ブリティッシュ・コロンビア(BC)州で10月24日、州議会議員選挙の投開票が行われた。2年前倒しで行われた今回の選挙だったが、BC保守党が過半数47を大きく上回り与党BC新民主党(BCNDP)を破った。BC保守党が過半数を獲得するのは1928年以来約100ぶり。
選挙前には議員の大量離党などで混乱が目立ったBC保守党だったが、93議席中63を獲得し、29議席から大躍進となった。ローン・ドークソン暫定党首は勝利演説で「BC州は間違いなくブルーだ」と保守党カラーのブルーが州の大部分を染めた喜びをあらわにした。保守党はメトロバンクーバーでは最も選挙区が多いサレー市の10選挙区を制覇。さらにリッチモンド市、フレーザーバレーも全て青に染め上げた。
次期州首相となるドークソン党首は「BC州全ての地域のための政治」を強調、行政手続きの負担軽減や天然ガス生産量の増大などで州経済を加速させると述べた。
一方、前与党のBCNDPは選挙前の47議席から大きく後退し28議席にとどまった。前州首相デイビッド・イービー党首は、BCNDP政権をより強固にするために前倒し選挙に踏み切ったが裏目に出た形となった。自身はバンクーバー=ポイントグレイ選挙区で当選したが、党の敗北の責任を取るとして党首辞任を表明した。
BCグリーン党は、自身初の議席獲得で26歳の最年少議員となるエミリー・ローワン党首と合わせて2議席。OneBC党ダラス・ブロディ暫定党首とセンターBC党エレノア・スタルコ党首は、いずれも自身の選挙区で落選した。
BC選挙管理委員会は郵便投票と不在者投票を11月初旬に集計して最終結果を発表する。今回の投票率は48.14%という低さだった。
選挙前の議席数は、BCNDP47、保守党29、グリーン党2、無所属13、空席2。今回の選挙で無所属での当選はなかった。
(記事 高城玲)
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