森と先住民の歴史から見る人と自然の共存
連載でお届けしている武庫川女子大学付属高等学校のカナダ海外研修レポート。
シリーズ最終回となる今回の記事では、The University of British Columbia(UBC)のFaculty of Forestry and Environmental Stewardship(森林学部)の多大な協力を得て、様々なLabでの体験を通じて森に対する新たな視点を学びました。また、先住民との対話を通して2週間の研修を振り返る機会にもなりました。
森林保護の意識変化
この日の午前中は、Faculty of Forestry and Environmental StewardshipのNature VancouverのDirectorであるLauraさん主導のもと、UBCキャンパス内の森林ウォーキングツアーに参加しました。木々の種類や森の中で果たす役割などの視点から、先住民がいかに森と共存してきたのか、そこから何を学べるのかを体験的に学習することができました。
ツアーの中で生徒たちが驚いたのは、森を守るための「引き算」の視点です。一見、豊かな緑に見える場所でも、本来の生態系を脅かす外来種を適切に管理・駆除することが、森の多様性を守るために不可欠であることを学びました。
また、地面に横たわる「亡くなった木」をあえてそのまま残している光景も印象的でした。これらは単なる朽ち木ではなく、数十年、数百年かけて他の生物の住処となり、次の命を育む貴重な栄養源(ナース・ログ)となります。「死」が「生」へと繋がっていく循環の仕組みを目の当たりにし、生徒たちは自然界の無駄のない美しさに深く見入っていました。
当日はUBCの学生たちもボランティアとして同行。年齢の近い彼らから語られる、先住民の「森と共生する知恵」や科学的な保全の意義に、生徒たちは真剣な面持ちで耳を傾けていました。


刻まれた「痛み」と「和解」への歩み|先住民迫害の歴史
UBCのキャンパス内、Faculty of Forestry and Environmental Stewardshipの建物の前に、17メートルの「Reconciliation Pole(和解の柱)」があります。私たちは、先住民の子孫でサーモンフォレストの研究家でもあるDr. Teresa Ryanをお招きし、柱が意味するカナダの先住民の思いや歴史ついて貴重なお話を伺いました。

かつてカナダでは1800年代から1996年に至るまで、先住民の子どもたちを家族から引き離し、独自の言語や文化を禁じる「寄宿学校(Residential School)」制度が存在しました。この柱の中ほどには、当時を象徴する「寄宿学校の校舎」と、手を取り合う子どもたちの姿が刻まれています。
先住民が迫害され、自分たちの言語や文化を守ることが許されなかったこと。Residence Schoolに追いやられて家族が離散したこと。未だに当時の行方不明者が発見されていないこと。長年守り続けてきた土地を取り返すことができておらず、今もなお、国とのわだかまりが解消されていないことなど。

歴史として語るにはあまりに日が浅く、ほとんどが現在進行形で進んでいる衝撃的な内容。これに生徒たちも息を呑み、途中雨が降ってきても集中を切らさず聞き入っていた様子が見られました。
移民国家ならではの社会問題を目の当たりにし、生徒たちは現状の日本が民族的な観点で安定している理由を学ぶことができました。これからの日本を考える若者の世代として、非常に大切なことを知る大きな機会となりました。
Reconciliation Poleでのお話の後は、Teresaさんが主に研究されているカナダにおけるサーモンと森の関わりについて詳しくお話を伺うことができました。
サーモンを基点として和のように繋がる森の生態系。そしてその森の中で様々な生き物と一体に生きてきた先住民のコンセプトがあり、今後の保護とさらなる繁栄のために研究されている内容をご教授いただきました。
Faculty of Forestryのラボ体験
この日の最後は、Faculty of Forestry and Environmental Stewardship内のラボを実際に訪れて様々な体験を行いました。訪れたのは、病理学とゲノム科学に関するラボ、森林セラピーに関するラボです。
病理学とゲノム科学のラボでは、普段目に見えている森林はその内部でどのような科学が成り立っているのか、微鏡を用いた観察などを通して感じる機会となりました。
日本には存在しない種類の植物や虫の細胞を観察する中で、生徒の楽しむ姿やありありとした虫の姿に腰がひける姿なども見られました。

