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BC州の白いグリズリーベア「ナコダ」交通事故で死亡

 「ナコダ(正式名称ベア178)」と呼ばれて親しまれた白いメスのグリズリーベアが、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ヨーホー国立公園で死亡した。交通事故だった。

 カナダ国立公園を管理するパークスカナダによると事故が起きたのは6月6日。カナダを横断する高速道路トランスカナダ・ハイウェイのレイク・オハラ出口近くで、ナコダは列車に驚いて道路に飛び出したという。道路上にいた車2台のうち、1台目は避けられたが、後ろにいた2台目の車は間に合わずナコダと衝突した。

 事故後、ナコダはハイウェイのフェンスをよじ登り、軽く足を引きずりながら道路から離れたところを当局職員が目撃したという。野生のクマは大ケガを負っても回復することがよくあるため当局はそのままナコダの様子を見ることに。しかし6月8日にナコダのGPS首輪からシグナルが送られ死亡が確認された。

 ナコダには子ども2頭がいたが、6月6日ナコダの事故に先立ち別の交通事故に遭って死亡したという。

 パークスカナダによると、ナコダはタンポポを食べるために道路脇のくぼみによく出てきていた。そのため人間との接触が多く道路脇にいることに「慣れすぎていた」という。「人に慣れたクマは良くない結果にいたることが多い」とし、国立公園を訪れた人々に、野生動物を見るために車を止めないこと、運転には注意を払いスピード制限を守ることを勧告している。

(記事 編集部)

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日本人男性刺殺事件、バンクーバーで悲しみ広がる

垣内さんの友人や同僚らが事件現場に集まり哀悼した。2024年6月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
垣内さんの友人や同僚らが事件現場に集り哀悼した。2024年6月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市在住の垣内航さん(32)が6月5日にバンクーバー市チャイナタウンで刺殺された事件で、コミュニティでは悲しみが広がっている。

 6日には事件があった現場に友人や同僚が集まって、垣内さんの死を悼んだ。

 在バンクーバー日本国総領事館は事件を受け7日に丸山浩平総領事のコメントを以下の通り発表した。「在留邦人の方が被害者となる極めて許しがたい事件が発生してしまいました。被害に遭われた垣内様ご本人のご無念はもとより、ご親族やご友人、周囲の方々のご心中を思うほどに、憤りを禁じ得ず、悲しみが深まります。日本総領事館として、今後ご家族への支援等に万全を期し、また捜査機関からの情報提供を受けつつ、在留邦人の皆様への安全情報等の発出に、更に遺漏なきを期してまいります。
 ケン・シム・バンクーバー市長より私に直接連絡があり、垣内様、そして全ての在留邦人の方々への深いお悔やみの気持ちが伝達されました。私からは、改めて捜査の早期進展と在留邦人の安全確保への取り組みを要請しました。志を抱いて日本からこの地に渡り、懸命に生きてこられた垣内様は、多くの方々に慕われ、愛される存在でした。心より哀悼の意を表し、謹んでご冥福をお祈りいたします」。

 バンクーバー市ケン・シム市長は6日に声明を発表。「無分別な暴力行為により、私たちの街は衝撃と悲しみに包まれています。バンクーバー市を代表し、垣内氏のご家族、ご友人、同僚の方々に深い哀悼の意を表します」と述べ、コミュニティと悲しみを共有していると寄り添った。またバンクーバー市警が全力で加害者を見つけることを約束し、市民にも情報提供を呼び掛けた。

 バンクーバー市警察は、6月5日午前12時〜午前3時に現場付近にいた人からの情報とドライブレコーダー(ダッシュカム)映像の提供を求めている。情報提供はバンクーバー市警Homicide Unit 604−717−2500まで。

追記:6月12日にバンクーバー市警は容疑者を逮捕したと発表した。

(記事 編集部)

