メトロバンクーバーに空気質警報発令

 メトロバンクーバー・リージョナルディストリクトは、10月13日に発令した東フレーザーバレーへの空気質警報を継続すると14日発表した。

 チリワック南東部(チリワックレイク付近)、ホープ、ハリソンレイク付近と、アメリカ・ワシントン州で発生した山火事の影響で、PM2.5の濃度が高いためと説明している。また、中央フレーザーバレーとメトロバンクーバーにも発令地域を拡大した。

 さらに、ウエストバンクーバーのサイプレスマウンテン付近で14日に発生したイーグルリッジでの山火事により、メトロバンクーバーはさらに空気質が悪い状態になりつつあると警鐘を鳴らしている。

 メトロバンクーバーを含むブリティッシュ・コロンビア(BC)州南部では、雨が降らない日が続き、今後も晴天が少なくとも数日間は続くと予想されている。そのため「より顕著な天候の変化があるまで、大気の質に変化がない可能性がある」と警報発令がしばらく続くと予測している。

 メトロバンクーバーは、PM2.5の濃度が高い間は、特に呼吸が不快に感じられる場合は屋外での運動を控えるよう注意。また、肺疾患、心臓疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、ぜんそく、糖尿病などの基礎疾患を持つ人、呼吸器感染症の人、妊婦や乳児、子ども、高齢者、屋外労働者(建設や農業従事者など)にも注意するよう呼びかけている。

 「メトロバンクーバー・リージョナルディストリクト」は、21市町村などに地域規模のサービスを共同で計画し、提供する機関。http://www.metrovancouver.org/

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