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Naomi Mishima

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アベンジャーズ・ステーションがブレントウッドにオープン!

アベンジャーズのトレイニング施設でS.T.A.T.I.O.N エージェントになるべく訓練を受けよう!Photo provided by Michiru Miyai
アベンジャーズのトレイニング施設でS.T.A.T.I.O.N. エージェントになるべく訓練を受けよう!Photo provided by Michiru Miyai

 Marvel Avengers S.T.A.T.I.O.N.がThe Amazing Brentwoodにオープンした。

 アベンジャーズファンならワクワクするアトラクションが満載。

 「アベンジャーズの科学的戦闘支援ネットワーク『S.T.A.T.I.O.N.』に参加する準備はできているか?」と誘われると、「できている!」というしかないだろう。

 S.T.A.T.I.O.N.では、さまざまなアベンジャーズキャラクターを体験できる。キャプテンアメリカのシールド、アイロンマンのアーマー、ブラック・ウィドーのユニフォームなど、自分の好きなキャラクターになり切ってみる。

 圧倒的な映像、小道具の展示、シミュレーションゲームなどを通して、マーベルシネマティックユニバース(MCU)の世界観が家族でたっぷりと楽しめる。

マーベル・アベンジャーズ S.T.A.T.I.O.N.

期間:3月3日~5月28日
時間:月-水 10am–7pm(入場は6pmまで)、木-土 10am–9pm(入場は8pmまで)、日 10am–7pm(入場は6pmまで)
料金:大人(16歳以上)$29~、子ども(3-15歳)$23~、学生/シニア $26~、乳児(3歳未満)無料
ウェブサイトhttps://avengersstationcanada.com/

Marvel Avengers S.T.A.T.I.O.N.がバーナビーにオープン。Photo provided by Michiru Miyai
Marvel Avengers S.T.A.T.I.O.N.がバーナビーにオープン。Photo provided by Michiru Miyai
The Amazing Brentwood モールの一階、スカイトレイン駅から出てすぐ。Photo provided by Michiru Miyai
The Amazing Brentwood モールの一階、スカイトレイン駅から出てすぐ。Photo provided by Michiru Miyai

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JALTA第23回お話発表会、3年ぶりに元気な声が響く

JALTA日本語教育振興会主催・第23回お話発表会。参加者全員で。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today
JALTA日本語教育振興会主催・第23回お話発表会。参加者全員で。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today

 JALTA日本語教育振興会主催の第23回お話発表会が2月12日、バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホールで開催された。

 2020年3月からの新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年、22年は中止となり、今年は3年ぶりの開催。この日のために練習を重ねた、小学科、基礎科、中高等科の生徒たちは、家族や先生たちが見守る中、緊張したそぶりも見せず練習の成果を発揮してそれぞれの「お話」を披露した。

「ステージに立って皆さんの前で発表することに意義」

3年ぶりに開催された発表会でトップバッターを務めた小学科の鈴木恵真さん。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today
3年ぶりに開催された発表会でトップバッターを務めた小学科の鈴木恵真さん。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today

 開会にあたりJALTA本間真理副会長は、新型コロナの影響で2年間発表会を開催しなかったことを「JALTAお話発表会は、ステージに立って皆さんの前で発表することに意義があると思っていました」とあいさつで語った。

 その通り、ステージに立った生徒たちは自信に満ちた表情で自分の「お話」を語り聞かせた。お話発表会では自分の「お話」を原稿を見ずに発表する。

日本のアニメが大好きと話した、基礎科のユー・トニーさん。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today
日本のアニメが大好きと話した、基礎科のユー・トニーさん。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today

 トップバッターだった小学科の鈴木恵真さんは、カナダの先住民についてレイバン(大ガラス)やサーモンが象徴する意味や環境へのかかわり方などを話した。基礎科のユー・トニーさんは、アニメが大好きで日本語を習っていて、日本語でアニメが読むことの楽しさや日本に行ったときに父親の通訳をした経験を明るく紹介した。

 学年が上がると「お話」は長く、内容もグッと濃くなる。コバザー・ヴァネッサさんは柔道について熱く語り、廣本ジャズミンさんはロストラグーンについての詳しい観察などを表現力豊かに語った。

「発表は難しかった」と生徒たち

あいさつで生徒たちに語りかける在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today
あいさつで生徒たちに語りかける在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today

