「国家アクター」、BC州政府のシステムにサイバー攻撃を試みる

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州公共サービスの責任者シャノン・ソルター氏は5月10日、BC州政府のシステムに仕掛けられた高度なサイバー攻撃について説明した。先月から3回に渡り行われた攻撃は、他国、もしくは他国の支援を受けた「アクター」による可能性が非常に高いという。

 サイバー攻撃については5月8日にデイビッド・イービーBC州首相が、「高度なセキュリティ問題」が発見されたと発表し、Canadian Centre for Cyber Security(CCCS)と協力して対応に当たっていると話していた。

 ソルター氏の説明によると、4月10日に何者かがシステムを侵害しようと試みたため、州政府が捜査を始めたという。11日にはサイバーセキュリティ問題が認められた。その後、4月29日に同じアクターが再び攻撃を行ったため、州政府職員はパスワードの変更を求められた。5月6日には、さらなるサイバー攻撃が発見された。政府は、CCCSがセーフガードを設定したのちに発表に踏み切ったという。

 ソルター氏は、3件の攻撃は同じアクターによるものと見ており、現在40テラバイト以上のデータを分析中だと説明。どの国がサイバー攻撃に関与したか、どのシステムが攻撃対象とされたかなどについては、捜査中として明言していない。

 BC州マイク・ファーンウォース公安大臣は、保健データなどの重要情報が攻撃に遭ったという確証はなく、金銭要求も受けていないと語った。政府の業務やサービスに支障はないという。政府内では76人のスタッフが年間を通してシステムのセキュリティに関わっていると話している。

 イービー州首相は、先月発生したロンドンドラッグスへのサイバー攻撃とは無関係との見解を示している。

(記事 編集部)

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