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Naomi Mishima

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第13回 スワミのお別れ準備 その4

 ロシアの意地悪ビッチ3人組からの思いがけない招待で、皆が敬愛する「サイババの通訳」との懇談会に出席でき、至福の一時をロシア人仲間と過ごすことが出来た。そこで分かったことは、彼女達は決してビッチでは無い。彼女らをビッチにさせたのは、朝4時に起きて、皆の睡眠を邪魔したこの私なのだ。

 予想外の会合に同席させてもらえ、それだけでない、その後、ロシア人グループの集まりに毎回誘ってくれるようになった。そこはまた、新たな気付きと学びの場だった。ドイツから来た同室の2人は僅か数日でいなくなっていた。スリランカの2人とは友達になって、手紙やカードの交換を私は帰国後もしていた。そして、私が帰国する日、新しい入室者が来た。私のベッドを使う親子だ。「カザフスタン」と言う国から来た親子だ。彼らの宗教は「モスラム」だがサイババが大好きで、プッタパルティに来ているという。
 誰でも、宗教を問わず何だかこのアッシュラムは世界中から人々が「愛」を求めて行く場所みたいだ。
 私はカザフタンが何処にあるのか知らない。でも彼女は日本が何処にあるか知っていた。ちょっとその親子と英語でおしゃべりしてから、私は最後のお掃除をし始めた。最後の掃除だから一生懸命やっている。するとカザフスタンの親子が「今日、貴方は日本へ帰るのでしょう?何でお掃除するの?」と聞いたのです。
 私はびっくりして、「今日、帰るからちゃんと掃除をしなきゃいけないのよ」と答える。すると彼女達は分からなそうにしている。それで、日本には「たつ(出発)鳥、後を濁さず」と言う言葉があるのよ。だから、普段より綺麗にして、後に来る人が住みやすい様にするのですと説明した。
 すると随分と驚いていたが、直ぐに2人は私のお掃除を手伝い始めたのです。7-8歳の娘はバケツに水を入れて運んだのです。母親は床に有った棒雑巾に私の使わないバスタオルを濡らして巻き付け、床を器用にぱぱっぱと拭いていきます。

 昼過ぎ、空港行バスが迎えに来た。彼女達はバスの所まで見送りに来て、モスラムの人が被る丸い帽子やら、カザフスタンの民族楽器のおもちゃ等くれました。今も私のPC机の前にそれらは飾られ、よい思い出になっています。大勢の友達に見送られて帰国路に着いたプッタパルティ訪問最終会。そして思い出すのは、誰れ一人新しい友達もできず、ただスワミが膝の上に置いてくださったサリー、それを片手に彼の温かい波動を全身に受けて帰国した初回訪問。けれど、そこにずっーと絶えることなく流れ続けている彼の全てを包むゆるぎない「愛」の波動、それは今も続いている。

 皆に見送られて帰国路に着いたあの時は2010年8月の事です。その8ケ月後、翌年2011年4月24日、サテイヤ・サイババは他界されました。
 彼に最初に会えた時から、今は既に28年たっている。サイババ、私の「スワミ」が下さったこの一生、私にくれた素晴らしい数々の贈り物、それは全て「『セレンディピティ』幸運をつかむ」そのものなのだろう。サイラム

注:サティヤ・サイ・ババ(Sathya Sai Baba, 1926年11月23日 – 2011年4月24日)は、インドのスピリチュアルリーダー。日本ではサイババと呼ばれているが、サイ・ババの正確な発音は、サンスクリット語ではサーイ・バーバー(Sāi Bābā)、ヒンディー語ではサーイー・バーバー(Sāī Bābā)である。サティヤはサッティヤと発音される。
活動本拠地としてインドにいくつかのアシュラム、病院、学校があるほか、国内外に数百万もの信奉者を獲得し、世界126カ国に1,200のサティヤ・サイ・ババ・センターを作った。1972年にサイ・ババが設立したシュリ・サティヤ・サイ・セントラル・トラストは、2020年に国連の特別諮問機関として選出された。また、新型コロナウイルス対策について、ユニセフと連携した。サイ・ババ御降誕97周年祭には、ナレンドラ・モディ首相からお祝いのメッセージが届いている。(ウィキペディアより引用)

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

GK高丘、終盤の好セーブでホワイトキャップス3勝目を引き寄せる

 バンクーバー・ホワイトキャップスFCはミネソタ・ユナイテッドFCとBCプレースで対戦。前半早々に先制した後、同点に追いつかれたが、後半に突き放し3勝目をあげた。

 GK高丘は2失点したものの、終盤の好セーブで白星を引き寄せた。

5月6日(BCプレース:14,047)

