「バンクーバーの自然と多様性に魅了された元ラグビー代表選手、二渡一行さんが語る異文化体験の価値」カナダの魅力を語る~シリーズ第5回

二渡一行さん
Rugby School Japan、課外活動&パートナーシップ担当
元ラグビー女子日本代表アシスタントコーチ、元ラグビー男子日本代表選手
カナダ滞在歴:バンクーバー12年

 約12年間、私はバンクーバーに住んでいましたが、私のお気に入りの場所はノースバンクーバーのディープコーブです。毎週末、妻と一緒に犬を連れてハイキングに出かけ、カフェでドーナツとコーヒーを味わうのが楽しみでした。

 バンクーバーの魅力は、前を見れば海があり、後ろには山が広がっています。夏はビーチで泳いだり山でハイキング、冬はスキーやその他のアウトドアアクティビティが楽しめる理想的な場所です。また、さまざまな国から来た人々がさまざまな考えを持って共に生活していることも魅力の一つです。

 私がカナダに住んでいた際に一番印象的だった経験は、同世代の人に比べて自分の考えがあまり明確ではなかったことです。カナダでの生活を通じて、自分を発見する貴重な経験がありました。自分の言いたいことや思っていることをはっきりと表現できるようになりました。

 カナダ生活で、自分が足りないものが多いと感じた経験は非常に重要でした。しかしその答えには簡単な答えはなく、多くの経験を通じてそれを見つけるチャンスを与えてくれたのがカナダでした。
 その経験を生かし、現在は日本でさまざまな挑戦に取り組んでいます。帰国してから7年が経ちますが、日本にはまだまだ自分の意見を言わない、言えない文化が残っていると感じます。それでも、私は自分の意見を常に述べるように心がけています。

 もし、あなたにカナダへ行くチャンスがあるのであれば、ぜひ行ってみてください!外国から見た日本は非常に興味深いものだと思います。カナダの人々は日本に対してどのように考えているのでしょうか?日本の文化はカナダでどのように受け入れられているのでしょうか?これらを自分で体験することは、その後の人生においても非常に有益だと思います。

 現在は、千葉県の柏市にあるイギリス系の全寮制の学校であるラグビースクール・ジャパンで働いています。主な仕事は、生徒たちが学校で学ぶIQ(知能指数)からEQ(感情知性、心の知能指数)への活用を企画検討し、展開することです。 また、学校の正課以外での活動として、本校生徒と実社会との懸け橋になるための活動も行っています。

Rugby School Japan:https://rugbyschooljapan.ed.jp/

(動画・記事 斉藤光一)

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