 来賓として出席した在バンクーバー日本国総領事館・丸山浩平総領事はあいさつで、「お話発表会のプログラムを拝見するととってもおもしろそうで聞くのを楽しみにしていました」と生徒たちに語りかけた。発表会終了後には「一生懸命練習したというのが感じられて。それぞれの家族でも、学校でも、一緒に思いを込めてやってらっしゃるなと感じました。とっても楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました」と語った。

この日のためにがんばったことをステップに「日本語の勉強をこれからもずっと続けてくださいね」とJALTAベイリー智子会長。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today
この日のためにがんばったことをステップに「日本語の勉強をこれからもずっと続けてくださいね」とJALTAベイリー智子会長。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today

 JALTAベイリー智子会長は閉会のあいさつで、2年間休んだお話発表会だったが「今日こうして皆さんの大好きなもののお話、楽しかった経験、こういう発表を元気な声で分かりやすくしてくれたこと、本当にうれしく思います」と生徒たちを称えた。そして、「発表は難しかったですか?」と聞くと、生徒から「うん」という返事が。この日に向けた生徒たちの努力が垣間見えた。

 発表会終了後に話を聞くとベイリー会長は「いつもすばらしいですが、今年は本当に完成度が高かったと思います。一人一人のお話が、とてもとても、宝石のように輝いていて、すばらしいお話ばかりでした」と感心した。

 今年はJALTA加盟8校から生徒が参加した。

参加生徒と「お話」タイトル

小学科(Elementary Course)

・「カナダの先住民」鈴木恵真(Emma Suzuki)
・「わたしの学校」菊池真悠(Mayu Kikuchi)
・「こびとたちと大きな木」坪田舞莉(Mari Tsubota)
・「兄弟のりき」野村斗真守(Thomas Nomura)
・「なまえのゆらい」チェン輝(Teo Chen)
・「冬休みのおもい出」池内すずな(Suzuna Ikeuchi)
・「でん車」ダンフィールド・タイラー(Tyler Dunfield)
・「オーストラリアのクリスマス」ナドルスキ愛仁花(Anika Nadolski)
・「日本とアメリカの学校のちがい」バーバー・マックス(Maxwell Barber)
・「日本へ行った思い出」ガニョン咲来(Sakura Gagnon)
・「冬休み」足立凌(Ryou Adachi)

基礎科(Fundamental Course)

・「日本語のべんきょう」ユー・トニー(Tony Yu)
・「私の好きなもの」カッツフロス・フェイス(Faith Katsafouros)
・「マウンテンバイク」ブラックモア・マーカス(Marcus Blackmore)
・「わたしのかぞく」ハットン・エミ(Emi Hutton)
・「うつくしいじゅうどう」コバザー・ヴァネッサ(Vanessa Covaser)

中高等科(Junior &Senior High Course)

・「ロストラグーン散歩」廣本ジャズミン(Jasmine Hiromoto)
・「バレーボールを通して学んだこと」三島綾人(Ayato Mishima)

劇団「座・だいこん」による賛助出演。演目:「春はあけぼの」(『枕草子』の冒頭より)。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today
劇団「座・だいこん」による賛助出演。演目:「春はあけぼの」(『枕草子』の冒頭より)。2023年2月12日、バンクーバー市バンクーバー日本語学校並びに日系人会館ホール。Photo by Japan Canada Today

(取材 三島直美)

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オンライン講演会「認知症リスクを減らすには?〜『アリセプト』開発者が語る医食同源〜」

タイトル:認知症リスクを減らすには?〜「アリセプト」開発者が語る医食同源〜

概要:2023年「オンライン講演会」の皮切りは、2020年に3回シリーズで認知症についてお話しいただいた杉本八郎先生に、再びご登壇いただきます。今回は、薬学博士・脳科学者の見地から、認知症を予防するとされている食べ物について、昨年9月に出版された共著本「脳がよろこぶスープ」で紹介されている内容を中心にお話しいただきます。また、先頃、米国食品医薬品局 (FDA) が迅速承認したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」や、杉本先生が研究開発されている新薬についても合わせてご紹介いただきます。『人生100年時代』に向けて健康長寿を目指しましょう!