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バンクーバーの日本人男性刺殺事件、容疑者を逮捕

カキウチさんの友人や同僚らが事件現場に花を手向けた。2024年6月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
カキウチさんの友人や同僚らが事件現場に花を手向けた。2024年6月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市チャイナタウンで6月5日に日本人男性が刺殺された事件で、バンクーバー市警察は6月12日、容疑者1人を逮捕したと発表した。

 被害者はバーナビー市在住の垣内航さん(32)。6月5日の午前3時30分頃にメイン・ストリートとユニオン・ストリート付近で、何者かに刺されてけがをしているところを発見された。垣内さんは病院に運ばれる前に死亡した。

 警察は、6月10日午後にダウンタウン・イーストサイドでティモシー・イスボーン容疑者(32)を逮捕したと発表。容疑者は第二級殺人罪の疑いが持たれている。警察は、垣内さんと容疑者の間に面識はなく無差別攻撃だったとみている。

 垣内さんはバンクーバー市イェールタウンにある日本食レストラン「Hapa Izakaya」でシェフとして働いていた。同僚の話によると、事件当日垣内さんは同僚とガスタウンにいたという。その後、帰宅するためにタクシーをつかまえようとしていたと見られている。

 バンクーバー市警はニュースリリースで、「コミュニティのサポートのもと、24時間体制の捜査を行った結果、容疑者特定に至った」と述べた。一方で、捜査は現在も継続中とし、さらなる情報提供を呼びかけている。情報提供はバンクーバー市警Homicide Unit 604−717−2500まで。

(記事 編集部)

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BC州政府、新しい人種差別ヘルプラインを開設

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州は5月30日、新しい人種差別ヘルプライン「Racist Incident Helpline」を開設した。肌の色、文化、民族、出身国などに基づく差別を経験、目撃した人を対象としており、240以上の言語に対応している。通話料は無料。

 このヘルプラインは、BC州と非営利団体United Way BC 211との共同によるもの。相談者は文化的背景に考慮したサポートを受けることができる。例えば、カウンセリングなどコミュニティ支援サービスの紹介や警察への報告の手助けなどが含まれる。BC州ニッキ・シャルマ司法長官は「人種差別は被害者の心に大きな傷を与えるもの」とし、ヘルプラインは個人のニーズに合わせた支援を行うものだと述べている。

 さらに州政府は、ホットラインに寄せられる匿名のデータに基づき、州内のいつ、どこで人種差別が起きているかを把握することで、より効果的に差別問題に取り組むことができるとしている。

 Racist Incident Helplineは1−833−457−5463(1−833−HLP—LINE)で、平日午前9時から午後5時まで。時間外にかけた場合は、ボイスメール(留守番電話)に連絡先を残すことができる。緊急事態の場合は911へ連絡を。

 ホットラインの詳細はこちら(日本語):https://racistincidenthelpline.ca/ja

(記事 編集部)

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バンクーバーで水上飛行機がボートと衝突

バンクーバーダウンタウン・コールハーバーにある水上飛行機ターミナルのHarbour Air。Photo by Japan Canada Today(File photo)
バンクーバーダウンタウン・コールハーバーにある水上飛行機ターミナルのHarbour Air。Photo by Japan Canada Today(File photo)

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市ダウンタウンにある水上飛行機が発着するコール・ハーバーで6月8日、衝突事故が起きた。

 バンクーバー市警察によると、現場は観光地で知られるカナダプレース近く。午後1時ごろに、ハーバー・エア社の水上飛行機がレジャー用ボートにぶつかった。複数の人々が飛行機とボートに乗っていたが、数人がけがをして病院に運ばれた。警察はけが人の数を公表していない。

 ハーバー・エア社は声明で、水上飛行機には観光ツアー参加者5人とパイロットが搭乗していたと発表。ターミナルから離水する時にボートと衝突したという。飛行機の乗客、パイロットともにけがはなかったと発表している。