森林セラピーのラボでは、これまでの歴史的文化的に見る研修内容とは少し変わって、比較的生徒たちにも身近な内容でした。

実際に森林の木々から抽出したアロマオイルの香りを体験したり、森林の環境を再現したラボで擬似森林浴を体験したりなど。
研修の疲れもピークに達していたのか、生徒たちはこのリラックス体験に没入しており、擬似森林の中で気持ちよさそうに眠っている姿も印象的でした。
UBCのラボ見学という貴重な機会を通して、生徒たちは森林の新たな顔を知ることができただけでなく、大学進学の選択肢として新たな可能性も見出すことができました。
これから本格化する日本の受験シーズンを前に、今一度自分の将来の可能性の大きさについて考えてくれることを祈っています。
また、筆者としてもこの研修を通して様々なものを実際に目にし、耳にする中で、森・人・動物たちは輪の中で繋がっているということを深く再認識することができました。世界の生き物がお互いに支え合って生命活動が今日も回っていることを感じるほどに、独占欲や無知の浅ましさを感じてなりません。カナダの悲しい歴史にも見られるように、輪の存在を認知せずに自分の利益のみを追求することは、年月をかけて多くのものを破壊する行為であると知るべきです。
私は日本に帰国後、もう一度教師としての道を進んでいきます。日本の教育だけでは伝えることのできない世界の広さ、人間という生き物の小ささ、動物や自然の偉大さ、そして我々が生きる1日1日の価値を、日本の生徒たちにしっかりと伝えてあげたいと強く思います。そして、ネット検索だけで世界を知ることはできないことを伝え、自分たちの目でこの素晴らしい世界を味わってもらえるような、そんな夢ややる気を与えてあげられるような教師を目指したいと思います。
寄稿者:田部 勇樹
島根大学教育学部を卒業後、民間の教育会社に入社。国際事業を統括する部署で海外の教室運営の管理を担当。各国の教育事情や企業について学んだのち、地元の私立高校へ転職して英語教員として従事。現在はカナダへワーキングホリデーで滞在し、英語教授法の新たな資格を取りつつ自身の英語運用力向上のため奮闘中。
感情が噴水のように湧き出たシェアリングサークルを生み出す
私は、カナダ海外研修最終日に実施された先住民長老であるNorm Leechさんとの対話、そしてシェアリングサークルに参加させていただきました。シェアリングサークルは先住民の方々の手法をモデルにした対話の方法です。ここで私はファシリテーションを担当しました。
大地との繋がりを大事にする先住民長老Normさんとの対話を通じて、生徒さんがこの2週間で感じたことが湧き出た様子をお届けします。
先住民の価値観「すべてはつながっている」
先ずは先住民長老のNorm Leechさんから先住民の世界観についてのお話がありました。「大地と人間はつながっていて、人は皆、大地に愛されている。すべてのものは繋がっている。だから、先住民の世界には孤独は存在しない。」「大地は人間の所有物ではなく、自分自身の一部でもある。私たちは何千年も、この大地を大切にしてきた。」
Normさんの優しい語り口から発せられる言葉に、私も生徒さんも真剣に耳を傾けました。普段、日本で学生生活を送っている生徒さんの心にNormさんの言葉がどのように響いたのでしょうか。