日時:4月21日 (金) 午後7時から午後9時 (バンクーバー時間)

4月22日 (土) 午前11時から午後1時 (日本時間)

場所:Zoom

講師:杉本 八郎  

講師プロフィール:薬学博士 、 脳科学者。1942年東京都生まれ。1961年 (株) エーザイ入社。世界初のアルツハイマー病治療薬「アリセプト」の開発に成功し、1998年3月日本薬学会技術賞受賞、同年4月薬のノーベル賞と称される英国ガリアン賞特別賞受賞、2002年6月恩賜発明賞など受賞多数。2003年3月(株) エーザイ定年退職後、京都大学大学院薬学研究科寄付講座教授 を経て現在、同志社大学生命医科学研究科客員教授 。一般社団法人認知症対策推進研究会代表理事。(株)グリーン・テック代表取締役。

参加費:$20

お支払い方法:https://www.eventbrite.ca/e/545102485207

他のお支払い方法をご希望の方は、下記の連絡先 (協会メール)までお問い合わせください。

申込締切:4月18日(火)

連絡先:orangecafevancouver@gmail.com

主催:日本語認知症サポート協会

メディアスポンサー:月刊ふれいざー、Oops!、Life Vancouver、日加トゥデイ、バンクーバー新報

バンクーバー三田会 春の集いのお知らせ

慶應義塾校友会バンクーバー三田会では、年次総会を兼ねた懇親会、春の集いを開催します。懇親会席上では、日本の特許庁審査官で、UBC工学部客員研究員の、斎田寛史氏をスピーカーにお迎えし、「日本の知的財産権制度について」と題したトークをお聞きいただきます。慶應義塾に在籍された方、ゆかりのある方、興味のある方々のご参加をお待ちしています。

日時:3月26日(日)午前11時30分より年次総会 正午より懇親会

会場:Nuba in Kitsilano
3116 West Broadway, Vancouver
604-336-1797
会費:一般60ドル、学生30ドル 

お問い合わせ、お申し込みは、松本 akmatsumoto@shaw.ca  604-224-2050 までどうぞ。

ラグビーセブンズ日本代表女子、バンクーバーで初勝利!

圧倒したコロンビア戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
圧倒したコロンビア戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日本女子代表バンクーバー初勝利となったスペイン戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日本女子代表バンクーバー初勝利となったスペイン戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 日本女子代表がバンクーバーで大会初勝利をあげた。BCプレースで開催されているラグビーセブンズ世界大会カナダセブンズ。

 大会は今年から男女同時開催となり、3日間の日程で行われている。

 初日は強豪オーストラリア、フランス相手に2連敗したものの、2日目のプール3試合目スペイン戦に17-12で勝利。11分にトライをあげて、接戦を制した。

 その結果、プール戦では3戦1勝2敗で3位となり、トーナメント9-12位決定戦に進んだ。

 トーナメント1試合目は招待チームのコロンビアと対戦。圧倒的な差を見せつけ、6トライの43-0で圧勝した。次は大会3日目、9位決定戦に進む。

 日本男子代表は2日目、プールBの3試合目をフランスと対戦し、5-46と圧倒された。これでプール戦は3戦全敗となり、トーナメント9-16位戦に進んだ。

 トーナメント1試合目はウルグアイと対戦。後半に1トライ、1コンバージョンで同点に追いついたものの15分にトライを決められ、7-14で惜敗した。

 3日目は13-16位決定戦に進む。

カナダセブンズ

 ワールドラグビー・セブンズシリーズのバンクーバー大会。これまでは毎年3月第1土・日曜の2日間、男子の北米大会第2戦(第1戦はアメリカ)として開催されていたが、2023年から女子も同時開催。女子の北米大会はバンクーバーのみ。
 2020年3月の大会終了直後から始まった新型コロナウイルス感染拡大の影響で、21年、22年は変則スケジュールに。フル大会は3年ぶり。

ワールドラグビー・セブンズシリーズ

 毎年秋に始まり春にシーズンを終える7人制ラグビー世界大会。ドバイを皮切りに、男子は10大会、女子は7大会開催。合計ポイントでそのシーズンの優勝チームが決まる。2022-23年シーズンは、2024年パリ五輪の予選を兼ね、上位4チームが五輪出場権を獲得する。

