クリスティーヌ・フレシェット氏、ケベック州首相に就任

 ケベック州議会与党ケベック未来連合(CAQ)の党首選で、クリスティーヌ・フレシェット氏が新党首に選出された。フレシェット氏は4月15日に第33代州首相に就任した。

 フレシェット氏は4月12日に行われた党首選で、ベテラン議員のベルナール・ドランヴィル氏を破り、得票率58%で勝利した。ドランヴィル氏がアイデンティティ問題を重視し、より厳格な移民政策の導入を公約に掲げていたのに対し、フレシェット氏は経済成長の促進と生活費高騰への対応を前面に打ち出していた。選挙後、ドランヴィル氏はフレシェット氏への協力を表明した。

 フレシェット氏は55歳の女性で、元企業幹部。議員当選からまだ約4年だが、これまでに移民相や経済・イノベーション・エネルギー相などを務めてきた。勝利演説では新しい世代のリーダーシップを強調、最優先課題として「家計への経済的負担の軽減」「経済の保護」「ケベックの将来への信頼回復」を挙げた。「フランス語保護」を継承すると断言している。

 前首相フランソワ・ルゴー氏はCAQの創設者で、2018年以降2回連続で多数派政権を率いてきた。しかし世論調査の低迷が続き、今年初めに辞任を表明した。

 フレシェット氏はCAQの2代目党首となる。ケベック州では10月5日に州議会選挙が予定され、与党内では新リーダーによる党の立て直しに期待が寄せられている。

 ケベック州で女性の州首相はフレシェット氏が2人目。

(記事 高城玲)

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