カナダ第2の航空会社ウエストジェット客室乗務員がストを承認、8月2日にも決行可能に

 カナダ第2の航空会社ウエストジェットの客室乗務員が、8月の連休期間中にストライキに入る可能性が出てきた。

 同社の客室乗務員約4,400人が加盟する労働組合CUPE Local 8125は7月15日、投票で組合員の99.4%がストに賛成したと発表した。投票率は97.3%、ストは8月2日から実施可能になるという。

 一方でウエストジェット社も8月2日以降に客室乗務員に対するロックアウト(会社側による就業禁止措置)が可能となる。ストまたはロックアウトを実施する場合は、いずれも72時間前までの通知が必要。

 両者の労使交渉は10カ月にわたって続いている。組合によると、交渉の主な争点は賃金、無給労働、労働条件という。

 組合は、ウエストジェットの「フライトクレジット制度」によって客室乗務員は月平均35時間の無給労働を行っていると主張。また、現在の賃金は物価上昇に追いついていないとしている。

 一方ウエストジェット社CEOアレクシス・フォン・ヘンスブローフ氏は報道陣に、前回の契約は新型コロナウイルス禍に行われたもので新しい契約には大幅な改善が必要との認識を示した。

 両者ともストライキ承認がストライキ実施を決定するものではないとしている。今後の話し合い次第ではスト回避の可能性も残されている。

 ウエストジェットはアルバータ州カルガリーと成田空港間に直行便を運航している。また、日本航空とはカナダ国内線でコードシェア(共同運航)を提携している。

 カナダでは昨年8月にエアカナダの客室乗務員がストライキを実施したため、3日間にわたり国内外線全便が欠航。さらにストライキ実施2日前から計画運休措置が取られたため、多くの利用者に影響が出た。

(記事 高城玲)

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