フランス戦、唯一のトライを決める。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
フランス戦、唯一のトライを決める。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日本対フランス。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日本対フランス。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
圧倒したコロンビア戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
圧倒したコロンビア戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
相手の反則でトライ。コロンビア戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
相手の反則でトライ。コロンビア戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
会場には日の丸も。コロンビア戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
会場には日の丸も。コロンビア戦。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日本対ウルグアイ。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日本対ウルグアイ。2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日の丸を掲げて応援!2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日の丸を掲げて応援!2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日本を応援するファンの姿も!2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
日本を応援するファンの姿も!2023年3月4日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

(取材 三島直美/写真 斉藤光一)

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カナダセブンズ開幕!日本代表男女、善戦も勝利は明日にお預け

カナダセブンズ、日本対オーストラリア。日本女子代表、この後トライを決める。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ、日本対オーストラリア。日本女子代表、この後トライを決める。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 カナダセブンズがBCプレースで開幕した。今年から女子大会も同時開催のため、いつもより1日多い3日間におよぶ熱戦が繰り広げられる。

 日本も男女代表が参戦。女子は1日目第1試合からいきなり現在シリーズ2位につけているオーストラリアと対戦。黒星発進となったものの7-26と善戦した。続いて4位のフランスとの対戦は、ボールを落とすミスが響いて7-40と引き離された。

 男子は1試合目、現在シリーズ2位につけている好調のアルゼンチンと対戦。2トライを奪ったものの12-31で敗れた。2試合目の相手は南アフリカ。シリーズ3位につける実力のあるチームが続く。この試合でも2トライをあげたが12-40で2連敗となった。

 4日はプールB残り各1試合、女子は9位のスペインと、男子は7位フランスと対戦する。日本代表は女子は8位、男子は16位。

 プールでの全試合が終了後、順位によってトーナメントの対戦が決まる。大会は3月5日に決勝が行われる。

カナダセブンズ

 ワールドラグビー・セブンズシリーズのバンクーバー大会。これまでは毎年3月第1土・日曜の2日間、男子の北米大会第2戦(第1戦はアメリカ)として開催されていたが、2023年から女子も同時開催。女子の北米大会はバンクーバーのみ。
 2020年3月の大会終了直後から始まった新型コロナウイルス感染拡大の影響で、21年、22年は変則スケジュールに。フル大会は3年ぶり。

ワールドラグビー・セブンズシリーズ

 毎年秋に始まり春にシーズンを終える7人制ラグビー世界大会。ドバイを皮切りに、男子は10大会、女子は7大会開催。合計ポイントでそのシーズンの優勝チームが決まる。2022-23年シーズンは、2024年パリ五輪の予選を兼ね、上位4チームが五輪出場権を獲得する。

カナダセブンズ女子、日本対オーストラリア。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ女子、日本対オーストラリア。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ女子、日本対フランス。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ女子、日本対フランス。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ女子、日本対フランス。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ女子、日本対フランス。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ女子、日本対フランス戦終了後、日本代表に拍手を送るファン。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ女子、日本対フランス戦終了後、日本代表に拍手を送るファン。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ男子、日本対アルゼンチン。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ男子、日本対アルゼンチン。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ男子、日本対アルゼンチン。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ男子、日本対アルゼンチン。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ男子、日本対アルゼンチン。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ男子、日本対アルゼンチン。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ男子、日本対南アフリカ。日本がトライを決める。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
カナダセブンズ男子、日本対南アフリカ。日本がトライを決める。2023年3月3日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

(取材 三島直美/写真 斉藤光一)

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白熱のカナダセブンズ開幕!初の男女同時開催、日本男女代表も参戦!

2020年カナダセブンズ、日本対アルゼンチン。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
2020年カナダセブンズ、日本対アルゼンチン。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
2020年カナダセブンズ、カナダ対スペイン。中央は2022年に引退した元カナダ代表キャプテン、ネイサン・ヒラヤマ選手。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
2020年カナダセブンズ、カナダ対スペイン。中央は2022年に引退した元カナダ代表キャプテン、ネイサン・ヒラヤマ選手。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi

 7人制ラグビー・ワールドシリーズ「カナダセブンズ」が3月3日、バンクーバー市BCプレースで開幕した。

 これまでは男子はバンクーバー、女子はラングフォード(ビクトリア)での開催だったが、今年初めて男女とも同じ会場での開催となる。

 男子は16チーム、女子は12チームが参加。今年のワールドシリーズは、来年のパリ五輪予選も兼ねる。

 3月5日までの3日間、バンクーバーはラグビーで盛り上がる。

「今回バンクーバー大会を機にラグビーっていうスポーツも注目してもらいたい」

キャプテン平野優芽選手。BCプレースの印象を「あまりラグビー場っぽくない、初めての新鮮な空間」と語った。2023年3月2日、バンクーバー市。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today
キャプテン平野優芽選手。BCプレースの印象を「あまりラグビー場っぽくない、初めての新鮮な空間」と語った。2023年3月2日、バンクーバー市。Photo by Saito Koichi/Japan Canada Today

