ケベック州、16歳未満へのエナジードリンク販売を禁止

 ケベック州政府は6月11日、カフェイン入りエナジードリンクの購入に年齢制限を設けるカナダ初の法案を可決した。16歳未満の若者へのエナジードリンク販売が禁止される。施行は6カ月以内の予定。

 州政府は若者のエナジードリンク摂取に伴う健康リスクを軽減することが目的としている。ケベック統計研究所によると、高校生のエナジードリンク摂取率は2016年から2023年の間に約2倍に増加したという。

 さらに法案の背景にはケベック州の15歳少年を襲った痛ましい事件がある。2024年にザカリー・ミロンさんがADHD治療薬とエナジードリンク「レッドブル」を併飲した後に死亡した。

 法案ではエナジードリンクを「1リットルあたり150ミリグラム以上のカフェインと、タウリンやビタミン、ミネラルなどの添加物を含む飲料」と定義している。

 新法では16歳未満へのエナジードリンク販売および提供が禁止される。購入時には政府発行の写真付き身分証明書の提示が必要。16歳以上の人が16歳未満に代わって購入することも違法、オンラインや自動販売機での販売も禁止される。

 法律に違反した16歳未満には100ドル、成人の場合は500〜1,500ドルの罰金が科される。事業者への罰金は最大62,500ドル。また全てのケースで、再犯の場合は罰金が2倍になることがある。

(記事 高城玲)

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