BC州港湾労働組合ストライキ終了、連邦労働大臣調停者を指名で

 約2週間に及んだブリティッシュ・コロンビア(BC)州の港湾労働者のストライキが終了した。7月13日、港湾労働者組合(International Longshore and Warehouse Union:ILWU)と雇用者団体(B.C. Maritime Employers Association :BCMEA)の労使交渉は、暫定合意に達した。

 ILWUとBCMEAは、賃金や請け負い、自動化などについての労使交渉で決裂。7月1日から、カナダ最大の港であるバンクーバー港を含むBC州内30以上の港で、7,400人の港湾労働者がストライキを行っていた。

 合意に至った背景には連邦政府シームス・オレガン労働担当大臣が調停者を指名し、和解条件を出すよう命じたことがある。調停者が出した和解条件は、12日午前にILWU、BCMEA双方に送られ、24時間以内に応じるよう求めていた。合意は4年に渡るもので、BC州の港湾労働者のスキルと努力を認識しているものだという。詳細については公表されておらず、また両者は、この合意を承認する必要がある。

 Greater Vancouver Board of Tradeによると、現在、コンテナ約63,000個が船の上で荷降ろしを待っている状態だという。BCMEAは港湾での作業はすでに13日夕方から再開したとしている。

(記事 編集部)

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