イギリスのエリザベス女王が死去、トルドー首相、BC州首相が哀悼の意

 イギリスのエリザベス女王が9月8日、スコットランドのバルモラル城で死去した。96歳。英国君主としての在位期間は歴代最長だった。女王の死去により、チャールズ皇太子が国王に即位した。

 女王は6日にリズ・トラス新首相を任命。その翌日、健康状態の懸念が伝えられ、8日には女王の家族がスコットランドに集まった。

 ジャスティン・トルドー首相は8日に声明を発表。カナダの歴史のおよそ半分はエリザベス女王とともにあったとし、哀悼と感謝の意を表した。また首相として女王と接した思い出に触れ、その人柄について、思慮深く賢明で好奇心旺盛、思いやりがあって楽しい人だったと話した。

 カナダは、英国君主を国家元首とする15カ国のイギリス連邦加盟国の一つ。カナダの国家元首である女王のカナダ公式訪問は22回に及び、最後の訪問は2010年だった。

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ジョン・ホーガン州首相も声明を発表。州民を代表して哀悼の意を表した。女王はたびたびBC州を訪れており、2002年のゴールデン・ジュビリー(在位50周年)の訪問ではNHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)バンクーバー・カナックスの試合に臨席、パックを氷上に落とすセレモニーを行った。

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