 今年は日本代表も男女でバンクーバーに乗り込んだ。男子は1週間前にロサンゼルス大会を終え、女子はアメリカで合宿してのバンクーバー入り。まさかの雪のお出迎えだったが、きょうからの試合に標準を合わせている。

 3月2日、試合を前に女子日本代表キャプテン平野優芽選手は「(バンクーバー入りして)雪の影響で練習が思うようにできなかったが」と言いながらも、「ここまで順調にチームは調子を上げている」と語った。

 1月23日・24日のハミルトン大会(ニュージーランド)で6位に入り、目標としている8強入りを果たした。その翌週1月27-29日のシドニー大会(ニュージーランド)でも、まずまずの成績をあげている。このシリーズ4大会を終え、海外の強豪と対戦しながら手ごたえを感じているようだと鈴木貴士ヘッドコーチ。バンクーバー大会もベスト8以上を狙う。

 鈴木ヘッドコーチは、「がんばって一生懸命プレーしますので、その姿を見ていただき、応援いただけると本当に選手たちも力をもらってプレーできると思います」とバンクーバーで多くの人に見てほしいと語った。

 日本の女子ラグビーは7人制を中心に強化されている。2016年リオデジャネイロ五輪から正式種目になったことで注目が集まっているが、まだまだ認知度は低い。

 平野選手は「体の小さい私たちが大きい相手に立ち向かったり、体を張っているところで、一つでも勇気や力を与えることができたらいいなと思っています。今回バンクーバー大会を機にラグビーっていうスポーツも注目していただけたらなと思っているので、いい結果を残せるようにがんばっていきたいと思います」とメッセージを送った。

 日本代表女子の初戦は1日目第1試合午前9時15分から、強敵オーストラリアと対戦する。

日本代表女子の日程(プールB)
3月3日 オーストラリア戦 9:15am、フランス戦 3:52pm
3月4日 スペイン戦 10:00am

日本代表男子の日程(プールB)
3月3日 アルゼンチン戦 12:36pm、南アフリカ戦 6:38pm
3月4日 フランス戦 1:04pm

カナダセブンズ

 ワールドラグビー・セブンズシリーズのバンクーバー大会。これまでは毎年3月第1土・日曜の2日間、男子の北米大会第2戦(第1戦はアメリカ)として開催されていたが、2023年から女子も同時開催。女子の北米大会はバンクーバーのみ。
 2020年3月の大会終了直後から始まった新型コロナウイルス感染拡大の影響で、21年、22年は変則スケジュールに。フル大会は3年ぶり。

ワールドラグビー・セブンズシリーズ

 毎年秋に始まり春にシーズンを終える7人制ラグビー世界大会。ドバイを皮切りに、男子は10大会、女子は7大会開催。合計ポイントでそのシーズンの優勝チームが決まる。2022-23年シーズンは、2024年パリ五輪の予選を兼ね、上位4チームが五輪出場権を獲得する。

2020年カナダセブンズ、カナダ対フィジー。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
2020年カナダセブンズ、カナダ対フィジー。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
2020年カナダセブンズ、日本対アルゼンチン。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
2020年カナダセブンズ、日本対アルゼンチン。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
2020年カナダセブンズ、カナダ対スペイン。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
2020年カナダセブンズ、カナダ対スペイン。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
カップ戦では炎の演出も。2020年カナダセブンズ。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
カップ戦では炎の演出も。2020年カナダセブンズ。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
セブンズシリーズ恒例コスチュームで観戦!2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
セブンズシリーズ恒例コスチュームで観戦!2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
圧倒的なフィジーファン!2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
圧倒的なフィジーファン!2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
独特のコスチュームがあちこちで見られる。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi
独特のコスチュームがあちこちで見られる。2020年3月、BCプレース。Photo by Saito Koichi

(取材 三島直美/写真 斉藤光一)