バンクーバー・ホワイトキャップスFC 3-2 ミネソタ・ユナイテッドFC

ホワイトキャップスは17分にBrian Whiteが先制点。33分に追いつかれたものの、52分に再びWhiteがゴールを決め2-1。さらに56分にはWhiteと交代したSimon Becherがピッチに立って1分後にゴール。3-2と突き放す。65分にSang Bin Jeongに1点を入れられたものの、そのまま逃げ切り3勝目を手にした。

GK高丘、終盤の好セーブで白星を引き寄せる

 Vanni Sartini監督は、「最後4点目を挙げられるチャンスがあったと思うがゴールできなかったのは残念。ただ、勝てたのはよかった。チームには勝利が必要だった」と振り返った。

 最初の失点については、ミネソタのコーナーキックからGK高丘が相手選手と接触してクリアミスしたことからゴールを許したように見えた。しかし、「オウンゴールだと思う。陽平は(相手のペナルティを)クレームしてもよかったと思う」と語り、GK高丘を責めることはなかった。

 2点目を取られた後、72分にMénder Garcíaと1対1となった高丘は右足でシュートを止め1点差を死守。最後にはシュートにつながるロングパスも演出し、4点目にはつながらなかったが、白星を引き寄せた。

 これでホワイトキャップスは10試合、3勝2敗5分け14ポイント。3月11日の引き分けから8試合連続で負けなしとなっている。

動画はユーチューブで配信中。https://www.youtube.com/@jctoday
写真はインスタグラムで。https://www.instagram.com/jpncantoday/

これからのホームゲーム

5月20日(土)7:30pm シアトル・サウンダーズFC戦
5月31日(水)7:30pm ヒューストン・ダイナモFC戦
6月3日(土)7:30pm スポーティング・カンザスシティ戦
6月10日(土)7:30pm FCシンシナティ戦

バンクーバー・ホワイトキャップスFCウェブサイト: https://www.whitecapsfc.com/

空中戦を制して死守するGK高丘。バンクーバー・ホワイトキャップスFC対ミネソタ・ユナイテッドFC。2023年5月6日、BCプレース。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today
空中戦を制して死守するGK高丘。バンクーバー・ホワイトキャップスFC対ミネソタ・ユナイテッドFC。2023年5月6日、BCプレース。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today

(写真・動画 斉藤光一/記事 三島直美)

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鉄道開業150年記念のJR堪能ツアーが日本一に 22年度の鉄旅オブザイヤー

鉄旅オブザイヤー2022年度の受賞者ら=2023年4月19日、さいたま市の鉄道博物館(鉄旅オブザイヤー実行委員会提供)
鉄旅オブザイヤー2022年度の受賞者ら=2023年4月19日、さいたま市の鉄道博物館(鉄旅オブザイヤー実行委員会提供)

 日本の優れた鉄道旅行商品を選ぶ「鉄旅(てつたび)オブザイヤー」の2022年度授賞式が4月19日に鉄道博物館(さいたま市)で開かれ、22年の鉄道開業150年を記念し、JRの名物列車を堪能しながら13泊14日で日本列島を周遊した日本旅行のツアー(参加費150万~200万円)がグランプリを手にした。

 鉄旅オブザイヤーは11年度から毎年実施しており、12回目の今回は旅行会社が22年中に催行または決定した国内の鉄道旅行を募集。前年度より3件増の86件の応募があった。審査は主催する鉄旅オブザイヤー実行委員会と、芦原伸委員長(日本旅行作家協会専務理事)や大塚圭一郎・共同通信社ワシントン支局次長(元ニューヨーク特派員、VIA鉄道カナダの公式愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員)ら計10人の外部審査員が携わった。旅行のプロとしての企画力が感じられるか、独創性、乗車する列車や路線の魅力度などを採点し、主要4部門賞の中から授賞式当日にグランプリを選んだ。

鉄旅オブザイヤー2022年度のグランプリ受賞ツアーで乗車したJR東日本の「カシオペア」=2017年2月27日、埼玉県で大塚圭一郎撮影
鉄旅オブザイヤー2022年度のグランプリ受賞ツアーで乗車したJR東日本の「カシオペア」=2017年2月27日、埼玉県で大塚圭一郎撮影

 グランプリに選ばれたのは団体旅行が対象のエスコート部門賞を受けた商品で、「一生に一度しかできない思い出に残るような鉄道の旅」をテーマにした。定期運行を既に終えたJR東日本のオール2階建て寝台客車「カシオペア」や、JR九州の特急「ゆふいんの森」などに揺られながら33都道府県を通った。

 授賞式では大塚審査員の「『鉄道旅行の集大成』と呼ぶべき絢爛豪華な商品だ。JRグループの人気列車と厳選した宿泊施設を組み込みつつ、2週間の長丁場になることから参加者の体への負担を考慮して出発時刻を遅めにし、比較的早い時間に投宿できるように配慮した企画力が素晴らしい」とのコメントが紹介された。