シェアリングサークルがもたらすもの
休憩を挟み、後半のシェアリングサークルでは、生徒さんが約10人ずつに分かれ、輪になって座ります。そして一人ひとりが順番に感じたこと、共有したいことを他の参加者に話していきます。話した内容は誰かに評価されることもなく、他の参加者はじっくりと耳を傾けます。これにより、それぞれが安心して想いを共有できる空間が生まれます。そこで共有された言葉には、2週間にわたって慣れない英語環境に触れた不安、そしてそれを乗り越えるのに必要だった、友人や家族との大切な関係が、皆の心の中に共有される時間となりました。
新たな学びを得た生徒たちの未来
生徒たちがこの研修を通して学んできた、森と海とサケと人はすべて繋がっているという学びが、Normさんのお話と、シェアリングサークルとも呼応しているように感じました。私自身はこの日だけのお手伝いでしたが、生徒たちの2週間を陰で支えていたスタッフの皆様のご苦労はいかほどであったかとお察しいたします。無事に日本に帰って行った生徒たちが、バンクーバーで学んだグローバルな視点をさらに広げて行ってくれることを願うばかりです。
寄稿者:田村 禎史
横浜は黄金町に「話し聴き屋」を設立して以来、コミュニティのレベルで様々な声に耳を傾けてきた。2013年バンクーバーに移住。現在は日系ボランティア団体「隣組」で男性のピアサポートグループ「メンズクラブ」のコーディネイターを担当している。
「森は海の恋人」気仙沼の活動にカナダで出会う。
今回は、再度本研修の原点であった森は海の恋人の環境哲学に話題を戻します。約2週間の研修がどのように形づくられていったのか、その舞台裏に迫ります。日本とカナダ、二つの自然観が思いがけない形でつながり、プログラムの構想が広がっていった過程を追いました。
日本の森、そしてカナダの森のつながりとは
今回の研修が始まる約1年前のこと。研修プログラムで訪問予定としていたUBCの森林学部、Faculty of Forestry and Environmental Stewardship について調べていたとき、私はふと日本での森林保全活動を思い出しました。当時研修プログラムを練っていたのですが、AK Jump Educational Consulting Inc.の高林さんと構想していた最中のことです。「森林」というキーワードから、20年前に出会った、「森は海の恋人」の活動が自然と頭に浮かびました。
約20年前大学生だった私は、SOMPO環境財団の行う「CSOラーニング制度」を通じて、気仙沼の牡蠣養殖漁師・畠山重篤氏が取り組む「森は海の恋人」活動に出会いました。CSOラーニング制度とは、大学生がCSO団体(NPOなど)でインターンシップをし、現場で環境保全・地域づくりを学ぶプログラムです。その中で出会った森は海の恋人活動とは、海の健康を守るためには、その海に流れ込む川の上流の森が健康でなければいけないという考えのもと、漁師さん達が森に植林活動を行ったのが始まりでした。気仙沼の牡蠣養殖漁師だった畠山氏は、高度経済成長期に、赤潮により牡蠣が赤く染まる被害により牡蠣が採れなくなった原因は陸にもあるのではないかと感じ、気仙沼湾に流れ込む大川の上流の里山に植林することを始めました。当時、大川を通して生活排水が海に流れ込み、川の上流では針葉樹林が放置され、保水力が低下し、表土が流れ出していました。また、当時大学の協力により調査したところ、海を育てる鉄・リン・窒素などの栄養が川から供給されていることが科学的に示されたそうです。それ以降、「森は海の恋人」という標語とともに、海を守るために、森に木を植えるという活動が始まったそうです。
2005年に私はその活動を知り、実際に気仙沼を訪れ牡蠣棚の見学や里山での植樹活動に参加しました。船に乗せていただき、牡蠣やホヤを見せていただいたこと、そして海を味わったこと(海からとれたての牡蠣はまさに海の塩辛い味でした)、そして静かな海の凪と共に、海水がとても透き通っていたことも今も鮮明に覚えています。
その後、畠山氏は2012年に国連からアジア地域のフォレストヒーローズに選出され、TEDxTohoku2012 でもその思想を世界に発信しました。漁師がフォレストヒーローに選ばれるという事実は、自然のつながりの深さを象徴しています。

カナダで出会った「逆向きのつながり」
日本の森を思い出したあと、私はふと疑問を抱きました。
では、森の豊かなカナダでは、森と海はどのようにつながっているのだろう?
気候も植生も異なるカナダの森について、私はほとんど知識がありませんでした。その問いを高林さんに投げかけたとき、「サーモンフォレスト」というカナダ独自の概念を教えていただきました。
サーモンフォレストとは、サケが海から川を遡上し、産卵後にその川で命を終えることで、その亡骸が森の栄養となり、森林生態系を支えているという考え方です。UBCのサーモンフォレストプロジェクト研究映像では、クマがサケを森へ運び、その亡骸が土壌の栄養となり、森全体を豊かにする様子が紹介されています。

