大都市トロントでも中国系カナダ人市長が誕生した。女性の市長は3人目という。

 シム市長はビジネス界からの転身だが、チヨウ市長(66)は1992年にトロント市議に当選して以来、国会議員も務めたベテラン政治家。13歳の時に両親ともに香港からトロントに移民してきたという経歴を持つ。

 カナダ3大都市の2つで中国系市長誕生にカナダの多文化主義を感じる結果となった。

(記事 編集部)

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BC州2選挙区での補欠選挙はNDPが圧勝

David Eby sworn in as premier of British Columbia on November 18, 2022 at The Musqueam Community Centre. Photo from Province of BC flickr
David Eby sworn in as premier of British Columbia on November 18, 2022 at The Musqueam Community Centre. Photo from Province of BC flickr

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の2選挙区で6月24日、補欠選挙が行われた。結果はBCNDP(BC新民主党)が両選挙区で圧勝に終わった。

 補欠選挙が行われたのは、バンクーバー島ビクトリア市近郊のLangford-Juan de Fuca選挙区と、バンクーバー市のVancouver-Mount Pleasant選挙区。Langfordは前BCNDP党首ジョン・ホーガン氏、Mount Pleasantは元大臣のメラニー・マーク氏が、辞職したことに伴い実施された。

 両選挙区ともBCNDPが強い選挙区で、Langford-Juan de Fucaはラヴィ・パーマー氏が53%を、Vancouver-Mount Pleasantはジョアン・フィリップ氏が68%を獲得して圧勝した。パーマー氏は28歳、BC州議会で最も若い議員の誕生となった。

 野党は、LangfordではBC保守党(Conservative Party of B.C.)が20%を獲得して次点に、BCグリーン党が18%で3位、BC自由党から名称を変更したBCユナイテッドは9%で4位に終わった。

 ただVancouver-Mount Pleasantでは、BCユナイテッドが2位と健闘したが、獲得したのはわずか13.7%。以下、グリーン党が3位、BC保守党が4位となった。両選挙区とも最下位はBC共産党(Communist Party of B.C.)で、両選挙区で約1%しか獲得できなかった。

 今回の大勝を受けて、解散総選挙も考えているかの問いにデイビッド・イービー州首相は「いま、解散総選挙は考えてない」と一蹴した。

 これで議席では、NDP57、BCユナイテッド27、グリーン党2、無所属1。

 BCユナイテッドとして初めて臨んだ選挙で大敗したケビン・ファルコン党首は、声明を発表し、新名称になって2カ月で臨んだ選挙にしては健闘したと胸を張った。NDPが強い両選挙区での今回の結果は与党に隙があることが垣間見えたとし、「次の2024年10月の総選挙に向けて、早めの名称変更が間違いでなかったことを証明した」と次の選挙を見据えた。

(記事 編集部)

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ハイキング中に行方不明になった16歳、54時間後に無事発見される

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州のゴールデン・イヤーズ州立公園で、行方不明になった16歳少女が54時間後に無事発見された。

 リッジメドウRCMP(連邦警察)によると、エスター・ウォンさんが行方不明になったのは6月27日。4人グループでイースト・キャニオン・トレイルから展望台まで歩き、午後2時45分頃に展望台を離れたが、キャンプサイトに戻る途中で、グループリーダーがウォンさんがいないことに気づいたという。

 グループのメンバーが付近を探したが、ウォンさんは見つからなかった。そのため、Ridge Meadows Search and Rescue(RMSAR)が夜通し捜索したほか、近隣のレスキュー隊ボランティアも協力。ヘリコプター、警察犬、警察のドローンなども捜索に加わった。

 ウォンさんの安否が懸念されたが、6月29日夜にイースト・キャニオン・トレイルから自力で公園外に出たウォンさんが無事発見された。行方不明になってから54時間がたっていたが、蚊に刺された以外にけがなどはなく、救急隊員によるチェックを受けたあと、両親と自宅に帰った。

 RMSARは、険しく、たくさんの木が生い茂ったゴールデン・イヤーズの地形が捜索を難しくしたと話すとともに、「バックカントリーで道に迷ったら、危険がない限り、そこから動かないように」と強調した。

 リッジメドウRCMPは、バックカントリー・ハイキングに行くときは、誰かにトリッププランを伝えていくこと、その中には、どこに行くのか、いつ行っていつ帰ってくるのかなどの情報を含めること、それに、10の必需品を携帯するよう呼び掛けている。

RCMPによりバックカントリー・ハイキングに行くときに携帯する10の必需品

  • Flashlight and spare batteries(懐中電灯と予備の電池)
  • Extra food and water(予備の食料と水)
  • Extra clothing(予備の衣服)
  • Navigational aids(ナビゲーション・エイド)
  • Fire starter(ファイヤー・スターター)
  • First Aid kit(ファーストエイド・キット)
  • Emergency shelter(緊急用のシェルター)
  • Sun protection(日よけ)
  • Pocket knife(ポケットナイフ)
  • Signaling device(信号を送る機器)

(記事 編集部)

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BC州のK〜G9のレポートカード、レター・グレードを廃止

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の公立校では、2023年〜24年度から、レポートカードの評価方法が変わる。全てのキンダーガーテン(K)から9年生(Grade9)の生徒は、従来のレター・グレード(A〜Fのアルファベットによる評価方法)ではなく、「proficiency scale(習熟度スケール)」で評価を受けることになる。