 他の主要4部門賞では、個人向けのパーソナル部門賞はJR東日本の観光列車「びゅうコースター風っこ」に揺られながら一ノ蔵と寒桜酒造の地酒を試飲し、宮城県の世界農業遺産「大崎耕土」への理解を深めたJTBの旅行商品が受賞。

 鉄道愛好家向けの「鉄っちゃん部門賞」は、30年度末の開業が計画されている北海道新幹線の新函館北斗―札幌間(約212キロ)延伸のトンネル工事現場を見学するなど“大人の社会科見学”の趣にしたクラブツーリズムの商品が選ばれた。

 JRグループと自治体が手がける大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」を対象にしたDC部門賞は、西九州新幹線が武雄温泉(佐賀県)―長崎間で部分開業した22年9月23日に登場したJR九州の観光列車「ふたつ星4047」などで佐賀・長崎DC期間中に九州を周遊したクラブツーリズムの旅行商品が受けた。

 4部門賞以外では、東武トップツアーズの栃木県の第三セクター鉄道、わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車や古河足尾歴史館(同県日光市)のガソリン機関車が引く列車に乗った日帰り商品が国土交通省鉄道局長賞に輝いた。

 審査員特別賞には、女性アイドルグループ「SKE48」のメンバーとともに岐阜県の第三セクター鉄道、長良川鉄道の観光列車「ながら」を乗車するツアーを含めた名鉄観光サービスの「観光列車ながら3部作」が選ばれた。

 アマチュア部門には53件の応募があり、「ベストアマチュア賞」は東京都立大学まちのお話し会プロジェクト部、鈴木倖陽さんの作品「修学旅行リベンジ 鉄道で密を避けながら京都の歴史をたどる旅」が選出された。

(共同通信社ワシントン支局次長・鉄旅オブザイヤー審査員 大塚圭一郎)

鉄旅オブザイヤー2022年度のグランプリ受賞ツアーで乗ったJR九州の特急「ゆふいんの森」=2019年3月26日、大分県で大塚圭一郎撮影
鉄旅オブザイヤー2022年度のグランプリ受賞ツアーで乗ったJR九州の特急「ゆふいんの森」=2019年3月26日、大分県で大塚圭一郎撮影

大塚圭一郎(おおつか・けいいちろう)
共同通信社ワシントン支局次長・鉄旅オブザイヤー審査員。
これまでに米国に通算約9年間在住。「お気に入りの大リーグ球団はトロント・ブルージェイズ、スターバックスよりもティム・ホートンズ、メープルシロップはカナダ産以外は買わない」と公言するカナダびいき。
VIA鉄道カナダの公式愛好家団体「VIAクラブ日本支部」会員。長期休暇になるとカナダに駆けつけて10州全てを訪れた。次は3つの準州の踏破を目指す。

「47News」鉄道コラム「汐留鉄道倶楽部」: https://www.47news.jp/railroad_club

「47News」47リポーターズ(VIA鉄道に関する記事も掲載されている): https://www.47news.jp/47reporters

連載鉄道コラム「鉄道なにコレ!?」VIA鉄道カナダのウィニペグ-チャーチル間の夜行列車紀行を紹介したシリーズ
第37回 今年で「69歳」!レトロな寝台列車はカナダで今も現役
第38回 カナダのVIA鉄道、車窓自慢の展望車が「視界不良」になった理由
第39回 カナダ寝台列車がまさかの引き返し、なんと遅れは16時間超
第40回 16時間超遅れのカナダ寝台列車、バス旅での“回復運転”の成否は?
第41回 カナダの寝台列車、週3往復でも先住民が重宝する理由
第42回 カナダの「古希」迎える旧型客車、先住民鉄道で今も現役

共同通信Podcastの番組「きくリポ」のエピソード#17「国鉄型車両引退スクープの裏側から新線開業に関する新情報、西九州新幹線の今後まで…鉄道の『なにコレ!?』に迫る」
音声プラットフォーム「Voicy」の「今日どう?共同通信NEWS」【日曜深掘り】「豪華列車や西九州新幹線…鉄道の『コレ』知ってますか?」

カナダで開設できる3つの積立口座 RRSP・TFSA・FHSA:第3回「FHSA」

RBC Wealth Management Group日本語チームの平井アンディさん。2023年2月10日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
RBC Wealth Management Group日本語チームの平井アンディさん。2023年2月10日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
RBC Wealth Management Group日本語チームの平井アンディさん。2023年2月10日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito
RBC Wealth Management Group日本語チームの平井アンディさん。2023年2月10日、バンクーバー市。Photo by Koichi Saito

