
韓国代表スーパースター擁するLAFCとの西カンファレンス首位攻防戦は引き分けに終わった。FIFAワールドカップのため3カ月ホームから遠ざかっていたバンクーバー・ホワイトキャップス。この日BCプレースには4万人が詰めかけた。
8月1日(BCプレース:40,086)
バンクーバー・ホワイトキャップス 1-1 ロサンゼルスFC
試合序盤から圧倒的に押していたホワイトキャップスだったが、37分、一瞬の隙をつかれLAFCソン・フンミンが決め先制する。ホワイトキャップスは後半も徹底的に攻めるがゴールに結びつかず。しかし76分、ミュラーがPKのチャンスに確実に決めて同点。試合はそのまま引き分けた。

「ソンのゴールは一瞬の隙をつかれた」
GK高丘陽平は「ほとんど自分たちがゲームを支配していた」と振り返った。しかしLAFCがずっと守りを強いられる中でカウンターを狙っているのが分かっていながら「一瞬の隙をつかれてしまった」と反省。良い選手が揃っているチーム相手にあのような場面も抑えることが大事と語った。
ソレンセン監督は「全体としては良い試合だったと思うが、相手のすばらしいゴールでやられた感じはあった。ああいうゴールをどうやって止めるかっていうのはいつも話し合っていることではあるが」と高丘と同様の見解を示した。オフサイドになった幻のゴールも含め、試合序盤に何度もゴールチャンスがあったが、決めきれなかった。監督は相手の守りがよかったと語ったが、「選手にしてみれば良い試合運びをしているのに1点を追いかける展開になってストレスだったと思うが、焦らずにいいバランスでプレーできていた」と選手をねぎらった。

チームは7月後半にレギュラーシーズンが再開して以来、まだ勝ち星がない。この日は終始攻めていただけに勝ち点3がほしい試合だった。高丘も「勝ち切るチャンスもあったと思うので、決め切って勝ち点3を取れるチームにならなければ」と悔しがった。
首位攻防が引き分けたため、順位は変わらず、勝ち点34で並ぶも試合数が少ないホワイトキャップスが西カンファレンス首位を堅持、LAFCは2位。3位には1ポイント差でサンノゼ・アースクエイクスが追い上げている。
3カ月ぶりのBCプレース、韓国ファンも多く
ホワイトキャップスには4月25日以来のホームゲームとなった。BCプレースが6月11日から7月19日まで開催されたFIFAワールドカップのバンクーバー会場となったため、5月は全試合を、7月もレギュラーシーズン2試合をアウェイで戦った。
久しぶりのホームゲームに「4万人くらい入って雰囲気も良かった」と高丘。ただ「人工芝が新しくなっていたので多少やりづらさはあった」と笑った。
この日はW杯出場を終えたばかりの韓国代表ソン・フンミンがプレーするとあって、会場には多くの韓国ファンが詰めかけた。前半にソンがゴールを決めると会場から大歓声が起きた。
8月はリーグスカップ開幕で強硬な試合日程が続くも「準備はできている」と高丘
W杯も終わりようやく再開したMLSレギュラーシーズンだが、8月はリーグスカップが開幕する。MLSとメキシコのリーガMXに所属する3カ国2リーグ36チームによるトーナメント。ホワイトキャップスは4日、7日とBCプレースで、11日にメキシコで試合がある。勝ち進むと8月25日以降に準々決勝が始まり、9月6日に3位決定戦、決勝が行われる。
その合間を縫うようにMLSレギュラーシーズンの試合が予定され、8月は1日の試合も含めて8試合がある。9月も同様で、キャップスはカナディアン・チャンピオンズシップが2試合あり7試合が予定されている。リーグスカップで予選を突破すればさらに試合は増える。
それでも高丘はW杯でチームがオフの時にリフレッシュしながら、「体を動かしながらコンディションはキープしていたのでいい感じで体は作れていると思います」とこれからの過密スケジュールに向け「準備はできている」と笑顔を見せた。
8月のホームゲーム(https://www.whitecapsfc.com/)
8月4日 7:30pm アトランテ(メキシコ)リーグスカップ
8月7日 7:30pm フアレス(メキシコ)リーグスカップ
8月19日 7:30pm ヒューストン・ダイナモFC
8月22日 6:30pm FCダラス

(取材 三島直美/写真 斉藤光一)
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