逃亡中だった性犯罪者、バンクーバーで身柄確保される

 逃亡していたハイリスク性犯罪者ランドール・ホプレー被告(58)を11月14日未明にバンクーバー市内ダウンタウンイーストサイドで逮捕したとバンクーバー警察が発表した。

 これまでのバンクーバー警察の発表によると、長期保護観察命令中だったホプレー被告は11月4日、買い物に行くとしてバンクーバー市内のハーフウェイ・ハウス(刑期を終えた受刑者などの社会復帰を支援する施設)を出たが、その後すぐに監視用の足輪を外し、そのまま逃亡した。

 ホプレー被告は2011年にブリティッシュ・コロンビア(BC)州南東部で3歳の男児を誘拐した罪で懲役6年の実刑を受けた。ほかにも、暴行、性犯罪など多くの犯罪歴がある。2018年10月に刑期を終えた後、長期保護観察下におかれバンクーバーのハーフウェイ・ハウスに移っていた。

 しかし今年1月に2件の長期保護観察命令違反のために逮捕、勾留された。2月に保釈が認められハーフウェイ・ハウスに戻されたが裁判の2日前に逃亡した。検察側はホプレー被告の保釈に反対していたという。BC州は、重犯罪の再犯者への保釈条件を厳しくするよう連邦政府に求めており、現在上院で見直しが行われている。

 ホプレー被告は逃亡後カナダ全国で指名手配された。バンクーバー警察は、身長175センチ、ダークブラウンの髪に茶色の瞳で、前髪左側の生え際にあざがあるなどの特徴とともに写真を公開し市民の情報提供を呼びかけていた。逃亡発表当初から、徒歩で移動し、支払いにはキャッシュを使っていると見られるなど、バンクーバー市内にいる可能性が高いことも指摘していた。

(記事 編集部)

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