日本では「森が海を育てる」。
カナダでは「海の生き物が森を育てる」。
矢印の向きは逆でも、森と海が川を介して深く結びついているという事実に、自然の大きな循環を感じ、とても面白く感じたのを覚えています。そして高林美樹さんとの問いかけから始まったこの気づきが、両国の自然観を比較しながら学ぶ探究プログラムの構想につながりました。
震災を越えて続く活動と、つながりの力
久しぶりに「森は海の恋人」を検索すると、畠山氏は2025年に亡くなられていました。その知らせは胸に迫るものでしたが、今では活動が多くの人に受け継がれ、全国へ広がっていることを知り、深い感動を覚えました。教科書にも数多く掲載されNHKの朝ドラのモデルにもなったと知ったとき、改めてその歩みの大きさを感じました。
2011年の震災では気仙沼も大きな被害を受け、私自身も仙台で被災しました。2015年に訪れた際も、街はまだ復興の途中という印象が残っています。あれから約10年が経ちますが、震災のあとも活動が途切れることなく続いていることをホームページで拝見し、強く心を動かされました。そして畠山氏の思いを受け継ぎ、今も多くの人が活動を続けている姿には、人と人とのつながりが持つ力を深く感じます。
自然の循環が教えてくれた、世界を見つめる新しい視点
今回の研修で高校生たちは、日本の「森は海を育てる」と、カナダの「海の生き物が森を育てる」という二つのアプローチを往復する中で、自然の循環の大きさとそのバランスを守る人の役割に気づいていったように思います。
生徒たちの言葉には、
“つながっていないようでつながっている”
“共存にはバランスが必要”
“そのバランスを守るのが Stewardship”
といった感想が聞こえました。
また、カナダの現場で生徒たちと話していると、日本の学校で自分の課題研究というものを各自がもっており、それぞれが一つのテーマで研究を行っていることも教えてくれました。「みんなどんな研究をしているの?」と聞いてみると、「廃棄される玉ねぎの皮を塗料にする研究」、「川の水を飲めるようできないか浄化する研究」、「言語の進化の歴史をたどり、これからどのように変化していくかを予測する研究」など、始めは控え目でしたが、対話を進めていくうちに生徒たち皆が自信をもって自分の研究を話してくれました。日本で研究しているこれらの活動に対し、「じゃあカナダではどうなっているんだろうね?」という問いかけをしてみると、生徒たちも「どうなんだろう?」と新たに考えるきっかけとなっているようでした。
日本から遠く離れたカナダで、高校生たちが畠山さんの活動を学ぶことから始まり、両国の自然や様々な事象を比較することで、これからの世界を考えるきっかけになればと願っています。そして、この体験が10年後、20年後にふと生徒たちの心に戻り、新たなつながりや創造へとつながっていくことを願っています。
寄稿者:佐々木千晶
宮城県仙台市出身。高校時代のオーストラリア留学をきっかけに、海外と環境問題への関心を深める。大学卒業後はフランス企業の製品開発部で約10年間エンジニアとして勤務。その後、カナダ・バンクーバーへ移住。現在は AK Jump Educational Consulting の研修プログラム作りをサポートし、日本とカナダをつなぐ学びの機会づくりに携わっている。
森と海とサケと人のつながりと循環に目覚めた2週間 ― 未来への一歩
この2週間で、生徒たちは自ら問い、語る姿へと変化しました。最終日の傾聴や共感をするためのシェアリングサークルでは思いがあふれ、笑顔も涙も溢れだし、人とひとのつながりを実感した瞬間がありました。『生命体系ー森・川・海・サケ・人は一つの循環の中にある』大地と共に生きるこの気づきが、地球を守り、資源を平和に分け合い、共存へとつながる一歩となることを願いながら研修を終えました。
つながりを実感ー森・川・海・サケ・人は一つの循環の中にある
はじめは緊張や不安から涙を見せたり、乗り越え方がわからずフラストレーションを抱えたりする生徒もいました。また、どのようにサポートすべきか戸惑う先生やスタッフの姿も見られました。しかし、日々の学びや対話を重ねる中で、生徒たちは新しい環境や関係性に少しずつ慣れ、信頼関係が育まれ、コミュニケーションも次第に円滑になっていきました。
本研修を通して繰り返し伝えてきたのは、「森や川、海、そして人もすべてつながっている」という視点です。自然とともに生きること、そしてその関係性を大切にすることの重要性を感じる機会となることを願ってプログラムを構成しました。
最終日のシェアリングサークルの終わりには、約50名の参加者全員が輪になり、年齢や国境、民族を超えた人と人とのつながりを体感する時間となりました。それぞれが感じたことや気づきを率直に共有する中で、感極まり言葉にして思いを伝える生徒の姿も見られました。互いの話に丁寧に耳を傾けるその場は、人とのつながりの大切さを改めて実感する、非常に意義深い時間となりました。
本研修は、多くの方々の協力によって実現しました。武庫川女子大学附属高等学校カナダ研修担当の田辺瑞歩先生に引率の先生方、フィールドワークのナビゲーター、ファシリテーター、登壇者および語学学校関係者の皆様、大学ラボのスタッフ、AK Jump Educational Consulting Inc.のスタッフ、そして現地の高校生・大学生ボランティアの皆様の支えがあったからこそ、生徒たちは安心して学ぶことができました。特に、年齢の近い学生ユースリーダー山下樹春さんが率いたボランティアグループの存在は、生徒たちがリラックスして自分の思いを表現できる環境づくりに大きく貢献してくれました。
また、この研修を通して多くの新たな出会いや友情も生まれました。現地で学び、働く方々の姿は、生徒たちにとって進路を決めていく上で大きな刺激となったことと思います。
最後に、本研修を支えてくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。また、本体験を掲載してくださった『日加トゥデイ』様にも深く御礼申し上げます。本研修が単なる海外体験にとどまらず、生徒一人ひとり、そしてそれを支えてくださったすべての方々にとって、内面に何らかの変化をもたらす機会となっていたことを願い、本寄稿文シリーズの締めくくりといたします。
なお、「森と海とサケと人は繋がっている」カナダ研修プログラムは、2027年春にも再び実施を予定しています。

