BC州タンブラーリッジ銃撃事件容疑者を手助けした人物をアメリカで逮捕、銃撃までの詳細が明らかに

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州中東部のタンブラーリッジで2月に起きた銃乱射事件に関わったとして、10月6日、アメリカのワシントン州ベリンガム在住ジェームズ・コーディ・ブライアント容疑者(30歳)が外国にいる人物殺害の共謀容疑で逮捕、起訴された。

 同日にはワシントン州シアトル市で連邦検事代理、連邦捜査局(FBI)シアトル支局捜査官とBCカナダ連邦警察(RCMP)アシスタントコミッショナーが同席の記者会見が行われた。

 アメリカ司法省によると、ブライアント容疑者は銃撃事件を起こしたジェシー・バン・ルーツェラー容疑者の犯行計画を手助けし、犯行時のライブ配信計画を手伝ったほか、犯行計画の相談にも乗っていたという。

 ブライアント容疑者は、ランダムチャットサイトでバン・ルーツェラー容疑者と知り合い、その後ソーシャルメディアの一つDiscordで連絡を取り続けていた。RCMPによると、銃乱射事件の後、Discordが2人の会話をRCMPに通報して捜査が始まったという。

 FBIの刑事告訴状によると、ブライアント容疑者は事件に至るまでの数カ月間、バン・ルーツェラー容疑者に金銭を提供し、犯行計画も支援していた。告訴状には2人の会話を記録した大量のチャットログが含まれており、FBI捜査官マイク・ハリントン氏は会見で、凄惨な銃撃計画について非常に軽い口調でのやり取りを読むのは大変だったと語った。

 ワシントン州西地区司法長官代理ニール・フロイド氏は、ブライアント容疑者には通報の機会があり、実際その可能性についてバン・ルーツェラー容疑者と話し合っていたと言及。「しかし容疑者は通報することを選ばず、代わりに殺人を犯そうとしている人物を励まし、支援を申し出た」と述べた。

 また、2人の会話の中には、ほかにも犯行計画を知っている人々がいることを示唆する内容も含まれているという。BCRCMPアシスタントコミッショナーのイライジャ・レイン氏は現在も捜査は続いていると語った。

 事件当時BC州司法長官だったニッキー・シャーマ氏は告訴状について「ぞっとする内容だ」と述べた。BC州は現在バン・ルーツェラー容疑者が銃撃に関してChatGDPを利用したいたにもかかわらず通報しなかったとしてオープンAI社を提訴しているが、今回の公表内容からDiscordなどバン・ルーツェラー容疑者が利用したプラットフォームへも法的措置を取るのかとの質問には「プラットフォームには常に責任が求められるべきだ」としたが、具体的な措置については言及しなかった。

 タンブラーリッジ銃撃事件では、バン・ルーツェラー容疑者により教師1人、生徒5人を含む7人が死亡、容疑者も自死したと見られると警察が発表している。

(記事 高城玲)

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