カナックス新体制、セディン兄弟がホッケー運営部門共同社長に

 NHL(ナショナルホッケーリーグ)でバンクーバーに本拠地を置くバンクーバー・カナックスは5月14日、新たなフロント体制を発表した。ダニエル・セディン氏とヘンリック・セディン氏がホッケー運営部門共同社長に昇格し、ライアン・ジョンソン氏が13代目ゼネラルマネージャー(GM)に就任した。

 3人はいずれも元カナックスの選手で、それぞれ5年以上にわたりチーム運営に関わってきた。

 セディン兄弟は1999年のNHLドラフトでカナックス入り。すぐにチームの象徴的存在となり、リンク内外での貢献が高く評価された。2017・18年シーズン終了後に現役引退した後、2021・22年シーズンにGM特別顧問としてフロント業務を開始。2022年5月には選手育成部門へ移行、バンクーバー・カナックスと傘下のアボツフォード・カナックス(AHL:アメリカンホッケーリーグ)の両チームで技術向上やトレーニング体制の改善に取り組んできた。

 ジョンソン氏は過去13シーズンにわたり、さまざまな役職で組織運営に携わってきた。直近ではアシスタントGM兼アボツフォード・カナックスのGMを務めている。

 カナックスの2025・26年シーズンはチーム史上最悪の成績で終えた。レギュラーシーズンは25勝49敗8分(延長敗)で、NHL全体で大差の最下位だった。

 低迷を受け、チームは前GMパトリック・アルヴィン氏を解任。前ホッケー運営部門社長ジム・ルサーフォールド氏はアドバイザー職に退いた。

 セディン兄弟とジョンソン氏にはカナックス再建という大仕事が待ち受けている。ジョンソン氏は、まずは選手たちが成長、失敗し、必要なリソースを得られる環境づくりを最優先するとし、「一歩ずつ進めていく。急ぐつもりはなく、あらゆる決定を戦略的にしていく」と述べている。

(記事 高城玲)

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