オミクロン株から派生したXBB.1.5、BC州で12件 

 新型コロナウイルスのオミクロン株から派生したXBB.1.5が、ここ数週間、世界各地で広がっている。世界保健機関(WHO)はXBB.1.5について、これまでで最も強い感染力を持つとしており、1月5日時点で、29カ国で発見されている。

 カナダ公衆衛生局(Public Health Agency Of Canada)は、1月4日時点でカナダ国内におけるXBB.1.5の感染者数を21人と発表。ブリティッシュ・コロンビア(BC)州内では、バンクーバー・コースタルヘルスとフレイザーヘルスで、合わせて12人が確認されている。

 アメリカではXBB.1.5感染者が急速に増えており、米国疾病管理予防センター(U.S. Centers for Disease Control)は、今後まもなく、XBB.1.5が、新型コロナの全感染者数の約4割を占めるだろうと予測している。

 シティニュース電子版のインタビューに対しVancouver Infectious Disease Centreの Brian Conway博士は、XBB.1.5は感染力が高いものの、重症化しやすいという証拠はないと話している。また、XBB.1.5にはワクチンが効きにくいと言われているが、やはり一番効果的なのはワクチンによる予防だとも述べ、ワクチン接種を促している。

(記事 編集部)

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