岸田首相、新型コロナ水際対策緩和を発表

 日本の岸田文雄首相は24日(日本時間)、新型コロナウイルス感染拡大防止のための水際措置について新たな緩和策を発表した。

 これまで日本に入国する全ての帰国・入国者に求めていた現地出国前72時間以内の新型コロナ検査陰性証明提出を、9月7日(日本時間)から免除する。新型コロナワクチン3回接種完了が条件。接種証明を提示する必要がある。

 岸田首相は会見で「水際対策についてはG7並みの円滑な入国が可能となるよう、内外の感染状況やニーズ、主要国の水際措置などを勘案しながら段階的に緩和を進めていくという方針」と語り、「入国に際して、9月7日からは、ワクチン3回接種完了者に対しては出国前検査の陰性証明書の提出を求めない、このようにしたいと考えております」と明言した。

 カナダの入国については、すでに4月1日からワクチン接種完了を条件に入国時の陰性証明提出が免除されている。現在は、バンクーバー空港を含む4空港で、入国時に無作為に選ばれたワクチン接種完了者が検査を受ける義務が課せられている。

 ワクチン接種が完了していない場合は、市民権・永住権保有者らは、陰性証明や検査、14日間の自己隔離などの新型コロナ規制が適用され、外国人旅行者は入国できない。

 これらの措置は9月30日まで実施するとカナダ政府は発表している。

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