建設労働者組合、州政府に建設現場の水洗トイレ設置の義務化を求める

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の建設労働者組合B.C. Building Tradesは、10月11日、Get Flushed campaignを開始した。これは州政府に対し、建設現場での水洗トイレ設置を義務化するよう求めるもの。25人以上の現場において、下水につながるトイレおよび手洗い設備、もしくは水洗のポータブルトイレ設備の設置を建設会社に義務付けることを要求している。

 Brynn Bourke組合長はニュースリリースで、現在の水洗でないトイレは「不潔で(労働者の)尊厳を損なうもの」とし、映画業界や観光業界などでは、もっと快適なトイレが導入されていると指摘。また、「トイレの状況があまりにひどいので行くのを我慢している」といった労働者らの声を紹介している。

 Bourke組合長によると、明るく清潔な水洗トイレの設置については、1970年代からカナダ全国で議論されてきた。現在、BC州では住宅プロジェクトが加速しており、労働者確保のためにも変化が必要だと言う。組合の報告によると、ケベック州では12年に渡るキャンペーンをへて、2015年に25人以上の建設現場における暖房設備つきの水洗トイレ設置が義務化されたという。

(記事 編集部)

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