モントリオールで無差別銃撃事件5人が死傷、容疑者はインセル・サブカルチャーと関係

 ケベック州モントリオール市で6月22日に銃撃事件が発生、警察官1人と民間人1人、容疑者1人の3人が死亡した。

 モントリオール市警察によると、事件が起きたのは同市のコート・デ・ネージュ地区。同日午前11時30分ごろに「ヒルトンホテルの窓から銃を外に向けている人物がいる」と通報があった。警察官が現場に駆けつけたところ容疑者が発砲した。CBCニュース電子版は、 オンライン動画を検証した結果、少なくとも29発の銃声を確認したと報じた。

 死亡した3人のほか、別の警察官も重傷を負ったが容体は安定しているという。さらに別の民間人1人が軽傷を負った。

 容疑者は長銃を所持し、その場で死亡した。警察は単独犯とみている。死亡したのはアルバータ州レスブリッジ市出身のセス・スコット・ハットフィールド(25歳)容疑者。報道では、容疑者について、女性蔑視的な「インセル(非自発的独身者)」サブカルチャーと関係しており、女性を標的にした暴力的なインセル宣言文を配布していたと伝えている。インセル宣言文はホテルの部屋でも見つかっており、100ページ以上もあったという。内容はインセル思想、女性解放に抵抗する考え、ポルノ産業などで、標的とすべき人物や団体が含まれていたという。今回の銃撃は世界最大ポルノサイトの親会社の近くで起きている。死亡した民間人は標的とは無関係だった。

 白昼の銃撃事件に現場は騒然となったという。当局はラジオ、テレビ、携帯電話を通じて公共安全警報を発令し「屋内退避し、施錠して窓から離れるように」と呼びかけた。また一部の高速道路網は閉鎖、地下鉄2路線の大部分も運休となった。

(記事 高城玲)

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