フェイクガンを使った無許可の映画撮影に警察官が多数出動

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州ノースバンクーバーRCMP(連邦警察)は10月7日午後5時半ごろ、マリン・ドライブ1800番台のビル警備官から、地下パーキングにライフルやボディアーマーで武装した男数人がいるとの通報を受けた。警察が駆けつけたところ、グループはアマチュア映画の撮影をしていたと判明。持っていたライフルやボディアーマーは全て偽物だと分かった。

 今回の件でケガ人などはいなかった。また、何人が偽の武器を持っていたかは明らかになっていない。

 グループはこの映画撮影に関して必要な許可を取っておらず、近隣の住民やビジネスへの告知も行っていなかったという。警察はグループに対して、撮影に必要な許可や手続きについて教え、警告を与えただけで放免した。

 警察は声明で、「コミュニティや警察官の安全性を脅かす武器の報告については、非常に重大なものとして取り扱っている」とし、今回の件でも、ほぼ全ての当番の警察官が現場に向かったことを明かした。こうした事件で、ほかの「本当の非常事態」への反応が遅れることを懸念しており、映画撮影、特にフェイクの武器などを使う場合には、きちんと必要な手続きを行うように関係者に求めている。

(記事 編集部)

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