 将来のために積み立てを考えている人、現在のプランを見直したい人など、知っておくとためになる、カナダの3つの積立口座を紹介。

 退職後のための自己積立型年金プラン「RRSP:Registered Retirement Savings Plan」、非課税が特長の「TFSA:Tax-Free Savings Account」、今年から始まった「FHSA:First Home Savings Account」。

 それぞれに特徴が異なるが、複数を開設しての利用も可能で、内容をよく理解して、自身や家族の将来のために賢く利用したい。

 そこで今回はRBC Wealth Management Group日本語チームの平井アンディさんに話を聞いた。

 第1回は「RRSP」、第2回は「TFSA」を紹介(各回を参照)。そして今回は、今年4月から始まった新しい口座「FHSA:First Home Savings Account」を紹介する。

FHSA:First Home Savings Account

 2023年から始まった新しい貯蓄型口座。RRSPやTFSAと同じ貯蓄専用口座で、RRSPとTFSA両方の利点を導入しているのが特長。

 ただ、貯蓄の目的がマイホーム購入に限定されているため、RRSPやTFSAとは利用時の条件や特徴が異なる。

対象:
 カナダに居住し、口座開設時から過去5年間マイホームを所有していない人で、将来購入を考えている人。

特徴:

  • RRSPの税控除とTFSAの非課税の両方の利点がある。
     RRSPは入金時に税控除を受けて引き出し時に税金を支払う、TFSAは税金を納めたあとの所得から入金するため引き出しに非課税というのが特徴だが、FHSAは入金時に税控除を受け、さらに、入金後マイホーム購入目的であれば引き出し時には非課税という両方の利点を備えている。
  • 毎年8,000ドルまで積み立てが可能、生涯の積立上限は40,000ドル。
     積立額の上限は1年8,000ドルまで。上限額を利用しなかった場合、翌年に繰り延べは8,000までできる。翌年より先に繰り延べはできない。生涯で積み立てられる上限額は40,000ドルまで。
  • FHSAの利用年齢は成人に達した年齢から71歳まで。
     FHSA開設は、成人に達した年齢(州によって異なる)から71歳まで可能。
    *成人年齢は、ブリティッシュ・コロンビア州は19歳、アルバータ州、オンタリオ州は18歳。その他も各州で確認が必要。
  • 口座を開設した年から積立金額枠が開始される。
     FHSAは、口座を開設しなければ積立金額の枠が開始されない。
     TFSAは口座を開設した時期に関係なく、カナダに居住した年から限度額が累積されていくため、例えば、2009年以前からカナダに居住している人は、今年TFSA口座を開設しても2009年(TFSA開始年)からの累積限度額88,000ドルまで入金できる。
     それに対して、FHSAは口座を開設した年に入金限度額の枠が与えられる。例えば、今年開設すれば、2023年は8,000ドルの上限額まで入金でき、来年開設すれば2024年から1年8,000ドルの上限額枠内で利用できる。そのため、FHSAが2023年から開始されたからといってTFSAのように2024年に開設した時に累積上限額が16,000ドルとはならない。
  • マイホーム購入目的以外で引き出した場合は課税される。
     ただし、RRSP口座に移行する場合は非課税となる。

お勧めの利用方法

 FHSAは、RRSPとTFSA両方の利点を備えていることを考えると、平井さんは「将来マイホームを購入されたい方で現在働いている方は、まずこの口座を利用されるのがいいかなと思います」と話した。

 上限枠が開設した年から始まることから、マイホーム購入を考えているなら早めに口座を開設することを勧めるという。「100ドルでもいいので、まずは口座を開設しておくと、毎年上限額を利用しなくても、あとは自分のプランに合わせて積み立てができますので」と平井さん。

 20~40代でマイホームの購入を考えている人には自動積立設定がお勧め。また、「成人している子どもやお孫さんが将来マイホームを持てるように援助してあげたいという場合にも、開設を勧めるには最適な口座だと思います」と語った。

 ここまでカナダで開設できる貯蓄型口座3種類、RRSP、TFSA、FHSAを紹介した。

 平井さんは、RRSP、TFSA、FHSAのうち最初にどこから始めたらいいかという質問があった場合には、FHSAを勧めると話した。4月に始まったばかりのFHSAだが、これから積み立てを始めたいと思っているなら、RRSPとTFSAのいわゆる「好いとこ取り」をした貯蓄型口座を利用するのも一つの方法。

 貯蓄型口座は、個人の目的と用途に合ったものを賢く選んで、「カナダに居住されている成人の方にはぜひ利用していただきたい」と語った。

平井アンディ(ひらい・あんでぃ)
Chris Kwok Wealth Management Group・Associate
15年以上のキャリアを持つ。将来を安定して過ごせるためのライフプランについて、セカンドオピニオンの相談も受けている。
https://ca.rbcwealthmanagement.com/chris.kwok/home

