Red Bull、InuYasha、Dragonball Zも対象、高濃度カフェイン入りエナジードリンク45種リコール

カナダ食品検査庁(CFIA)がウェブサイトで発表したリコール対象ドリンクの一部。Photo from CFIA
カナダ食品検査庁(CFIA)がウェブサイトで発表したリコール対象ドリンクの一部。Photo from CFIA

 カナダ食品検査庁(Canadian Food Inspection Agency:CFIA)は12月22日、エナジードリンク45種をリコールした。対象となったのは、高濃度のカフェイン入りエナジードリンクで、5 Hour、Monster、Prime、Red Bullなど一般的によく知られているブランドのほか日本語表示の商品も含まれている。CFIAによるとカナダの食品安全基準を満たしていないという。

 カナダではカフェインの最大含有量はシングル・サービングにつき180mg。カフェインの過剰摂取は、子どもや妊婦、授乳中の人、カフェインに敏感な人に、不眠症や興奮、頭痛など、健康に悪影響を及ぼすとされている。

 さらに問題は、ほとんどの製品がカナダ国内で義務付けられている英語・フランス語両語の成分表示がないこと。つまり、カナダ国内で製造されたもの、もしくはカナダでの販売を目的としたものではなく、第三者によって輸入され、カナダ中の店舗で販売されているものだという。

  CFIAは、同様の製品で基準を満たしているものもあるが、カフェイン含有量が180mgを超える、英仏両語の表示がない、注意を促す文言がないエナジードリンクは摂取しないよう呼びかけている。また、こうした製品を販売したり、流通させた場合、罰金または起訴される場合があると警告している。リコール製品のリストはCFIAのウェブサイトを参照。https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/various-brands-caffeinated-energy-drinks-may-be-unsafe-due-caffeine-content-and

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