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カルラ8~投稿千景~

エドサトウ

 僕が脊椎狭窄症の手術をして、2週間ぐらいしたら、整体の中年の女性医師が来てリハビリのトレーニングを始めると言うので、病院のパジャマのままでリハビリに行くと、先生が「あなたは下着を着ているの?」と聞かれる。手術後からガウンのようなパジャマをきているだけなので「下着はつけていません」と答えると先生が病院のステテコの様な下着を持ってきてくれて、着替えを手伝ってくれた。その時はまだ、手足も不自由で自分で着替えることもままならず、この先生が手伝ってくれたが、僕は丸裸で恥ずかしかったけれど、なんせ、体が不自由なので仕方がない。

 後で、先生が「あなたは子供さんはいるの?」と聞かれたので、不思議に思っていたが、よくよく考えてみれば、今回の大手術で、麻酔で無意識の僕のおちんちんも恐怖に震えて、小さくなり、下腹の奥に入り込んだままなのであるから、僕は子供ができないと思われたのかもしれない。とにかく下着はつけたので、リハビリ室のほかの患者の目を気にする必要はなくなった。

 手術後は、尿道に細い管を通されて、おしっこは自動的にベッドの横にあるプラスチックの袋に溜まるようになっていて、それ以来、下着は着てはいなかったのである。

 ついでに言えば、僕の長男は、首都オタワの近郊の街に暮らしている。僕が、そのことを言うと、彼女が「ああ、知っています。私も以前そこに住んでいました」と言われて、急に親しみが感じられたのは不思議であった。

 しばらくして、カルラの乗馬ズボンらしきものができて、タケと乗馬の練習が始まるのである。

投稿千景
視点を変えると見え方が変わる。エドサトウさん独特の視点で世界を切り取る連載コラム「投稿千景」。
これまでの当サイトでの「投稿千景」はこちらからご覧いただけます。
https://www.japancanadatoday.ca/category/column/post-ed-sato/

第6回 インドで不思議体験の後、アレー、それなぜ?本当?

 インドのプッタパルティからバンクーバーへの帰国は又東京経由だった。東京へ着いた途端、何故か目黒のサイセンターに又行きたくなった。行ってどうと言う事はない、数冊本を入手してバンクーバーに戻った。戻ってから、早速、又バンクーバーのサイセンターを探し、行ってみる。E. BroadwayとVictoria Dr.のコーナーからちょっと奥まった通りにある古い綺麗な小さな教会だった。その日、土曜日で色々な行事もあり、日本の人もいた。でも結局、私の体験と彼らの体験は別だと理解し、インドの言葉でマントラを覚えたり、賛美歌(バジャンソング)を歌ったり私にはできない。そして、サイババの教書を読み始めたが、これって宗教団体なのかなぁ?と考えてみた。サイセンター教会にはキリストも、仏陀も、イスラーム教のアッラーも、インドの数えきれない色々な神様の写真も飾られている。どうやらどの神様を拝んでもいいみたいです。
 そして、これだけセンターで色々体験して、寄付を頼まれたことはない。それどころか、センターでは御馳走になる。私はカトリックの信者でバプタイズしている。教会へ行けば毎回献金をする。このサイセンターで一緒になる人達の雰囲気が温かく良いので、私は暇さえあれば行くようになった。行って何する?一緒に歌うふり?

 とうとうある日、オッペンハイマー公園横にある「St. Paul’s Roman Catholic Church」の無料給食配給施設で1000人のホームレスへ給食をすることになった。センターから参加者は多国籍の人達だ。でも日本人は私一人だった。食事配給場所の席数は100席だから、1回100人入れて、それを10回繰り返すのだ。
 全部採食で自分達で朝から作り、もしかすると半日前から用意していた人もいたと思う。夕方から給食が始まる。コーヒーやお茶のサービスもする。結局、980人分をサービスしたが、本当に疲れた。それから30年近く、その教会も今はもう無くなっているが、サイセンターの行事として1000人の給食はそれ以来、又行われることはないみたいだ。
 でもねぇ、オッペンハイマー公園の周りにぐるーっと大勢のホームレスが列なして食事を待つ姿、忘れることはできない。
 その後、日本人グループが出来て教会ではなく、パウエルストリートの仏教教会の隣にあるホームレス娯楽施設で毎年シーズン毎に、給食を始めた。始めてから15年くらい続けたが、今はもう皆メンバーが高齢化して出来なくなった。

