雪の回廊もオープン

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では段階的規制緩和の「RESTART PLAN」第2段階に6月15日に移行した。

 第1段階では必要不可欠以外の移動は3つに分けた広域保健区域内のみだったが、第2段階では州内の移行は制限がなくなり、移行後最初の週末となった6月19日と20日には、ウィスラーにも多くの人が訪れた。

 今年1月下旬から新型コロナウイルス感染が拡大し、苦境にあったウィスラーに活気が戻りつつある。

 ウィスラー観光局でコミュニケーションを担当するローレン・エベレストさんは、バンクーバー新報のEメールでの取材に対して「Restart Planが発表されてから夏の予約がどんどん入っています」と答えた。ウィスラーのSNSのグループでも求人が急増している。

 日本人経営のギフトショップ、スマイルギフトで勤務する野口英雄さんも「まだ本来の賑やかさではないにしても、急激に街の雰囲気が変わってきました」と語った。訪れる際には、ウィスラーは夏とはいえ朝夕は涼しいので、温かいジャケットを一枚用意してくることをオススメするとのこと。

 迫力満点の雪の回廊もオープンして、現在、雪壁の間を歩くことができる。ウィスラー観光局では、雪壁は冬が終わってどんどん小さくなっていくので、より大きな壁を楽しみたい人は早めに訪れるのを勧めるという。現在リトルウィスラーまで続いている。

人出が戻ってきたウィスラー。Photo courtesy of Hideo Noguchi
人出が戻ってきたウィスラー。写真提供 野口英雄さん