日本帰国者の自宅などでの待機、公共交通機関不使用の期間が7日間に

 日本政府の水際対策強化に係る新たな措置が、1月29日午前0時より変更となった。新型コロナウイルスのオミクロン株が支配的となっている国・地域(現時点では全ての国・地域)から帰国・入国する全ての人について、入国後の自宅等待機、健康フォローアップ、公共交通機関不使用の期間が10日間から7日間に変更された。

 オミクロン株が支配的となっている国・地域は、現時点では全ての国・地域のことで、今回の変更はすでに入国済みの人に対しても29日から適用される。

 ただし、空港検疫で陽性となり、ゲノム解析の結果、オミクロン株以外(デルタ株など)の陽性者と判明した場合、機内濃厚接触者の待機期間は14日間になることもある。

 現在、日本ではオミクロン株の世界的広がりを受け、
・外国人の新規入国は、全世界を対象に停止
・日本人などは帰国できるが、カナダをはじめ、日本国の指定する国・地域から帰国する場合、宿泊施設での待機
が必要となっている。 

 カナダから日本への入国・帰国者は現在、検疫所指定の宿泊施設で3日間の待機が必要。また、厳格な水際対策により、到着空港において検疫などの手続に時間を要している。結果、宿泊施設への案内に時間を要するおそれもあるという。

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