バンクーバー・ダウンタウンイーストで歩行者をはねた警察官が起訴される

 バンクーバーのダウンタウン・イーストサイドで約1年前にパトカーで歩行者をはねた警察官が起訴された。

 事件が起きたのは昨年9月の早朝。Vancouver Area Network of Drug Users(VANDU)がオンライン上でシェアした防犯カメラ映像によると、ヘイスティングス・ストリートの真ん中に立っていた歩行者に黒い警察車両が近づき、歩行者を避けることなくはねた。歩行者は10メートルほど飛ばされ、大けがを負った。現在も入院中だが、詳細は明かされていない。

 運転していた警察官のジャック・ザオ容疑者は、過失運転、スピード違反など3件で9月8日に起訴された。

 警察車両がどのくらいのスピードで走っていたのかは不明。VANDUは昨年9月、この車両は30キロの制限速度を超えるスピードで走っていたとの認識を示した。バンクーバー市警察は当初、この車両が進行中の事件現場に向かうところだったかどうかを明らかにすることも拒否していた。しかし、この車両はサイレンもライトもつけていなかった。

 ブリティッシュ・コロンビア州検察は、起訴内容については容疑者とは無関係なベテラン法廷弁護士の承認を受けたとしている。

 ザオ容疑者は、9月28日にバンクーバーの州裁判所に出廷する予定。

(記事 編集部)

合わせて読みたい関連記事