Chris Kwok Wealth Management Group
RBC Wealth Management Dominion Securities Inc.(RBCウェルス・マネジメント資産運用グループ)の日本語担当サービス。
RBCグループを構成する5事業の一つRBCウェルス・マネジメントに含まれる。個人および法人の資産管理、並びにあらゆるニーズに応える金融商品・コンサルティングサービスを提供している。

RBC Wealth Management Group日本語チーム。写真提供:斉藤光一
RBC Wealth Management Group日本語チーム。写真提供:斉藤光一

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S.U.C.C.E.S.S.リッチモンド・オンラインワークショップ「介護施設とシニア向けアクティビティの紹介」のお知らせ

テーマは「介護施設とシニア向けアクティビティの紹介」

日時:2023年5月17日(水)午前10時~11時半

申し込みリンク: 2023-05-17 KI_Long-Term Care Facilities and Activities for Seniors (jotform.com)

お申し込みの締め切り:5月16日(火)午前9時

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BC州の介護施設には大きく分けて2種類、アシステッド リビングとロングターム ケアがあります。また、介護は必要なく自立して生活ができる高齢者向けの住宅にインディペンデント リビングがあります。それらの違いは何か、また入居するにはどのように手続きするのかといった情報を日系シニアズの渡瀬さんにお話しいただきます。

施設の情報以外に、地域にあるコミュニティでシニア向けのアクティビティやイベントなど紹介してもらう予定でいます。

<内容>

•        BC州における介護施設(Long Term CareとAssisted Living)の概要

•        介護施設への入居方法

•        地域のシニアのための活動の紹介

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お申込み・問い合わせ:kozue.ito@success.bc.ca / 236-880-3392 こずえまで

カナダ出身・福岡県在住のアニメーターの2作品がトロントで上映

「NOVA SEED」より。Photo provided by Momo films
「NOVA SEED」より。Photo provided by Momo films

 カナダ出身・福岡県在住のアニメーター、ニック・ディリベルトが、監督、製作、作画さらには声優までをも自身で担当し作り上げたSFアニメーション映画「ノヴァ・シード」「エンプレス・オブ・ダークネス」の2作が2023年5月10日(水)にオンタリオ州トロントで初めて劇場公開される。

 製作期間4年、60,000枚を超える原画は全て手描きという驚異の「ノヴァ・シード」は、北米最大のジャンル映画祭ファンタジア映画祭で今敏賞にノミネート、ミネアポリス・セントポール国際映画祭で観客賞を受賞するなど世界各地の映画祭で評判を呼んだ。

「ノヴァ・シード」

「NOVA SEED」より。Photo provided by Momo films
「NOVA SEED」より。Photo provided by Momo films

原題:NOVA SEED/64分/2016年/カナダ・日本/アニメ/カラー

<ストーリー>

何世紀にも渡る戦争のせいで、人類と獣の惑星は瀕死の状態であった。住める土地は少なく、有毒な土地は世界の果てまで広がっていた。荒廃した地の下に隠れてるのは、マッド・ドクター・マインドスカル。最初は超越した存在として創造されたマインドスカルだが、恐怖が生じた時、彼の超越した精神から、超越した力が分けられた。力は封じ込めることができても、強力な精神は封じ込めることができず、マインドスカルは、想像以上の制御不能な危険な存在になった。そして彼は人類に対して陰謀を企て、究極の兵器を生み出した。生命と創造の惑星のコアエッセンスを使用すると、惑星を完全に消滅させ、死滅させる力が生み出される。新しい世界のビジョンが完成する前に、人類はマインドスカルを阻止することができるのか?唯一の答えは手の届かないところにある。Nova Seedの中にある。

<予告編1> https://youtu.be/NsuxZ66w864
<予告編2> https://youtu.be/bO3l-LIg4P0

「エンプレス・オブ・ダークネス」

「EMPRESS OF DARKNESS」より。Photo provided by Momo Films
「EMPRESS OF DARKNESS」より。Photo provided by Momo Films

原題:EMPRESS OF DARKNESS/67分/2020年/カナダ・日本/アニメ/カラー

<ストーリー>

永遠の夜の世界。太陽を解放する唯一の希望は、呪われた女帝の目の後ろにある。光が彼女だけを照らすほど美しい女帝。太陽も永遠の眠りに呪われており、彼女が目覚めるまで、2度と太陽の光はない。呪いがかけられてから何年も経った今、太陽を再び空に出現させようとする最後の試みで、女帝の末裔は犠牲にされそうになる。しかしこの見当違いの儀式は、事態を改善させるどころか、さらなる被害をもたらした。これらの犠牲は、呪いの呪文を解除するという希望を少しずつ削っていたのだ。女帝の家来の一人が彼女の王国に到達することができれば、呪文は解かれ、世界は再び光で繁栄する可能性がある。しかし困ったことに、グラクサス卿と、彼の邪悪な手下たちは、光を取り戻そうとする全ての人々を阻止して、殺そうとする。この困難に挑む一人の人物。これが<闇の女帝伝説>。

