ケベック州、新型コロナの第6波到来

 ケベック州保健研究所(Quebec’s institute of public health:INSPQ)のガストン・デ・セレス博士が3月30日、複数のメディアのインタビューで、同州に新型コロナウイルス感染の第6波が到来しているとの見解を示した。

 データを確認したところ、感染率、医療従事者の感染者数、入院患者数などが増加しているという。また、第6波は3月中旬に始まっていたと見ている。

 ケベック州衛生社会福祉研究所(Institut nationale d’excellence en santé et services sociaux: INESS)も30日に、同州の新型コロナによる入院者数が前の週と比べて18%増加していると明らかにした。入院者は全ての年齢層、地域で増えていて、この状況は第5波が1月中旬にピークを迎えて以来、初めてのことだという。

 同州では3月14日、ワクチン接種証明書の提示義務や収容人数制限といった規制を解除した。デ・セレス博士は規制緩和により、感染者数が増えることは予測していたという。しかし、今後、第6波の「感染の波」がどれだけの大きさになるのかは現時点では分からないとする。

 そして「公衆衛生対策が公式に実施されなくても、入院者数が急増しないよう、人との接触を州民が控える必要があります」と30日のNoovo Infoによるインタビューで警告した。

 ケベック州のマスク着用義務は4月中旬まで適用を予定している。

 オンタリオ州についても複数の研究者が既に第6波が始まっていると述べている。ブリティッシュ・コロンビア州ではまだ始まっていないものの、到来は時間の問題と専門家は見ている。

 また、カナダ保健省によると、現在、オミクロン株の中でも、より感染力が強いとされている「BA.2」系統が感染の主流となりつつあるという。

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