カナダ保健省がモデルナ社ワクチンを承認

 カナダ保健省が米製薬大手モデルナ社の新型コロナウイルスワクチンを承認した。12月23日に声明を発表した。

 「モデルナ社は10月12日に申請を行っていて、内容を徹底的に調べた上で、カナダ保健省の厳しい安全および有効基準を満たしていると結論付けた」という。

 モデルナ社のワクチンは現在のところ18歳以上の使用に限られるが、先に承認されたファイザーとビオンテックのワクチンのように摂氏マイナス70度で輸送、保管が必要ということはない。そのため都市から離れた地域でも、ワクチン接種が可能となる。

 さらにトルドー首相がファイザーとビオンテックのワクチンについても、来月25万本分の追加供給が決まっているとツィッターで発表した。1月31日までには、ファイザーとビオンテック、そしてモデルナで合計120万本のワクチンが届く見通しとなっている。

 モデルナ社ワクチンの承認については、ブリティッシュ・コロンビア州衛生管理局長ボニーヘンリー博士も23日夕方の定例会見で触れた。BC州ではこれまでに5603人がファイザー社のワクチンの接種を受けていて、モデルナ社のワクチンは来週に届く予定という。

モデルナ社ワクチンの到着予定について触れるトルドー首相のツィッター
ファイザー社ワクチンを接種するボニー・ヘンリー博士

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