<予告編1> https://youtu.be/s4To-RvuK7Y
<予告編2> https://youtu.be/wm7Z0m3lYj4

上映情報

日時:5月10日(水)21:30
劇場:Revue Cinema(400 Roncesvalles Ave, Toronto, ON M6R 2M9)
劇場Website: https://revuecinema.ca/ 
チケット:https://revuecinema.ca/films/nova-seed-empress-of-darkness-double-feature/

情報提供
Momo Films
Website: momofilms.com

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カルラ余話 2 ~投稿千景~

エドサトウ

Photo by Ed Sato
Photo by Ed Sato

 鉄の文化は、いわゆる中近東の技術であり、ギリシャやローマの文化のにおいを感じる。

 『九つの問答』に司馬さんと井筒俊彦氏の興味深い対話がある。

司馬-その東洋は、インドから東でしょうか?

井筒-いえ、むしろギリシャを組み込んだ方での『ギリシャ以東』です。東洋という言葉の意味領域にギリシャを組み入れるのは常識からはずれるように思われるかもしれませんが、元来「東洋」というのは一つの理念であって、別にそんなものが世界のどこかに客観的に存在しているわけじゃない。こちらがどう理念的に措定するかの問題です。そこで私は、ギリシャからの中近東、インド、中国、日本までを一つの理念的単位として措定して、それを「東洋」と呼んでいるわけです。今いいましたように、ギリシャの組み入れには問題がありそうですが、それにはそれで理由がないわけじゃない。第一には思想構造上の理由。つまり、古代ギリシャの思想を持ち込んでくると、実にはっきり解明されるところが東洋思想には多々あるのです。

 井筒さんの話は小生には興味深く、弥生時代にユダヤ人の一部が日本にたどり着いていたとすれば、井筒さんが言われるように日本もギリシャ文化圏に入るように考えられなくもない。そのように考えれば、今日の日本文化の発展を理解できるような気がするのである。

 J.S.バッハのオルガン協奏曲は、僕には東洋的に感じられるのはそのためなのであろうか?

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

GK高丘のスーパーセーブで引き分けに、ホワイトキャップス7試合連続負けなし

 ペナルティキックを止めたGK高丘のスーパーセーブで無失点を死守。引き分けに持ち込んだ。

 バンクーバー・ホワイトキャップスFCは4月29日、BCプレースにコロラド・ラピッズを迎えた。

4月29日(BCプレース:14,103)

バンクーバー・ホワイトキャップスFC 0-0 コロラド・ラピッズ

シュート数はラピッズの7に対して、ホワイトキャップスは21と圧倒。特に後半は再三の好機をつかんだがゴールは遠かった。試合は終盤を迎えた78分にラピッズがPKのチャンスに。このPKをGK高丘が止めて失点を許さず、そのまま引き分けた。これでMLSレギュラーシーズン7試合連続負けなしとなったが、4月8日以来の白星とはならなかった。

「周りのディフェンダーのプレーがあってクリーンシートが実現」GK高丘

79分、PKの場面で好セーブを見せたGK高丘。バンクーバー・ホワイトキャップス対コロラド・ラピッズ。2023年4月29日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
79分、PKの場面で好セーブを見せたGK高丘。バンクーバー・ホワイトキャップス対コロラド・ラピッズ。2023年4月29日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 ペナルティキックを止めた場面を問われると、データを分析するスタッフからのアドバイスも助けになってセーブにつながったと語った。これでMLSレギュラーシーズンは4試合連続無失点。クリーンシートが続いていることについて、自分一人の力ではないと高丘。「周りのディフェンダーの懸命なプレーがあるからこそ」、ディフェンダーといい関係で守備ができていると語った。

 無得点について問われると、「チームとして得点が必要なことは間違いないが、自分は自分ができることを一生懸命やるだけ」と語り、チームとして自分たちのスタイルをこのままキープしていけば結果は出るとチームへの信頼を示した。

 Vanni Sartini監督も、ゴールが出ずに勝てない試合が続いているが「このようなプレーを続けていけば必ず勝ちにつながっていくと選手たちには伝えている」と語った。

GK高丘選手、Sartini監督からファンへメッセージ

 この日高丘選手は、the MLS Team of the Matchday for Matchday 10に選ばれた。動画では、高丘選手からバンクーバーや日本にいるファンへメッセージが。また現在日本語を猛勉強中というVanni Sartini監督も高丘選手ファンへメッセージを送った。

