ナナイモに100本の桜を植えよう!
チェリーブラッサムプロジェクト

2月にセブン・ポテトの会のメンバーやナナイモ市長らが出席して植樹式が行われた。Photo courtesy of Central Vancouver Island Japanese-Canadian Society
2月にセブン・ポテトの会のメンバーやナナイモ市長らが出席して植樹式が行われた。Photo courtesy of Central Vancouver Island Japanese-Canadian Society

 ブリティッシュ・コロンビア州ナナイモ市のボーエンパークで2月15日に、ナナイモ市のレオナルド・クロッグ市長や市議会議員、中部バンクーバー島日系カナダ人協会(Central Vancouver Island Japanese-Canadian Society、別名、セブン・ポテトの会)のメンバーらが集まり、桜の植樹式を行った。

 プロジェクトはナナイモに桜を増やそうというもので、セブン・ポテトの会が中心になり2021年4月より募金活動を始めた。また、埼玉県さいたま市も、ナナイモ市と1996年に友好都市になってから25周年を迎えた記念に、活動に賛同して寄付を行った。2022年3月の時点で16本の桜を植えるだけの資金が集まり、2月には12本のアケボノを植樹したという。

 続いて、3月にはロックリッジパークにも4本を植えた。

 苗木は、さいたま市、Nori Japanese Restaurant、バンクーバー日系ガーデナーズ協会をはじめ、多数の企業、団体、個人からの寄付金により購入した。

 式典であいさつをしたクロッグ市長は、ナナイモには戦前、活気のある日系人コミュニティがあり、漁師、ボートビルダー、林業従事者、鉱夫などとして市の発展に寄与してきたと述べた。残念なことに、その歴史を伝えるようなものはほとんど残っていないという。

 桜の木とともに、戦前暮らしていた日系人の歴史を知ることができる案内板の設置を予定している。

4月10日には花見イベント

 同会では、4月10日にボーエンパークで花見イベントを予定している。植樹した場所に近いピクニックシェルターで午前11時から午後2時まで。誰でも参加でき、「各自が用意したお弁当を一緒に食べましょう」と呼びかけている。

 日本のアクティビティや文化のデモンストレーションも予定している。

プロジェクト賛同者は現在も募集中!

 セブン・ポテトの会では、「ナナイモに100本の桜を植える」ことを目標に、引き続き資金調達のための活動を行っている。

ナナイモ桜プロジェクトへの寄付:

現金および小切手による寄付
サービスセンター(ナナイモ市)で寄付を受け付けている。
City of Nanaimo
411 Dunsmuir Street, Nanaimo 

小切手郵送先
City of Nanaimo
455 Wallace Street, Nanaimo, BC, V9R 5J6

 ナナイモ市で寄付をするとタックスレシートが発行される。寄付の際には、名前と住所とともにコード#446986を明記すること。

 セブン・ポテトの会へのE-transferも可能だが、タックスレシートは発行されない。
E-transfer
nanaimo7Potatoes@gmail.com 宛て
Message:  Cherry Blossom Project

桜の植樹式の様子。
清水 勇人さいたま市長のメッセージ。

(取材 西川桂子)

合わせて読みたい関連記事