カナダ政府、アメリカへの渡航勧告を緊急更新

 カナダ政府はアメリカへの渡航勧告を7月20日に緊急更新した。理由は現在アメリカで発生しているサイクロスポラ症による感染症の集団発生で、渡航は可能だが注意喚起している。

 感染症の原因はレタスとみられ、現在アメリカでは複数の集団感染が発生しているという。連邦・州レベルでの調査が進行中だが、汚染されたレタスはレストランや小売店に流通しているため、注意が必要としている。

 アメリカの疾病予防管理センター(CDC)によると今年5月1日から7月20日までに4,173件が確認され、さらに未確定の7,400件以上の症例を把握していると報告している。最も感染が確認されているのはミシガン州とオハイオ州で、カナダの国境からも近い。

 渡航勧告では、感染症を予防する手段として、野菜や果物を食べる場合には清潔で冷たい流水でよく洗うこと、洗浄済みとなっている製品でも食べる前には洗うこと、感染症が発生している州に旅行する場合は対象製品を加熱して食すことなどを挙げている。

 カナダ公衆衛生庁(PHAC)によるとサイクロスポラ症感染による症状は以下の通り。激しい下痢、吐き気、食欲不振、体重減少、けいれん、疲労などで、症状が出たらすぐ医療機関を受診するよう促している。

 PHACは現時点ではカナダ国内で同様の感染症は発生していないと発表している。

(記事 北野大地)

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