 動画はユーチューブで配信中。https://www.youtube.com/@jctoday

 写真はインスタグラムで。https://www.instagram.com/jpncantoday/

5月のホームゲーム

5月6日(土)7:30pm ミネソタ・ユナイテッドFC戦
5月20日(土)7:30pm シアトル・サウンダーズFC戦
5月31日(水)7:30pm ヒューストン・ダイナモFC戦

バンクーバー・ホワイトキャップスFCウェブサイト: https://www.whitecapsfc.com/

この試合無失点に抑えたGK高丘。大きな声で指示も。バンクーバー・ホワイトキャップス対コロラド・ラピッズ。2023年4月29日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
この試合無失点に抑えたGK高丘。大きな声で指示も。バンクーバー・ホワイトキャップス対コロラド・ラピッズ。2023年4月29日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

(写真・動画 斉藤光一)

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Lighthouse無料ウェビナー「日本の大学進学フェア2023春」をオンラインで開催

グローバル化を積極的に推進する日本の大学による、オンライン進学フェアを開催します。近年アメリカの学費が年々高騰する中で、日本の大学へ進学する学生が増えています。英語での入試制度や海外生のための奨学金制度、カレッジからの編入学など、大学の特色や取り組みに加え、2023‐2024年度入試に向けた最新情報をお届けします。日本語力を付けたい方のため、日本語学校も参加いたします。

日本への進学を考える学生、保護者の皆様には、普段海外ではなかなか知り得ない情報を入手するまたとない機会です。プレゼンテーションは、日本語と英語の両方でライブ配信します。各大学との個別相談(予約制)も可能です。

日程:2023年5月23日(火)、5月24日(水)、5月25日(木)※アメリカ西海岸時間

日本語プレゼンテーション(アメリカ西海岸時間)

5月23日(火)6:30pm~8:00pm

5月24日(水)6:00pm~8:30pm

5月25日(木) 6:00pm~8:30pm

英語のプレゼンテーション(アメリカ西海岸時間)

5月23日(火)6:00pm~8:30pm

5月24日(水)6:30pm~8:15pm

5月25日(木) 6:00pm~8:30pm

※ハワイ時間-3時間、アメリカ東海岸時間+3時間、標準世界時間+7時間、日本時間+16時間

プレゼンテーションスケジュール:添付のフライヤーをご参照ください

参加予定校(50音順):

大学:青山学院大学、桜美林大学、叡啓大学、国際基督教大学(ICU)、駒澤大学、上智大学、創価大学、中京大学、筑波大学、津田塾大学、東京国際大学、広島大学、立教大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学(APU)、山梨学院大学 国際リベラルアーツ学部

日本語学校:フューチャーデザイン日本語学校

お申し込みhttps://bit.ly/SHINGAKU23SP

お問合せ:seminar@us-lighthouse.com 担当:中村

主催:ライトハウス(us-lighthouse.com

5月の自力整体Real対面教室のご案内

◎「おなかの脂肪が気になる」

◎「肩こり、腰痛、ヒザ痛などの痛みが気になる方」

◎「悪姿勢を直したい方」

◎ 他力に頼らず、自力で身体を健康に!

今回は特に夏に向けて気になる「おなかの脂肪を取りウエスト周りを細くする自力整体」をテーマでお送りしたいと思います。

1)5月19日(金) 10時30分~  日系センター教室にて

2)5月22日(月) 10時30分~  バンクーバーMain教室にて

3)参加費 20ドル

どちらも専用無料駐車場有り

詳細・お申し込みは
eメール jirikiseitai.canada@gmail.com
電話 604-448-8854
https://jirikiseitai-canada.jimdofree.com/

お気軽にお問い合わせください。

和の学校@東漸寺から2023年5月*行事とお稽古のお知らせ*

5月7日(日曜日)

*花まつり*

お釈迦様の誕生日
法要 午後1時~本堂にて
法要後にお菓子と呈茶のサービスがございます。

どなたでもご参加していただけます。
(お心入り$10~を願しております)

「着付教室」

午前10時半~午後12時 地下道場にて
参加費 $20/回

「殺陣教室/リハーサル稽古」

午後1時~3時 地下道場にて
別途詳細

5月14日(日曜日)

「習字教室」

午前10時半~午後12時
茶話タイム 午後2時~3時
参加費 $20/回

「着物ワークショップ」

午後1時~2時 本堂にて
茶話タイム 午後2時~3時
参加費:$10

「殺陣教室」

午前10時半~午後3時半の間 地下道場にて
3つのクラスがございます。
参加費 $20/回
茶話タイム 午後12時&午後2時

5月21日(日曜日)

「習字ワークショップ」

午前10時半~午後12時 マルチルームにて
茶話タイム 午後12時~
参加費 $10/回

「着付教室」

午前10時半~午後12時 地下道場にて
茶話タイム 午後12時~
参加費 $20/回

「殺陣教室/リハーサル稽古」

午後1時~3時 地下道場にて
詳細別途

5月28日(日曜日)