 そして、そのサイセンターも、今は小さな教会から引っ越してW. Hasting & Victoria Dr.の近くの広い場所に移っている。

 「セレンディピティ」幸運をつかむは、1回40-50人の食事を一生懸命作って食べてもらう。食べる前に、ホームレスの人達が皆でそろって大きな拍手をしてくれる。
 その瞬間の「幸せ感」。ああ、やってよかったぁ。

セレンディピティ(英語: serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

許 澄子
2016年からバンクーバー新報紙でコラム「老婆のひとりごと」を執筆。2020年7月から2022年12月まで、当サイトで「グランマのひとりごと」として、コラムを継続。2023年1月より「『セレンディピティ』幸運をつかむ」を執筆中。
「グランマのひとりごと」はこちらからすべてご覧いただけます。https://www.japancanadatoday.ca/category/column/senior-lady/

GK高丘、ほろ苦いMLSデビューも「すばらしい雰囲気を作ってもらった」

 MLS(メジャーリーグサッカー)バンクーバー・ホワイトキャップスFCの2023年シーズンが2月25日、本拠地BCプレースで開幕した。

 今季キャップスに移籍したGK高丘陽平も先発出場。MLSデビューが本拠地での開幕戦となった。

2月25日(BCプレース:19,614)

バンクーバー・ホワイトキャップス 1-2 リアルソルトレイク

 先制したのはキャップス。8分、Brown(#23)が自身MLS初ゴールで1-0とした。しかし、70分にはソルトレイクのGlad(#15)に、73分にはKreilach(#8)に決められ逆転を許す。キャップスは試合終了まで猛攻を仕掛けるも追加点が取れず初戦に黒星を喫した。

後半すべてが悪かったとは思わないが、続けて2失点は課題

ゴール後ろに日の丸も。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
ゴール後ろに日の丸も。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 63分には好セーブを見せ、1-0のリードを守ったが、その後立て続けに2失点。「(1失点に抑えていれば)、最後のところで2 点取って勝てるチャンスもあったと思う」と高丘。「これからチームが上を目指していく上で、2失点目をさせないっていうチームの意思疎通ができればもっとチームは良くなっていくと思いますし、そういったところでしっかり自分の力を発揮したいなと思います」と次の試合への課題を語った。

 一方でプレシーズンからチームに合流しチーム状態は良く、その良い流れを今日の開幕戦で発揮できたと振り返った。「後半が全て悪かったとは捉えてないし、良いプレーもあったと思う。試合は 90 分間あるので、そんな中で我慢しないといけない時間をしっかり我慢して自分たちの時間にどう持っていくかっていうことが重要かなと思います」。

 キャップスVanni Sartiniヘッドコーチもチームについて「非常に良かった」と語った。得点チャンスもシュートも多かったが、結果的に得点に結びつかなかったと振り返った。ほとんどの時間を圧倒しても勝てる保証はないということは選手の教訓となるだろうと前を向いた。

 高丘については、2失点したが「良かったと思う」とヘッドコーチ。「いくつか好セーブもあったし、ビルドアップも良かった。彼がどんなプレーをしてくれるかが垣間見えたと思う」と語った。

地元開幕戦黒星に「悔しい思い」

GK高丘(#18)MLSデビュー。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
GK高丘(#18)MLSデビュー。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 大雪に見舞われた本拠地でのシーズン開幕戦。それでも2万人近いファンがBCプレースに駆け付け、声援を送った。

 会場について、「すばらしい雰囲気を皆さんに作ってもらいましたし、僕の名前を呼んで応援してくれたり非常にうれしかったです」とファンに感謝。ただ「皆さんが作ってくれた雰囲気でホームで開幕を落としてしまったというのは残念ですし、ホームではやっぱり必ず勝たないといけないと思うので、そういう意味では今日は非常に悔しい結果だったかなと思います」。

3月のホームゲーム

3月8日(水)7:00pm リアル・エスパナ(Concacaf Champions League)
3月11日(土)2:00pm FCダラス

MLSバンクーバー・ホワイトキャップスFC開幕戦先発イレブン。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
MLSバンクーバー・ホワイトキャップスFC開幕戦先発イレブン。2023年2月25日、BCプレース。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

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朝日チーム、ジャパンツアーを前に丸山総領事を訪問

 いよいよ来月に迫った日本遠征を前にバンクーバー朝日チームは2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸に丸山浩平総領事を訪問した。