 報道によると、バンクーバー消防署の話としてボートには4人が乗船し2人が大けがをしたが命に別条はないという。また目撃談として、少なくとも2人が担架で運ばれ、飛行機はボートで牽引されたと伝えている。

 BC州の公共交通機関を運営するトランスリンクの報道担当ティナ・ラブグリーン氏もSNS上で事故について言及。現場付近にいたシーバスの船長がただちに方向転換し救命用ゴムボートの準備をしたとXに投稿した。

(記事 編集部)

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BC州で歩行者や自転車追い越し時の側方距離が定められる

バンクーバー市の自転車レーン。(File photo)Photo by Japan Canada Today
バンクーバー市の自転車レーン。(File photo)Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州政府は歩行者やサイクリストなどの「交通弱者」を自動車から守る新たな法律を6月3日から施行した。

 これは自動車のドライバーが、歩行者、自転車、オートバイ、電気スクーター、車椅子利用者などを追い越す際に、確保するべき間隔(側方距離)を定めたもの。

 制限速度が時速50キロ以下の道路の場合は少なくとも1メートルの距離を開けなくてはならない。制限速度が50キロより速い道路の場合、側方距離は最低1.5メートル。歩行者やサイクリストなどが車道から分離された歩道や自転車用レーンにいる場合は50センチとなる。側方距離は、自動車の最も出っ張っている部分(サイドミラーなど)から、交通弱者の最も出っ張っている部分(自転車のハンドルなど)の間を測る。

 違反した場合は最低で109ドルの罰金とペナルティポイント3点が課せられる。最大で罰金2,000ドルと禁固6カ月。

 BC州ロブ・フレミング運輸大臣は今回の法律について、交通弱者の安全だけではなく、歩行や自転車などよりアクティブな交通手段の促進が目的だとしている。

(記事 編集部)

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バンクーバーチャイナタウンで日本人男性が刺殺される

カキウチさんの友人や同僚らが事件現場に花を手向けた。2024年6月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
カキウチさんの友人や同僚らが事件現場に花を手向けた。2024年6月6日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市のチャイナタウンで6月5日、日本人男性が刺殺される事件が起きた。

 被害者はバーナビー市在住のカキウチ・ワタルさん(32歳)。バンクーバー市警によると同日午前3時30分ごろ、ユニオン・ストリートとメイン・ストリート付近で何者かに刺されてけがをしている状態で見つかったという。カキウチさんは病院に搬送される前に死亡した。現在、逮捕者は出ておらず、犯行の動機も分かっていない。

 これを受けてバンクーバー市ケン・シム市長は声明を発表。Hapa Izakayaイェールタウン店の才能あるシェフだったカキウチさんの死を悼み、彼のコミュニティへの貢献は忘れられることはないだろうと述べた。現在バンクーバー市警が全力で捜査にあたり、現場付近のパトロールも強化していると説明した。

 報道によると、カキウチさんは2015年からHapa Izakayaで働き始め、明るい人柄で、ミュージシャンとしての側面もあったという。Hapa Izakayaは6月5日を臨時休業とし、スタッフ一同が喪に服した。

 バンクーバー市警察は、6月5日午前12時〜午前3時に現場付近にいた人からの情報とドライブレコーダー(ダッシュカム)映像の提供を求めている。情報提供はバンクーバー市警Homicide Unit 604−717−2500へ。

事件当日はカキウチさんが勤務していたレストランは休業した。2024年6月5日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today
事件当日はカキウチさんが勤務していたレストランは休業した。2024年6月5日、バンクーバー市。Photo by Japan Canada Today

(記事 編集部)

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ゼニガタアザラシの赤ちゃんが今年初めて救助される

バンクーバー水族館・海洋哺乳類救助協会に救助され、ネルソンと名付けられたアザラシの赤ちゃん。Photo provided by Vancouver Aquarium Website
バンクーバー水族館・海洋哺乳類救助協会に救助され、ネルソンと名付けられたアザラシの赤ちゃん。Photo provided by Vancouver Aquarium Website

