寒波の中、約250人が出席
1月13日、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市の日系文化センター・博物館で、第24回日系コミュニティ―合同新年会が開かれた。寒波に見舞われたメトロ・バンクーバーだったが、当日は約250人が一堂に介し、新年のあいさつを交わし歓談した。
合同新年会はグレーターバンクーバーJCCA(日系カナダ市民協会)、日系文化センター・博物館、日系シニアズ・ヘルスケア住宅協会の共催で、ボランティアからなる実行委員会によって運営されている。毎年協賛団体が増加する中、個人参加も含めて今年もウエイトリストが出来た。
司会の大和奈緒美さんと福島竜さんに紹介された日系文化センター・博物館のハーブ・オノ理事長が冒頭でスピーチし、全員で能登半島地震の犠牲者に黙とうを捧げた。続いてルイーズ阿久沢理事が「昨年コロナ禍を経て3年ぶりに開催した際には、多くの人に再会を楽しんでいただけました。今後も新しい出会いや横のつながりを大切に、新年の伝統であるこの会を続けていきたいと思います」と挨拶した。
来賓の丸山浩平在バンクーバー日本国総領事は能登半島地震他への哀悼やお見舞いの意を述べつつ、良い一年となるよう共に取り組んで行きたいと呼びかけ、乾杯の音頭を取った。
各テーブルには、カナダで初めて日本酒を作った日本人、及川甚三郎氏の貢献を記念する日本酒が振る舞われ、出席者は『炙りマーケット』特製のお節と精進料理のお弁当に舌鼓を打った。テーブル対抗ゲームは、JET同窓会BC・ユーコン支部によるミニ・ジャパンボウル。続いて岡垣さとみ首席領事のサポートによるラッフルチケット当選番号の発表。締めは恒例の盆踊り。さつき会のリードで出席者も一緒に楽しんだ。
閉会の挨拶をした五明明子実行委員長は、チケットがまたたくまに完売しウエイトリストが出る中、当初より増やして250食をケータリングしてくれた炙りマーケット、運営資金のためのラッフルチケット販売を担当した女性企業家協会とさつき会ほか、協賛・協力団体に謝辞を述べた。またボランティアで準備を進めてきた実行委員ひとりひとりを紹介し、感謝の言葉を述べた。
24回目を迎えた合同新年会は寒波にもかかわらず、多くの人に温かさと笑顔を残して今年も成功裏のうちに終了した。
(寄稿 日系コミュニティー合同新年会実行委員会)