サレーの銃撃事件、警察はインド政府との関連なしと発表

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州サレーRCMP(連邦警察)は2月20日、同月1日に起きたサレー市での銃撃について外国政府との関連は見られないとの声明を出した

 この事件は、サレー市154番ストリートの2800番台の住宅が何者かによって銃撃を受けたもの。けが人はいなかった。警察は2月6日に140番ストリート7700番台の住宅を家宅捜索し、銃器3丁と複数の電子機器を押収した。

 2月12日には発砲と禁止銃器所持の疑いで16歳の男2人を逮捕。現在2人は裁判を控え身柄を拘束されている。

 銃撃を受けたのは、昨年6月にバーナビー市で殺害されたシーク教徒独立運動の著名な活動家ハーディープ・シン・ニジャール氏と関係のある人物の住宅だった。カナダ政府はニジャール氏殺害にインド政府の関与の可能性を示唆しており、シーク教徒独立派グループは活動家へのさらなる保護を求めていた。

 シーク教徒コミュニティからは、2月の銃撃事件にもインド政府が関係しているのではという懸念の声が上がっていた。しかし警察は捜査の結果、この事件への外国からの関与は認められなかったとしている。

(記事 編集部)

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