寄稿者:カナダ・バンクーバーを拠点に活動する教育コンサルタント。
AK Jump Educational and Consulting Inc. 代表。
留学支援、探究型研修プログラムの企画・運営、アカデミックキャリア相談、メンターシップの提供などを通じて、日本とカナダをつなぐ教育活動に従事。特にインクルーシブ教育の推進や、多様な学びを支えるコミュニティづくりに力を入れている。
カナダの公立学校・図書館・NPOなどと連携した教育視察プログラムを企画し、日本の教育関係者や学生に対して実践的な学びの機会を提供。また、移民支援や日系コミュニティ活動にも関わり、セミナーやワークショップの企画・運営を通して、多文化共生社会の実現に貢献している。
さらに、日系史や文化の継承に関するプロジェクトや、ユース育成・国際交流プログラムの企画にも携わり、次世代の育成と国際的なつながりの創出を推進している。
本研修プログラムの実施・協力組織
UBC Faculty of Forestry(ブリティッシュコロンビア大学 森林学部)
カナダ・バンクーバーにあるThe University of British Columbiaの主要学部の一つで、森林科学や木材工学、持続可能な資源管理の分野で世界的に高い評価を受けています。気候変動対策やサーキュラーエコノミーの推進に貢献する研究・教育を行い、産学連携や実践的なプロジェクトを通じて、持続可能な社会の実現を担う人材を育成しています。
Norm Leech ノーム・リーチ Stat’imc Nation の T’it’q’et コミュニティにルーツをもち、先住民の元酋長(元チーフ)/管理者としての経験を持つリーダーです。 現在は、カナダ・バンクーバー東部の Frog Hollow Neighbourhood House(コミュニティハウス)のエグゼクティブ・ディレクターを務め、地域の子ども、家族、シニア、移民・難民、若者支援、女性支援など多様なプログラムを指揮しています。
鹿毛 真理子 東京出身。10代でカナダへ移住し、異文化の中でアイデンティティを模索する経験を通じて多様性と人権への関心を深めています。ロサンゼルスでの生活や、帰国後に日系コミュニティ(JCCA/HRC)での支援活動を経て、先住民族の家族と共に暮らし、自然や文化、祈りの中にある「つながりの力」を学ぶ。現在は教育・青少年支援・地域づくりに携わりながら、日系と先住民の歴史をつなぐ活動を続けています。
武庫川女子大学附属高等学校 「高い知性」「善美な情操」「高雅な徳性」を兼ね備えた有為な女性の育成を理念に掲げ、グローバルな視野を持って社会に貢献できる女性の育成に力を入れています。本研修を通じて、自発的な探究心と国際感覚を育んでいます。
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