 ゼニガタアザラシの出産シーズンを迎え、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州沿岸で地元のレスキュー団体による救出活動が今年初めて行われた。

 バンクーバー水族館・海洋哺乳類救助協会(Vancouver Aquarium Marine Mammal Rescue Society:VAMMR)は5月27日、バンクーバー市郊外ホワイトロック市の防波堤で、岩に挟まれて動けなくなった赤ちゃんアザラシを救助した。ネルソンと名付けられたアザラシは生後数日で、脱水症状と低体重の状態で見つかった。周囲には大人のアザラシはいなかった。近づくのが難しい防波堤だったため、地元企業がボートを出して救助活動をサポートしたという。

 5月28日にはノースバンクーバー市のモスキートクリーク・マリーナで、別の赤ちゃんアザラシが溺れそうになっているのが発見された。ガスタブと名付けられたこの未熟児のアザラシは生後数時間と見られ、胎盤が付いたままだった。近くに母親の姿は見られなかったという。

 2匹はいずれも現在リハビリを受けている。VAMMRは年間100匹以上の動物を救出しているが、80%がリハビリ後に自然に帰されるという。

 VAMMRによるとゼニガタアザラシの赤ちゃんは、1匹だけでいても救助が必要ではない場合もあるという。状況を把握するためにも、自分たちで救助するのではなく専門家に連絡することが大切だとしている。

 ゼニガタアザラシの赤ちゃんを見かけた場合は、VAMMR(604−258−7325)へ。そのほかの動物の場合はカナダ漁業海洋省(1−800−465−4336)でも受け付ける。

(記事 編集部)

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ブロードウェイ地下鉄、ペテロ・ブリッジ、ともに完成予定が遅れる

Skytrain in Vancouver, British Columbia; File photo © Japan Canada Today
メトロバンクーバーを走るスカイトレイン。 File photo © Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の運輸・インフラ省は5月24日、バンクーバー市のブロードウェイ地下鉄プロジェクトと、サレー市とニューウエストミンスター市を結ぶペテロ・ブリッジの付け替えプロジェクトが、ともに予定よりも遅れることを発表した。地下鉄が2027年運行開始、ペテロ・ブリッジが2025年開通となる。

 完成予定日の変更は両プロジェクトともに今回で2度目。当初、地下鉄は2025年に運行開始予定だったが、コンクリート業者のストライキのほか、トンネルや駅の工事に予定より長い時間がかかった。またペテロ・ブリッジは2023年の開通を目指していたが、新型コロナウイルス感染拡大やサプライチェーン問題などが影響したという。

 しかしBC州ロブ・フレミング運輸大臣は両プロジェクトとも着実に前進していると強調する。前者は一番の難所とされていたトンネルのボーリングをすでに終え、後者は新しい橋のメインタワーが完成した。

 ブロードウェイ地下鉄はスカイトレイン・ミレニアムラインの延伸で、現在終点となっているVCCクラーク駅からアービュータス・ストリートまでを結ぶ。総工事費は約28億ドル。ペテロ・ブリッジは、中央分離帯で分離されたより広いレーンを備えた橋となり、歩行者・自転車専用レーンも設置される。総工事費は14億ドル。

(記事 編集部)

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UBCで親パレスチナ派が交差点を占拠、1人が逮捕される

ブリティッシュコロンビア大学(UBC)構内で親パレスチナ派抗議キャンプが設置される。2024年5月4日。Photo by Japan Canada Today
ブリティッシュコロンビア大学(UBC)構内で親パレスチナ派抗議キャンプが設置される。2024年5月4日。Photo by Japan Canada Today

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市にあるブリティッシュコロンビア大学(UBC)で、キャンプによる抗議活動を行っている親パレスチナ派が5月29日、構内の主要な交差点を占拠した。