 習熟度スケールでは、アルファベットの代わりに、「emerging」「developing」「proficient」「extending」の4つの言葉で評価され、教師のコメントで補足される。10年生(Grade10)から12年生(Grade12)の生徒には、大学など高等教育機関の入学要件に対応するため、従来どおり、レター・グレードとパーセンテージによる評価が行われる。

 習熟度スケールは、2016年にスタートしたカリキュラム現代化プランにあわせて、パイロット・プロジェクトとして導入されていた。現時点で、BC州の約半数の生徒が、この方法で評価を受けているという。CTV電子版によると、Rachna Singh教育大臣は新しいシステムに関して、生徒が良い成績を取るためではなく、各教科についてより理解を深めるために役立つとしている。

 一方で、多くの保護者たちがオンライン上などで習熟度スケールに対し、「主観的」「明確でない」といった懸念を示している。

(記事 編集部)

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BCフェリー、夏の運休について注意を呼びかけ

BC Ferry to Victoria, British Columbia; Photo by © Japan Canada Today
バンクーバーからビクトリアへ向かうBCフェリー。 Photo by © Japan Canada Today

 BCフェリーは6月22日、今夏予想されるフェリーサービスの運航キャンセルに備えるよう注意を呼びかけた。

 同社は今年に入って1,200人という記録的な新規雇用を行ったが、それでもスタッフ不足は解消されていないという。5月には、ボーエン島とホーシュー・ベイ(ウエストバンクーバー)をつなぐ便が半日に渡って運休されたほか、22日にもスタッフ不足で2便がキャンセルされた。850人の新規採用を行った昨年もクルー不足による運休が300回発生した。

 同社社長兼CEOのNicolas Jimenez氏は、この先どのくらいの新規雇用が必要なのか、またこの夏予想されるキャンセル数については分からないと話す。それぞれの船舶は必要なスタッフ数が定められているが、バックアップ・スタッフがいないのが現状で、それが問題になっているという。スタッフ不足は、特にバンクーバー島側の港のスワーツ・ベイ(ビクトリア)とナナイモで顕著だとしている。

 同社は夏の増便を予定しており、現時点から9月のレイバー・デイ(9月第1月曜日)にかけて、260万台の車両と700万人の乗客の利用を予想している。そのため、賃金増加などでさらなる人材雇用を目指すとともに、乗客には事前予約とオフピーク時の利用を呼びかけている。

BCフェリーウェブサイト: https://www.bcferries.com/

(記事 編集部)

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オーガニック・ブラックベリーがリステリア菌汚染の可能性によりリコール

Recalled 365 Wholefoods Market brand Organic Blackberries (frozen). Photo from Health Canada
Recalled 365 Wholefoods Market brand Organic Blackberries (frozen). Photo from Health Canada

 カナダ食品検査庁(Canadian Food Inspection Agency)は6月22日、365ホールフーズ・マーケット・ブランドのオーガニック・ブラックベリー(冷凍)をリステリア菌汚染の可能性があるとしてリコールしたと発表した。同商品はブリティッシュ・コロンビア(BC)州とオンタリオ州で販売されている。

 同庁サイトによると、リステリア菌(リステリア・モノサイトゲネス)に汚染された食品は、見た目やにおいは腐敗していなくても、病気になる可能性があるという。

 感染症状としては、嘔吐、吐き気、発熱、筋肉痛、激しい頭痛、首のこわばりなど。妊婦、高齢者など免疫力が低下している人が特に感染しやすく、感染した妊婦はインフルエンザのような軽い症状しか出ないこともあるが、早産や新生児の感染、死産につながることもある。重症の場合は死亡することもあるという。

 対象商品によって体調が悪くなった場合は医療機関を受診する。また、対象商品を購入している場合は、消費、提供、使用、販売、配布を行わないこと、捨てるか購入した店舗に返品するよう呼びかけている。

(記事 編集部)

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トロント市長選目前の世論調査トップはChow氏、候補者は100人以上

オンタリオ州トロント市。File photo by Japan Canada Today
オンタリオ州トロント市。File photo by Japan Canada Today

 カナダ最大都市トロントの市長を選ぶ選挙が6月26日に実施される。メインストリートリサーチが6月22日に実施した世論調査によると、現在トップはOlivia Chow氏で30%支持を得ている。

 ただ、前市長John Tory氏が支持を表明した元副市長Ana Bailão氏が22%で急速に追い上げている。3番手にはAnthony Furey氏が13%に付けている。

 Chow氏はNDP(新民主党)の元国会議員で、2011年の選挙でNDPを野党第一党に押し上げた故ジョン・レイトン氏の夫人としても知られる。2014年にも市長選に挑戦したが3番手に終わった。

 トロント市では昨年市長選が実施されたばかりだが、今回は今年2月にTory氏が元スタッフとの不適切な関係が明るみに出て辞職したため実施されることになった。

 その立候補者数は102人。報道によると市長の椅子を実際に争うのは7人という。上記3人以外には、Brad Bradford氏、Mitzie Hunter氏、Josh Matlow氏、そして、元トロント市警察初の黒人警察署長Mark Saunders氏の名前が挙がっている。

 2014年からトロントを率いてきたTory氏を後を誰が引き継ぐのか。102人のプロフィールはこちらで確認できる。

(記事 編集部)

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