バンクーバー市のマンション建設現場でクレーン事故、1人が死亡

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市オークリッジ地域のタワーマンション建設現場で2月21日午後3時頃、クレーンから運んでいた積荷が落ちる事故が発生した。この事故により1人が死亡した。

 バンクーバー消防署では、何らかの原因で積荷がクレーンから離れ、建設中の建物25階付近にぶつかった後、地面にいた被害者の上に落ちたとみている。積荷は約30階付近から落ちる時にいくつかのフロアにぶつかり、フェンス材や窓を壊したという。

 現場では労働者約1,700人が避難し、キャンビーストリートはウエスト41番から45番アベニューの間が閉鎖された。

  メトロバンクーバーでは2024年に入ってから、この事件を含め3件のクレーン関連の事故が起きている。1件目はバーナビー市の建設現場でクレーンが倒れ、ローヒードハイウェイの一部が閉鎖された。2件目はサレー市の建設現場でクレーンが壊れて落ちた。どちらもけが人はなかった。

 シティニュース電子版によると、オークリッジの事故現場では、安全性を確認するため、労働中止、クレーンの使用中止の命令が出されていており、WorkSafeBCが事故原因について調べているという。

 当初、被害者の名前は公表されていなかったが、報道によると被害者は現場で働いていた女性ということが分かっている。

(記事 編集部)

合わせて読みたい関連記事