「世界で最も住みやすい都市」、カナダの都市ランク入りせず

 エコノミスト誌の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit: EIU)が、6月8日に2021年の「世界で最も住みやすい都市」ランキングを発表した。

 ランキングで、これまで上位10位以内の常連となっているカナダの都市が、新型コロナウイルス感染拡大で10位までに入っていないことが分かった。一方、大阪が2位、東京4位と日本の都市が2019年から順位を上げた。

 カナダとヨーロッパの多くの都市は、新型コロナウイルス感染の第二波で文化やスポーツイベントを制限したほか、学校の休校やレストランの営業制限を行ったことから、ランキングを下げた。

 バンクーバーは2002年から2010年まで連続で、「世界で最も住みやすい都市」第一位に選ばれていた。

2020年度

都市名点数
1位オークランド96.0ニュージーランド
2位大阪94.2日本
3位アデレード94.0オーストラリア
4位ウエリンドン93.7ニュージーランド
東京日本
6位パース93.3オーストラリア
7位チューリッヒ92.8スイス
8位ジュネーブ92.5スイス
メルボルンオーストラリア
10位ブリスベン92.4オーストラリア

2019年

都市名点数
1位ウィーン99.1オーストリア
2位メルボルン98.4オーストラリア
3位シドニー98.1オーストラリア
4位大阪97.7日本
5位カルガリー97.5カナダ
6位バンクーバー97.3カナダ
7位東京97.2日本
トロントカナダ
9位コペンハーゲン96.8デンマーク
10位アデレード96.6オーストラリア