「習字教室」

午前10時半~午後12時 マルチルームにて
茶話タイム 午後2時~3時
参加費 $20/回

「着物ワークショップ」

午後1時~2時 本堂にて
茶話タイム 午後2時~3時
参加費:$10

「殺陣教室」

午前10時半~午後3時半の間 地下道場にて
3つのクラスがございます。
参加費 $20/回
茶話タイム 午後12時&午後2時

詳しくは和の学校@東漸寺ページからご覧ください。 https://wanogakkou.jimdofree.com/

お問い合わせ、お申し込み
コナともこ
和の学校@東漸寺

tands410@gmail.com

東漸寺TOZENJI
住所 209 Jackson st. Coquitlam

バンクーバー生け花協会と日系文化センター・博物館主催「生け花スプリングショー2023」

バンクーバー生け花協会と日系文化センター・博物館主催
生け花スプリングショー2023

5月6日土曜日、11時〜16時
5月7日日曜日、10時〜15時
入場無料、寄付歓迎
グレーター・バンクーバーで活躍している数々の流派の生け花が一堂に会します。

今年はロビーで日系盆栽協会の展示もご覧いただけます。

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The Vancouver Ikebana Association and Nikkei National Museum & Cultural Centre proudly announce the return of the Ikebana Spring Show 2023 – The Art of Japanese Flower Arranging, to be held on Saturday, May 6, from 11am to 4pm, and on Sunday, May 7, from 10am to 3pm.

This event, which will take place at the Nikkei National Museum & Cultural Centre, will feature around 60 magnificent display of four schools of Japanese flower arrangement that are active in the Metro Vancouver area. Attendees will be treated to the beauty of the arrangements created by talented ikebana artists who will showcase their creativity and expertise in the art of Japanese floral design.

Four different schools of ikebana will be featured:

IKENOBO –– Demonstrations: May 7 (sun) 12pm, Workshops: May 6 (sat) 11am

Ikenobo is the origin of Ikebana with a history of more than 550 years. The Ikenobo encompasses both on traditional and modern, the two continually interacting to encourage new development in today’s ikebana. No matter big or small, our arrangement carries the Japanese culture and respects the nature. When we sense plant’s unspoken words and silent movements we intensify our impressions through form, a form which becomes ikebana. 

SANGETSU –– Demonstrations: May 6 (sat) 12pm, Workshops: May 6 (sat) 3pm

The Sangetsu School of ikebana was established in 1972 in Atami, Japan. Two parts nature, one part technique is the motto of this school. Arranging naturally is the focus of Sangetsu, as well as four other guidelines which include harmony, arranging quickly, as if painting a picture, and arranging with joy.

SOGETSU –– Demonstrations: May 6 (sat) 2pm, Workshops: May 7 (sun) 11am

The Sogetsu School of ikebana is one of the largest and most modern with its approach to technique, design, materials and outlook. Sogetsu practitioners are encouraged to use their individuality in their arrangements, by looking at their materials with fresh eyes. The connection of humans with nature brings a new life to materials that does not exist in the natural state, and this is the essence of Sogetsu ikebana.

KADO SUMI –– The Kado Sumi School was founded by Reicho Sumi who studied in Japan under the Ikebana master Choka Adachi, Kado Sumi students learn the design concepts of line, form and shape. By arranging floral materials to complement their natural beauty, Kado Sumi demonstrates that a tiny flower or leaf reflects beauty as much as their larger counterparts. The graceful lines, natural shapes and proportions of Kado Sumi arrangements are the creative expression of an appreciation of Nature’s beauty.

For those interested in learning more about ikebana, the event offers demonstration and hands-on workshops, dates and times listed above. Attendees can learn basic techniques of Japanese floral design in an easy to understand way.

This year, visitors will also have the opportunity to view a display by the Nikkei Bonsai Society in the lobby. The display will feature an array of bonsai trees, each of which is a living work of art, carefully cultivated and pruned to achieve a miniature representation of nature.

Admission to the Ikebana Spring Show 2023 is free, with donations gratefully accepted. This event is a wonderful opportunity to experience the beauty and elegance of Japanese flower arranging, and to learn more about the rich cultural traditions of Japan.

Workshop fee required ($33), please go to the link below for pre-registration:

https://www.eventbrite.ca/e/hands-on-ikebana-workshops-at-nikkei-centre-tickets-545767524357

The Vancouver Ikebana Association promotes the awareness and appreciation of Ikebana, the Japanese art of flower arranging, through displays, workshops and cultural events in British Columbia.

The Nikkei National Museum & Cultural Centre‘s mission is to honour, preserve and share the history and heritage of Japanese Canadians and Japanese culture in Canada.

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