カナダ歳入庁(CRA)は4月17日、物価高騰による家計負担を軽減するため、「Canada Groceries and Essentials Benefit:CGEB(食料品・生活必需品給付金)」の臨時追加給付を実施すると発表した。「食料品価格は依然として高水準が続いており、特に低・中所得層の生活への影響が大きい」ことから、政府は即効性のある臨時支援策として追加給付を行うという。
今回の支給は、2025・26年のGST/HSTクレジット(消費税還付)額の50%に相当する金額が一括で支給される仕組み。給付額は所得や家族構成を基準とし、例えば、年間所得40,000ドルの4人家族では533ドル、所得25,000ドルの単身者で267ドルになると、政府は試算している。支給日は2026年6月5日で、対象者は特別な申請を行う必要はなく、これまでのGST/HSTクレジットと同じ方法で自動的に受け取ることができる。対象となるのは、2024年の所得税申告(Tax Return)を済ませ、2026年1月時点でGST/HSTクレジットの受給資格があった納税者。
「Canada Groceries and Essentials Benefit」はこれまでの「GST/HSTクレジット」を改名して7月から開始され、制度の構造・計算方法・対象基準は従来と同じで、今後5年間で四半期ごとの給付額が25%増額される予定。そのため、CRAによると、臨時給付金を含めた2026・27年のCGEB受給額は、上記の4人家族の場合1,890ドル、上記単身者の場合は950ドルになると試算している。
今回の一時給付は、GST/HSTクレジットからCGEBへの移行前の臨時生活支援として実施。「生活必需品の価格上昇に直面する国民を支えるための重要な措置であり、約1,200万人が恩恵を受ける」と政府は説明している。
(記事 北野大地)
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