連邦議会オンタリオ州選出マイケル・マー議員は12月11日、所属する保守党を離党し、自由党に参加すると発表した。
保守党では11月5日にもノバスコシア州選出クリス・デントルモン議員が自由党に鞍替えしたばかり。今回のマー議員の移動で自由党は過半数まであと1議席となった。
マー議員は声明で、自身の選挙区(マーカム=ユニオンビル選挙区)の有権者の声を聞いた結果、この決断に至ったと述べた。同議員は今はカナダの未来に向けて団結と断固とした行動が求められる時だとし、マーク・カーニー首相は有権者の要望に応える安定的で実務的なアプローチを行っていると説明している。
同日夜に行われた自由党のクリスマスパーティーにも出席、カーニー首相はじめ自由党議員から歓迎を受けた。
一方、保守党ピエール・ポワリエブル党首はSNSでマー議員には保守党として当選した自身の選挙区民への説明責任があると批判した。
保守党ではデントルモン議員の離党後、他にも離反者が続くのではないかという憶測が流れた。アルバータ州選出マット・ジェネロー議員もその1人だったが、同議員は11月6日に政界引退を発表した。来年春に辞職するという。これで保守党を離党するのは3人となった。
デントルモン議員は離党理由についてポワリエブル党首のリーダーシップが原因だとしたが、マー議員はポワリエブル党首について離党する旨を伝えたという点以外には触れていない。「私は人々を助けるために政界入りし、分断ではなく解決策に焦点を当ててきた。カーニー首相との協働を楽しみにしている」と述べている。
保守党は来年1月にポワリエブル党首への信任投票を行う。今のところポワリエブル党首支持が多いと言われているが、離党者続出や今年の選挙で政権を取れなかった責任を問われる可能性もある。
(記事 高城玲)
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