BCの麻薬取引ネットワークを捜査、BCと日本の双方で逮捕者

 BC RCMPは9月22日、日本を含む国際的な麻薬取引ネットワークの捜査の結果、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州在住の3人を逮捕したと発表した。日本でも、暴力団と関わりを持つとされる容疑者が逮捕された。 

 捜査は2019年8月、カナダ国境サービス庁(Canada Border Service Agency:CBSA)が12キログラムのメタンフェタミンが入った日本宛ての荷物を押収したことから始まった。またこれとは別に、7キログラムのメタンフェタミンが日本に向けて発送されていた。

 The BC RCMP Federal Serious and Organized Crime (FSOC) Major Projects Team、警察庁、その他の警察機関などが協力して捜査は進められた。

 BC RCMP FSOCは2020年6月に、リッチモンド市の住宅を家宅捜索。コカインやメタンフェタミン、ヘロイン、フェンタニル、MDMAを含むさまざまな違法薬物と、アメリカとカナダの紙幣10万ドル、禁止されている銃器ならびにテーザーガンなどを押収した。そしてカナダ側のベースとなっていたリッチモンド在住の3人を逮捕した。

 日本では、奈良県警の協力により、暴力団との関りがあるとされる日本国籍者が逮捕された。その後、東京を拠点とする中国国籍の男が羽田空港から香港へ逃亡しようとしていたが警視庁によって逮捕された。RCMPによると2人とも薬物輸入容疑で逮捕されている。

 BC側の3人の容疑者は、違法薬物や銃器に関する複数の罪に問われている。

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