クリスティンとアレクシスが構想した4代にわたるアユカワ家の物語は、 National Creation Fund の支援を得て、「ブラボー・ナイアガラ」が委嘱・制作。新作バレエ作品「きみこの真珠」は、抜群の音響を誇る地元の劇場「ファースト・オンタリオ・パフォーミング・アーツ・センター」において、本年6月22日、午後7時から世界初演が行われました。
戦争博物館に寄贈された鮎川家のトランク(当日のみ会場にて展示)。Photo by Embassy of Japan in Canada
Gifts and Thingsも知ってもらいたいし、「カナダの良さをもっと日本の人に知ってもらいたいから」と話す。
日本でそろそろGifts and Thingsが知られてきたなと思うようになるまで「3年くらいかな」と見ている。「すぐにはやっぱり無理なので。地道にやっていかないと。ポップアップもやったり、宣伝もやったり、雑誌とタイアップやったりとか、とにかくやってみる。すると新しいマーケットができたらそこで次に何かできるので、その先のビジネスになればいいかなと。日本人なので(日本で)何かできれば、それがまたプラスになる。(商品を)持って行くだけではね。(日本で)何かやれば将来につながるので。色々な動きをしていきたいです」
FUDGE掲載記念で日本でも限定販売したオリジナルトートバッグ。写真提供:Gifts and Things
FUDGE掲載記念で日本でも限定販売したオリジナルトートバッグ。写真提供:Gifts and Things
日本の人気ファッション雑誌とコラボするという斬新なアイデアで日本市場を開拓しようとしているバンクーバーのGifts and Things。「お土産物屋さん」ではなくバンクーバーのお洒落なギフトショップとして日本での知名度を上げるのが狙いだ。
「カナダと言ったら “Gifts and Things”となるといいなと思います」と笑うオーナーの佐藤広樹さんに話を聞いた。
日本向けウェブサイトを開設
バンクーバー市でも特に観光客に人気のガスタウンにあるGifts and Things。ガスタウンの象徴「蒸気時計」に近く絶好のロケーションだ。店内には商品が見やすくディスプレイされ、心地よくショッピングできるよう考えられている。
そんなバンクーバーのGifts and Thingsが日本での購入専用ウェブサイトを今年4月に開設した。販売するのは日本向け商品。「オリジナル商品を扱っています。日本の人たちに見てもらって購入してもらえるように、日本販売専用のホームページを作りました」
バンクーバーの商品を日本へ持って行って販売するのは費用がかかる。しかも「そうするとただの販売になってしまって、普通の商品を売ってるだけになってしまいます」。Gifts and Thingsの名前が目立たないという。だから「オリジナルを出して、(Gifts and Thingsの)名前を知ってもらえばいいと思って」。
そうして日本でのGifts and Thingsの名前が知られて行くとカナダに来た時に「あッ、Gifts and Thingsの商品!ってイメージで入ってきてくれるかなと。そしたらバンクーバーのお店も広がっていくかなと」と話す。「そういう活動を今後数年かけてブランディングしていこうかなと思っています。FUDGE掲載がその第1歩ですね」
後編に続く。
佐藤広樹(さとう・ひろき) Crescent Moon Enterprises Ltd.オーナー・代表取締役 1998年ウィスラーにSMILE GIFT、2008年バンクーバー市ガスタウンにSmileys Giftを開店し2020年GIFTS AND THINGSに改名