日本で話題!カナダ人記者の日本のコンビニ体験SNS

 東京オリンピックで来日したメディア関係者やカナダの代表選手らによるSNSへの投稿が、日本で話題になっている。ユニークな内容で一躍、日本で有名になったカナダ人記者や選手の投稿を2回に分けて紹介する。

 前編では『CBC』記者のデヴィン・ハーロウ(Devin Heroux)さんの一連のツイッター投稿をまとめる。セブンイレブンに夢中になったことで知られている。

 サスカチュワン州出身というデヴィンさんは、オリンピックの取材で日本に出張することが決まり、日本到着後2週間を乗り越えるためにプロテインバーを買い込んだとCBCの記事に書いている。オリンピックで日本を訪れる関係者は極めて厳しい規制下におかれ、入国から2週間は宿泊施設から出ることができないためという。

 日本に7月18日に到着して、宿泊施設にセブンイレブンが併設されていることを発見。「ここでたくさんお金と時間を費やす予感(Have a feeling I’ll be spending a lot of time and money here.)」とツイッターに投稿した。

 サスカチュワンではセブンイレブンといえばスラーピーだったというデヴィンさん。「店内のオーブンに長時間放置されたホットドッグかチーズナチョスなら食べられるかな」と期待せずに店のドアをくぐって、カナダと日本のセブンイレブンの違いに驚く。

 「セブンイレブンはアイスコーヒー天国(Iced coffee heaven at the 7-Eleven)」とアイスコーヒーのすばらしさに感激する。

 21日に仕事で9時間利用できなかったときには、「久しぶり、セブンイレブン。9時間ぶりだね。淋しかった(Oh hello again, 7-Eleven. It’s been 9 hours. I’ve missed you.)」という惚れこみ具合だった。

 23日には18時間働いて午前2時すぎにホテルに戻る。セブンイレブンは営業している。それだけでなく、商品もちゃんと補充されていたのを見て「あなたなしではやっていけない(What would I do without you)」と歓喜のツイート。

日本人の間でも記者のセブン愛が評判に!

 デヴォンさんがセブンイレブンに夢中になった様子は日本でも注目を集めた。英語のツイートを日本語に訳して投稿したツイッター投稿に「どれだけ7-11好きなんだ」「好きすぎですね」「かわいいw」「やっべぇこの記者超ウケる」「セブンイレブンは神か何かか?」とコメントが寄せられた。

 この状況については本人も知ることになり「僕のセブンイレブンでの冒険は3300回以上リツイートされてる。すごい。とにかくすごい。(This tweet about my 7-11 adventures in Tokyo at the Olympics has been retweeted more than 3,300 times. Wild. Absolutely wild. )」と驚く。それでも最後に「今晩も行くよ。(I’ll be back there tonight)」とセブンへの愛を語るのを忘れない。

日本のファンから贈り物が!

 ついに日本で人気ものになったデヴィンさんに、ファンからプレゼントが届くようになった。一緒に仕事をしている、クレイグ・マックモリス(Craig McMorris)さんは、「僕の新しい仕事はデヴィンのファンからの手紙を管理すること(My new job is pretty much managing @Devin_Heroux‘s fan mail.)」と人気ぶりを投稿した。

 本人も8月1日に「茶封筒に入れて届けられたオリンピックの魔法(The magic of the Olympics, delivered in a manila envelope.)」と日本人女性から受け取ったプレゼントを紹介している。中には心のこもった手書きのメッセージとともにドラえもんのうちわとハンバーガーや柴犬を作ることができるレゴのセットなどが入っていたという。

ローソン、ファミマにもデビュー

 ちなみにデヴォンさんがセブンイレブンばかり投稿していたのは、入国14日間は行動規制があったためで、来日10日目となる27日には「ローソンやファミリーマートやほかのレストランに行くのも楽しみ(I’m excited to visit Lawson and Family Mart and other restaurants)」と投稿したことを、デヴォンさんへの名誉を守るために書き留めておく。

 ついにローソンにデビューすると、コンビニディナーとして卵サンド、ソルティライチ、レモネード、メープルミックスナッツ、おにぎりを購入するなど、日本のコンビニ文化を満喫した。

(取材 西川桂子)

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