 遠征に参加する選手と家族、コーチらが、丸山総領事に試合への意気込みと文化交流への期待を伝えた。

「日加の新しい歴史の一ページに」

バンクーバー朝日ジャパンツアー参加選手、丸山総領事を囲んで。2023年2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
バンクーバー朝日ジャパンツアー参加選手、丸山総領事を囲んで。2023年2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 丸山総領事は100年以上がたつ公邸の歴史に触れ、日加の新しい歴史は若い人たちで作られていく「今回の日本遠征が日加の新しい歴史の一ページになると思います」と日加の若者の交流が再開したことを歓迎した。

 日本の若者たちとの野球を通じたふれ合いや文化交流を「楽しんできてください」と言ったものの、「勝利を期待しています。応援しています」と激励。野球好きの一面をのぞかせた。

 歓談では自身が野球少年だったことに触れ、「こういう国際的な交流ができることをうらやましく感じます。きょう選手たちの顔を見ていると本当に楽しみにしていることが伝わってきて、日本を楽しんで元気でやってきてほしいという気持ちで送り出したいです」と笑顔を見せた。

準備は万全、日本遠征がほんとに楽しみ

キャプテンKai Konkin選手(右)と並んで「背が高いですね」と丸山総領事(左)。2023年2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today
キャプテンKai Konkin選手(右)と並んで「背が高いですね」と丸山総領事(左)。2023年2月17日、在バンクーバー日本国総領事公邸。Photo by Koichi Saito/Japan Canada Today

 キャプテンKai Konkin選手にチーム状態を聞くと「(日本のチームは)かなり上手と聞いているけど、自分も、チームも、ここまで日本遠征のためにかなり練習してきたし、大丈夫。日本チームのレベルで自分たちがどんな試合できるかを試せるのもすごく楽しみ」と緊張した様子はない。「全試合勝てるようにがんばるだけ」と笑った。

 野球以外にも選手や戦前の朝日軍の家族・関係者たち、地元の人々との交流の場も多く用意されている。友人が朝日でプレーしていたことがきっかけで2019・20年シーズンに朝日に参加したというKonkin選手は、日本遠征はもちろん初めて。コーチから聞いたり、オンラインで調べたりと日本のことや文化についても準備万端整っている。「友人やチームメートと日本で新しい経験ができることを期待しています」と目を輝かせた。

 副会長でアシスタントコーチの福村十三男さんは、今回の遠征のために約1年練習してきたと明かした。新型コロナウイルス感染拡大で、2021年ツアーが中止となったため、今回は前回参加予定だった選手も数人含めていつもより多い20人が参加する。

 さらに、これまでは関東や関西を巡っていたが、今回は初めて滞在先を1カ所にして、野球や文化交流で深く親睦を図る。神戸に滞在する12日間で合わせて7チームと試合または練習を行う。その中に女子野球2チームも含まれている。これも初めての試み。福村さんは「(女子野球チームの)本当に野球に対する取り組みがすごい」と昨秋訪れた時の感想を語り、「うちの選手たちにも一緒に野球をやることで絶対いい経験になると思うので楽しみです」と顔をほころばせた。

 「もちろん勝ちにはこだわっていきたい」としながらも、今回の交流で5年先、10年先まで続く絆ができるといいと思うと期待した。

 アシスタントキャプテンのTy Ando選手は「遠征から帰ってきたらまたお会いできることを楽しみにしています」と丸山総領事にあいさつし、総領事も「ぜひまたお越しください」と笑顔で応じた。

朝日チーム・ジャパンツアー

 2015年を第1回として、2年に一度、朝日ベースボール・アソシエーションでプレーする選手から選抜チームを結成し日本に野球遠征している。新型コロナ感染拡大の影響で2021年は結果的に中止となった。

 選手は主に13~15歳で編成されているが、2023年は2年前に遠征予定だった選手も参加し、最年長は17歳となる。今回の交流チームは、神戸球友ボーイズ、明石ボーイズ、小野ボーイズ、履正社高等学校(女子硬式野球部)、IPU環太平洋大学(女子硬式野球部)、 関西大学、三菱重工WEST硬式野球部。

 2017、2019年の遠征では、横浜、静岡、滋賀、奈良などで親善試合を行なっている。毎回3月の春休みを利用して実施している。

(取材 三島直美/写真・映像 斉藤光一)

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