12月中に新型コロナワクチン、カナダに到着か?

 カナダ、公共事業調達省のアニタ・アナンド大臣が12月7日、カナダ保健省の認可を得られることを条件に、12月中に24万9000回分の新型コロナウイルスワクチンがカナダに届くことになっていると発表した。

 「カナダ政府ではカナダ人を新型コロナウイルスから守るため、できるだけの努力を続けていきます」とアナンド大臣は語った。使用が承認された際に、必要なワクチンを確保することはその一例だという。

 今回、届く予定と発表されたワクチンは、米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品企業ビオンテックが共同開発したもの。カナダでの接種を開始するには、カナダ保健省からワクチンが承認される必要がある。

 現在、カナダではファイザーと、カナダ公共衛生庁、カナダ軍、州および準州政府とで、ワクチン接種開始への準備を始めている。ファイザー開発のワクチンは摂氏マイナス70度で輸送、保管が必要と、取扱いには細心の注意が求められる。

 このワクチンについては、ファイザー社が10月9日にカナダ保健省に使用許可を申請している。近いうちに結果が発表されるとみられている。

 イギリスでは12月8日に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。ファイザー社の発表では、米国FDAおよび欧州連合EMAによる使用許可は本年12月の見込みという。

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その他、カナダ政府の発表内容
・ファイザー社のワクチンは、12月中にカナダ14カ所に届けられるよう、カナダ公共衛生庁が準備をしている。
・24万9000回分のワクチンは一度に届くのではなく、数回に分かれての出荷となる。
・全国規模での配布に向けて、ファイザー社と出荷、配布の演習を進めている。
・カナダ政府はワクチン確保のため、次の会社と契約を結んでいる。
 -ファイザーが独ビオンテックと共同開発したワクチン(コロナウイルスの遺伝情報を伝える「メッセンジャーRNA(mRNA)」を活用)を2000万から7600万回分。
 -メディカゴのワクチン、最大で7600万回分。メディカゴは田辺三菱傘下のバイオ医薬品開発会社。
 -英アストラゼネカが開発したウィルスベクターワクチン、最大2000万回分。
 -仏、サノフィと英グラクソ・スミスクラインが開発した、遺伝子組換えタンパク質ベースのCOVID-19ワクチン最大7200万回分。
 -米ジョンソン& ジョンソンから最大3800万回分
 -米ノババックスから最大7600万回分
 -米モデルナから最大5600万回分のmRNAワクチン。

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