カナダ軍基地で火災、4人死亡39人が負傷

 アルバータ州のカナダ軍基地で10月17日に大規模な火災が発生した。18日に行われた会見で、軍関係者4人が死亡、負傷者39人、うち19人が重篤な状態と発表された。

 死亡したのは、モーガン・ウォン軍曹(26歳:アルバータ州エドモントン市)、ショーン・ファレル二等兵(23歳:サスカチュワン州プリンスアルバート市)、エイダン・グールディング二等兵(23歳:ブリティッシュ・コロンビア州ノースバンクーバー市)、ヘイデン・ライカーマーク二等兵(19歳:同ラングレー市)。

 火災はアルバータ州中東部ウェインライト町の基地で4時ごろ発生。突風による火災が襲ってきた時、プリンセス・パトリシア・カナダ軽歩兵連隊の約84人が野外訓練に参加していたという。

 18日の会見で、カナダ軍第1師団の司令官ウェイド・ラトランド少将は、手りゅう弾を使用するなどした実弾を用いた実践に近い戦闘訓練中に火災が発生したと説明。それが直接の原因かもしれないし、全く関係ないかもしれないと述べた。当日は強風だったことは認識していたが訓練を継続。その後、火が1分以内に約1キロメートルにわたって広がり「(火の広がりは)異例の速さで、私もこんな状況を見たことがない」と語った。

 22日にもカナダ軍が会見。カナダ軍警務総監(Canadian Forces Provost Marshal)で、並行して行われている複数調査の一つを担当する軍警察を指揮しているバネッサ・ハンラハン准将は、火災は手りゅう弾発射訓練場で発生したと発表。火災発生後に強風の風向きが急に変わり別の訓練場に広がったと説明した。火災の直接の原因や、いつ、どのように、なぜ事故が起きたかについては調査中と語った。

 会見に同席した国防参謀総長ジェニー・カリグナン大将は、調査委員会の調査結果については調査が完了次第、公表すると強調した。

 現在入院しているのは27人で、13人が重篤な状態と発表。12人が退院している。

 カナダ国防省は火災はテロとの関わりはないとの見解を示している。21日には、ウェインライト町の教会で追悼集会が開かれ、約150人が参列した。

(記事 高城玲)

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