 デモ参加者約100人は午前7時ごろに、ユニバーシティ・ブルーバードとウェスブルック・モールの交差点を占拠。「私たちは止まらない、私たちは休まない」「盗まれた土地に平和はない」などと叫んで抗議した。キャンプ設置場所から約250メートルのところでバスの出入りが妨害される事態となった。

 これを受けて連邦警察(RCMP)が出動し、デモ参加者たちを取り囲んだ。警察の声明によると、デモ参加者には交差点から移動する猶予が与えられたがコミュニケーションが図れず、結果的に警察が介入する事態となったという。RCMPは午後12時過ぎまでにはデモ参加者たちを退去させたが、1人が逮捕された。

 大学は午後に声明を発表、授業などは通常通り行われるとした。

 イスラエルとハマスの紛争に対する親パレスチナ派の抗議キャンプは、カナダの大学で広がっており、UBCでは4月下旬に設置された。デモ参加者たちは大学に対し、イスラエルの企業や団体との経済的、学術的なつながりを断ち切るよう求めている。

(記事 編集部)

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大量殺人犯ピクトン受刑者、刑務所内で暴行を受けて重体

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で大量殺人を行ったロバート・ピクトン受刑者が、ケベック州の刑務所内で暴行を受け重体となっていることが5月21日分かった。

 報道によると、事件が起きたのは5月19日。ピクトン受刑者は、最高レベルセキュリティのポート・カルティエ刑務所で服役しているが、他の受刑者から「多大な暴行」を受けたという。捜査を担当しているケベック州警察は、ピクトン受刑者は病院に運ばれ手術を受けたと説明。加害者は隔離されているという。

 同刑務所は同州モントリオール市から北東約850キロメートルにある。The Correctional Service Canada(CSC)によると、刑務所職員はこの事件に関わっておらず、刑務所内の安全、防犯を最重要視しているという。

 ピクトン受刑者は2007年、6件の第二級殺人罪で有罪判決を受けた。被害者はBC州バンクーバー市ダウンタウン・イーストサイド地区から失踪した女性たちだった。バンクーバー市郊外のポート・コキットラム市にある同受刑者の養豚農場からは、女性33人の遺体やDNAが見つかっている。その多くが先住民女性だった。

 ピクトン受刑者は25年間仮釈放なしの終身刑を言い渡されている。

(記事 編集部)

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カナックス惜敗、西カンファレンス決勝進出ならず

NHLプレーオフ第2ラウンド初戦、バンクーバー・カナックスファンが集まったロジャーズ・アリーナ前。バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
NHLプレーオフ第2ラウンド初戦、バンクーバー・カナックスファンが集まったロジャーズ・アリーナ前。バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 北米プロアイスホッケーリーグNHLプレーオフ(PO)西カンファレンス第2ラウンド(4戦先勝)、バンクーバー・カナックス対エドモントン・オイラーズの第7戦が5月20日、バンクーバー市ロジャーズ・アリーナで行われた。カナックスはオイラーズに3−2で負け、西カンファレンス決勝進出を果たせなかった。

 オイラーズは第2ピリオドに3点を入れ、3-0でカナックスをリード。しかしカナックスも第3ピリオドにコナー・ガーランドとフィリップ・ロネックがゴールを決め、1点差に追い上げる。さらにカナックスは試合終了2分前からGKアーターズ・シロブスをベンチに下げ6選手総攻撃態勢で猛攻。しかし追いつくことはできなかった。この日カナックスは、主力FWブロック・ボーザーが血栓凝固の症状のため欠場していた。

 PO第2ラウンドは一進一退だった。第1戦はカナックスが制したが、その後第7戦まで両チームとも連勝はなく、勝ち負けを交互に繰り返していた。第6戦はエドモントン市でオイラーズがカナックスを5−1で下し、第7戦へともつれこんだ。カナックスはホームでのアドバンテージを生かせず、最後に連敗して第2ラウンド3勝4敗で敗退した。

 オイラーズは西カンファレンス決勝でダラス・スターズと対戦する。

(記事 編集部)

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