カーニー首相、日本での女性の労働力貢献はサウジアラビア以下と発言

 サウジアラビアを訪問中のマーク・カーニー首相は7月9日、現地での記者会見で女性の労働力への貢献についてサウジアラビアが日本より高いと発言した。

 会見ではサウジアラビアとの2国間協議について、両国の関係改善と経済協力が重要と説明した。記者から、サウジアラビアの人権問題、特に女性への人権についてサウジアラビアは女性のステータスは最悪だとされていると聞かれたカーニー首相は、それについて自分が判断する立場にはないと回答したが、例えとして、サウジアラビアの女性の労働力への貢献は10~15年前は6~12%だったが現在ではインドや日本よりも高いと語り、女性の状況が大きく改善している例えとした。

 質問と回答はいずれもフランス語で、発言は英語通訳によるもの。「女性の労働力への貢献」の定義は不明で、明確な数字を示しての言及でもないため、日本の方が女性の労働力への貢献がサウジアラビアより低いという根拠は全くの不明。

 日本の内閣府男女共同参画局が発表している2024年の15~64歳の女性の就業率は74.1%、OECDが発表している労働力参加率は81.5%。一方サウジアラビアのゼネラルオーゾリティー・フォー・スタティスティックス(GASTAT)によると2024年の15歳以上の女性の就業率は31.8%、労働力参加率は36.0%となっている。

 記者会見はCPACウェブサイトから視聴できる。https://www.cpac.ca/headline-politics/episode/pm-carney-discusses-canada-saudi-arabia-relations–july-9-2026?id=aaf81cb9-5dc5-4e88-a0ef-96c11c0e8f88

(記事 三島直美)

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