トロント国際空港で2,000万ドルの金や貴重品の荷物が行方不明に

 トロント・ピアソン国際空港で4月17日、金や貴重品など総額2,000万ドル相当が入ったコンテナが盗難にあった。

 捜査を担当しているピール地域警察によると、盗まれたコンテナを積んだ飛行機は、夕方に同空港に到着。コンテナは機内から運び出された後、通常通りカーゴの取り扱い施設で保管されていたが、何者かが「違法な手段で」移動させたという。

 コンテナの紛失はただちに警察に通報された。このコンテナを積んでいたのがどのエアラインなのか、どこから到着したフライトなのかについては公表されていない。

 警察は会見で、このような盗難は非常に珍しいケースとし、プロの手によるものかどうか判断するのは時期尚早としている。現在のところ逮捕者はなく、容疑者の情報も公開されていない。また、ギャングとの関連性についても言及されていない。そして、コンテナがどこにあるのか、カナダ国内にあるのかどうかについては「分からない」と話している。

 この事件について、警察は他の事件との関連性はないと見ており、空港業務への影響はなく、また公共の安全を脅かすものでもないとしている。

(記事 編集部)

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